よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

マイクロソフトのレクチャー、カルチャー

2005年01月18日 | オープンソース物語
まる一日、マイクロソフトづけだ。

MSキャンパスのなかでも重要スポットの奥の院に関する情報に接するときはNDA(機密保持契約)にサインをしてからだ。でもこうまでして重要情報を提供してくれるMS社の姿勢は素晴しい。機密は守るというセキュリティーもさることながら、顧客でありパートナー対象者(候補者)を大切にするというスタンスがはっきり出ていると思う。

でも機密事項は、NDAにサインした以上、ブログにも詳細は書けないのが残念。

ミュージアムにはMSの歴史をサマライズした展示がある。その中になんとマッキントッシュを発見。その上にはビルゲイツの若いころの写真が。80年代後半、ぼくもマックプラスをコーネル大学で大枚を果たして買いこんで、卒論を書いたものだ。あれから10台のマックを買い継いできている。古い時代のマックには勢い、夢、そして偉大なビジョンがあった。そして、今日、偉大なMSの歴史ディスプレイの一こまに、こじんまりと古いアップルの機種が陳列されている。過去形のマックフリークとては、ちょっと複雑な気持。

PCが誕生してから今日までの変化を遥かに凌ぐ巨大な変化が今後5年以内に起こると予測する評論家は多いが、MSの凄いところは、その変化の姿を具体的なタンジブルな形にして「こうなりますよ」とひとつのバカでかいホールをところ狭しとばかりに縦横無尽に使いまくり、変化のシナリオを描き出しているところだ。MS社から見れば、「このようにすべきだ」という明確な市場開拓、市場リーディングのメッセージなのである。

これには素直に感動した。そしてよく考えてみると素朴に納得もした。MSの過去から現在のヒストリー(history)を雄弁に語り、その次は未来の姿、カルチャーを大胆に描いているのだ。過去、現在、未来を結びつける物語がそこには歴然と、かつ過剰に存在する。

とても勉強になった一日だった。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿