Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

モバイルから

2005年05月09日 03時37分13秒 | Weblog
 投稿してみる。今日はPTA総会だ。今年度、広報委員になった。以上。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林子良「自告奮勇」(出身:アメリカ 活動:台湾 発行:台湾/香港)

2005年05月09日 02時30分24秒 | CD紹介
 「ABC」を辞書で引くと、「アルファベット」「物事の初歩、入門」などの説明が出る。アメリカ三大ネットワークの一つ、American Broadcasting Companiesの名前も挙がる。だが、中華ポップスの世界には、これ以外の「ABC」がたくさんいる。――American Born Chinese――アメリカ生まれの中国人、中国系アメリカ人のことだ。昨年日本でライブを成功させ、日本語アルバムも発表している王力宏(ワン・リーホン)がその代表だろう。L.A.BoyzというHipHopグループでヒットを飛ばし、ここ数年はソロで活躍している黄立行(スタンリー・ホワン)もそうだ。彼らが音楽活動をするのに、アメリカではなく台湾の北京語市場を選ぶには、どんな理由があるのだろう? 英語世界ではなく、中国語・中国文化の世界でなくてはならない何かがあるのだろうか。
 林子良(ジョニー・リン)は、その歌い方といい作る曲といい、思いっきり今のアメリカのR&B。もし英語で歌っていて顔を知らなかったら、中国系と気づかないかもしれない。POP ASIA48号のインタビューによると、小さいときは教会などで音楽を聴きまくり、自然に音楽を作ることを覚え、正式な音楽教育は特に受けていないとか。「今でも完全には楽譜が読めないんです」と言うほど。歌の半分くらいは、Ah~とかOohとかYeahとか言ってるし、やたら吐息多いし、目一杯声出してるのに囁いてるように聞こえる声だし、、、アメリカ人じゃなかったら、到底歌手になれそうもない(台湾や香港ならまだしも、中国大陸だったら絶対無理)。でも、なぜか聴いてて気持ちいい。口ずさみたくなるフレーズとリズムが繰り返されながら盛り上がって、いい感じに曲に入っていける。
 この「自告奮勇」は2ndアルバム。ほとんど一人で、丁寧にコーラスを重ねて作りこむ音は1stから変わらないが、羅大佑の「海上花」(クラシックな中国歌曲の雰囲気)に挑戦したり、「哈妳Honey」で范逸臣をフィーチャーしたり(この曲では范逸臣もはじけてて面白い)、周杰倫(ジェイ・チョウ)みたいな雰囲気の「偃月武者」が入ったり、バラエティに富んだ構成になった。それはいいんだけど、台湾版にはなぜか1stから5曲もおまけで入っている。これじゃまるで、大陸の海賊版みたい(大陸の海賊版には、新譜の曲に過去のヒット曲を数曲加えてあることが多い)、、、もしかして、海賊版対策の一環? そういえば彼の1stアルバムは、台湾より一足先に大陸で発売したんだった(台湾より先に大陸で発売するのも、タイムラグを利用して稼ぐ海賊版への対策の一つと思われる)。ちなみに香港版は普通に^^;MV2曲を加えたAVCDで出ている。
 彼の曲を聴いていると、彼の中では、北京語で音楽を作る必然性があるんだろうな~と自然に納得できるような気がする。それが何かはわからないけど。
 なお、サイトによって「ジョージ・リン」 と表記されることがあるが、これは間違いだと思われるので、訂正よろしくお願いしま~す。
自告奮勇 @YesAsia.com
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする