語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【宗教】クリスマスとは何時のことか ~新興宗教の土着化~

2014年12月26日 | 神話・民話・伝説
 (1)キリスト教において、「降誕を記念する祭日」。「イエス・キリストの誕生日」ではない。文献上、イエス・キリストの誕生日に係る記録はない(3世紀初頭のアレキサンドリアでは誕生日は5月20日と考えられていた)。

 (2)12月25日を降誕祭とする風習は、遅くとも345年に西方教会で始まった。ミトラ教の冬至の祭を転用したものと推定されている。

 (3)ユダヤ教の暦、ローマ帝国の暦、およびこれらを引き継いだ教会暦の1日は日没から始まり日没に終わる。よって、クリスマスは12月24日の日没から始まり、25日の日没にて終わる。すなわち、24日の昼間は「クリスマス・イヴ」ではなく、24日の日没以降がクリスマス・イヴである。

 (4)カトリックの影響の強いイタリア、ポーランド、フランス、スペインなどでは、クリスマスは12月25日に始まり、1月6日の公現祭(エピファニア)で終わる。

 (5)オランダやドイツの一部地域などでは聖ニコラウスの日(12月6日)に、子ども達はプレゼントをもらう。

 (6)北欧のユール(クリスマスのこと)は、聖ルチア祭(12月13日)から始まる。

 (7)エルサレム総主教庁、ロシア正教会、グルジア正教会、コプト正教会(非カルケドン派教会)はグレゴリウス暦の1月7日(ユリウス暦の12月25日に当たる)に降誕祭を祝う。

 (8)正教会のうち、ギリシャ正教会、ブルガリア正教会などではグレゴリウス暦の12月25日に降誕祭を祝う。

□Wikipedia「クリスマス」
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