散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20181103ギャラリー巡り

2018年11月03日 16時24分00秒 | ART
本日は市民→SONY→さいとう→スカイホール→書肆吉成→三越→らいらっく→富士フイルム→大通→グランビスタ→道新→SCARTS→柏→紀伊国屋→大丸→近美の16か所。道展と近美の後期展示に時間がかかり、力尽きた。

■札幌市民ギャラリー「第93回道展」。
石垣渉「先へ」:もう風景を超えた、心象風景だ。
大泉力也「硯池法船」:余白を大胆に取った版画作品。
折目桃子「陽光の帰路」:モコモコした家の山。可愛い。

岸本春代「天に還る」:鳥の羽を持つオランウータン。リアリズム派。
斎藤誠「軒下の賑わい」:先日、NHKギャラリーで素敵な風景画を拝見した方。やはり上手さが目立つ。
坂本正太郎「カナカナ」:蝉の金工作品だが、金属板を集めたような台座も素敵。

千代明「WORK No.7 2018」:自然と目が止まる、不思議な技巧派作品。
太子弘和「草の薫風の記憶」:描かれている女性の強い眼が、単なる人物画ではない物語を想像させる。
高橋友芽「繋がる」:木工のテーブル表面にあえて波紋のような文様をつけ、平面を無くしている作品。

野澤桐子「徒然w」:人物の佇まいが素敵。
舩岳紘行「肉を食べる」:ほんわかムードもありながら、生々しい不気味さも感じる。
山本美和「バッカスの夜」:闇に光る葡萄棚の雰囲気。
吉川聡子「ともす灯り」:光と人物を描いて、完成度が実に高い。



■SCARTSモール「ART MARKET WALL」。どこで何をやっているか分かりにくい展示案内の典型と言えよう。
展示をしつつ、購入も可能と言うことらしい。札幌を拠点に活動する人たちの作品があるが、確かに買って良い作品があると思う。私の家には置くスペースがないので、値段表も見なかったが。

■SCARTSモール「ART GARDEN」。
小助川裕康「蕗」:布と鉄で明るいフロアに蕗を出現させた。



森迫暁夫「ヤ凪しだれクマ」:窓にかかる薄い布が見えるだろうか。森を表現するシルクスクリーン作品。



SCARTSスタジオでやっている展示は、11月3日~11日まで公開制作期間ということで、まだ良く分からない。12日以降に、もう一度見に来たい。それからこの施設内の作品紹介パンフレットができており、先日「漆作家の渡邊希さんの作品」と書いたものは、渡邊希「舞-MAI-」という作品名であることが分かった。



■ギャラリー柏「日高理恵子 木を、空を、見る」。樹木を下から見上げたものを描いた作品群。何となく「フラクタル」と言う言葉が頭に浮かんでくるのだが…。見終わって、エレベータに乗ろうとした時に、撮影可能の表示があるのに気がついた。



■北海道立近代美術館「極と巧 京のかがやき」。前期後期で日本画はほとんど入れ替えとなるため、再度行ってきた。
甲斐庄楠音「幻覚」:着物を着た女性がサイケデリック調のダンスを踊っているかのような作品。炎がついたかのような色彩の着物、足の踏み下ろし方、手のねじれ方、すべてが「アブナイ」。これは大きな収穫だった。サイケデリックは大正一桁の日本で生まれたのだったか。

工芸以降は前回と同じ展示だが、それなりにちゃんと見た。


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