散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

本日の締め

2018年07月21日 19時33分43秒 | 飲み歩き・琴似界隈
一日中外出して、さすがにグッタリ。琴似に帰ってきて、居酒屋「D」に飛び込んで、まずは小さいビール。さすがに今日はビールを飲まざるを得まい。通しはさつま揚げと肉を煮たもので、少し濃いめの味で塩分補給だ。


→ビールは金属グラス(燕三条で作ったものだとか)に入っているが、見えない…

いつもの刺身盛り合わせは、イカ、鰯、鰊、しめ鯖、タコ、海老。海老は小さめのホワイトタイガーだそうで、意外としっかりした味がある。光もの3種に、イカも申し分なし。わさびと生姜をそれぞれ試してみる。



飲み物はビールをさっと飲みほして、美丈夫純米吟醸純麗たまラベルだ。もっとすっきりした酒もあるのだろうが、これらの刺身に合わせるとなると、このくらいのしっかりした味わいがいい。



ここで、山芋の梅酢漬けがサービスで出てきた。塩分補給と長芋効果(カリウムとムチンか)で体を癒す。



酒を松の司生酛純米酒に切り替え、小さめだと書いてある鯵の開きをもらおう。





久しぶりに食べる鯵は美味い。北海道ではどうしても鯵より鮭やホッケだからね。背骨以外はすべて食べつくす。

そして最後は豚軟骨煮物だ。軟骨部分のブキブキした歯ごたえと、甘い味がしみ込んだ豚肉がたまらない。途中から七味唐辛子をかけ、味に変化をつけてみる。



ちょうど酒が無くなった所で、マスターから「賞味期限切れのを酒屋から引き取ったんですが、試してみますか?」とポーランドのロムザというビールを飲ませてもらったら、なかなか美味かった。



デザートに棗と胡桃のお菓子を頂き、酒は控えめにしておこう。腹はそれなりに一杯になったし、連日の飲み会でやや疲れ気味なのだ。

 

北海道の夏も、そう長く続くわけではない。


20180721ギャラリー巡り 残り

2018年07月21日 16時30分28秒 | ART
7月20日に北1条写真館→グランビスタの2か所。
本日は、北海道博物館(別項)→新さっぽろ→セラミック(別項)→さいとう→スカイホール→アリアンス→富士フイルム→大通→らいらっく→三越→道新→大丸→紀伊国屋の13か所。

■らいらっく・ぎゃらりい「北海印社篆刻展」。
「北海道駅名の旅」:北海道の難読駅名を篆刻した作品。私はほぼ読めたと思うが、何となく楽しい。こういうのもあるのか。

■道新ギャラリー「本城義雄回顧展『私の手仕事あれこれ』」。本城義雄の絵画、大正館コレクションに、彼の手作り玩具のようなものも展示されている展覧会。
「歌志内市街」:1957年の水彩画。そんなに賑わっているようには見えないが、まだ活気のあったころの歌志内であろうか。
「路地の寺」:これも1957年の油彩画。昔の作品を見ることができて、収穫といえる。

この他、大通美術館「石垣渉 水彩画教室展 蒼の会」では、石垣渉の作品も展示されていたが、丁寧な技法解説がされていたので、水彩をやる人はぜひ見たほうが良いかも。その他、なかなか上手い生徒さんもいたようだ。

さいとうギャラリーは「2018年夏まつり お化け展」ということで、お化けなどにまつわる絵画が多数展示されている。怖いというよりは、楽しい雰囲気だ。

20180721ギャラリー巡り 小旅行のよう(2)

2018年07月21日 14時22分25秒 | ART
再び新さっぽろのバスターミナルに戻り、野幌運動公園行きのバスに乗る。途中で気がついたが、北海道博物館から下ってきた当たりのバス停で乗り換えると、時間とお金のロスが無かったのか。まったく、どっち方向のバスなのか、分かっていなかった。

しかし、昼食は食べたかったし、お金のロスも大したことは無く、江別セラミックアートセンターへと向かう。途中、いろいろな大学とのどかな風景が見え、バスは30分程度の乗車時間。途中でうとうとしてしまった。これはちょっとした小旅行くらいの感じはするね。

セラミックアートセンターでは向かいに食品工場ができるなど、ちょっと様子は変わっているかも。



■江別セラミックアートセンター「東京国立近代美術館工芸館名品展 多彩なる近現代工芸の煌めき」。私は今年、国立近代美術館に行ったのでどうかと思ったが、それほど出品作は重複していなかった。なお、写真撮影は可能だったので、何点かご紹介したい。

十三代今泉今右衛門(善詔)「色鍋島薄墨草花文鉢」:スッキリとした美しい形だ。



藤井達吉「銅切透七宝巻雲紋手箱」:いかにも名工品という感じの技巧が感じられる。



鈴木長吉「十二の鷹」:ああ、何ということか。「十二の鷹」と言いつつ、「所蔵館との協議により、作品保全のため12点のうち1点の展示となりますこと、ご了承ください。」だって…。展覧会リーフレットを見ても、1点のみ展示という気配はあまり感じられないのだがなあ。TVでこの像が紹介されたのを見た人は、がっかりするかも。



展示の様子は普段、北海道の陶芸作品を展示している場所に、2階も加えて、すべてこの展覧会となっていた。



何やら遠足なのか、見学旅行なのか(展覧会を見ている気配はなかった)、多数の親子連れがいて、珍しくにぎやかなセラミックアートセンターであった。



この後、長躯、バスで新さっぽろへ。さらに地下鉄で大通へ。2つの展覧会を見ただけで、もう14時半だ。

急ぎ昼食

2018年07月21日 12時13分43秒 | 食べ歩き
昼食は新さっぽろの回転寿司「H」で手早く済ませて行こう。次のバスまで、あまり時間が無いのだ。

まずは握りたてを食べようと、本まぐろフェアの本まぐろづくし(大トロ、中トロ、赤身、すき身軍艦)でスタート。おっと、いずれもなかなか美味いが、これ4個で食堂の定食値段くらいはするからな。



レーンからすしっ子という安ネタをとる。結構レーンにも皿が載っており、気の弱い私はすべて注文という訳にも行かないのだ。



次は本日のおすすめ、生鯵を注文。鯵はかなりいいが、チューブの生姜が今一つだな。



夏の味覚、カツオたたきを食べる。味付がジュレ状になっており、ま、食べやすいのかな?



バス待ちの時間をじっくり使って選んでいると、それなりに満腹感が押し寄せてきて、締めはかんぴょう巻を注文。これは海苔の食感が今一つだった。また、全体に美味い気もするのだが、酢飯の味付けが濃いね。



気温が高いことから、脱水症状を避けるために酒はやめておいた。


20180721ギャラリー巡り 小旅行のよう(1)

2018年07月21日 10時30分19秒 | ART
本日は8時過ぎに早めの出発。この時点でも少し湿度が高く(雨も少しだけ降っていた)、暑くなる予感はする。



ドニチカキップを最大限活用すべく、まずは新さっぽろへ。そこからバスで北海道博物館へと向かう。高校生も結構乗ってくるため、座席には座れなかった。彼らは途中の高校で降りるのかと思いきや、博物館へ行くようだ。



私、歩くのが早いため、結果的には2番目に展覧会場に入場。

■北海道博物館「松浦武四郎-見る、集める、伝える-」。展示替え情報のみコピーされた紙が置いてあったが、出品目録はなし。残念である。
松浦武四郎「再航蝦夷日誌」:立ち寄った先のスケッチが多くあり、洞爺湖・羊蹄山、様似、小樽の高島おばけ、国後島の泊など、興味深い。
松浦武四郎「書簡」:久しぶりで北海道入りしたので、アイヌ語を忘れていて難儀した、などの面白い話もある。
松浦武四郎「於幾能以志」:地名毎に鮭・鰯などの産物の取れ高が、「多し」「少」などと書いてある。

岩橋英遠「憂北の人」:松浦武四郎を描いたこの作品も出品。
松浦武四郎「蝦夷人酒宴の図」:松浦の描いた掛け軸で、重要文化財。今回はこの他にも松浦武四郎記念館からかなり多くの重要文化財が出品されていた。しかし、ケース幅が1m以上あり、遠目で見づらい。モノキュラーを持って行って良かった。
河鍋暁斎「武四郎涅槃図」:本物は出品されていないのだが、涅槃図に描かれている仏像などが展示されていた。松浦はかなりの古美術コレクターだったようである(展覧会タイトルの「集める」はここに由来するのだろう)。

「東西蝦夷山川地理取調図 26枚組」:名前を見ての通りの、26枚組蝦夷地図。なんと9800ものアイヌ語地名が記録されているということで、特に海岸線はびっしりと地名で埋まっている。
「北蝦夷山川地理取調図 18枚組」:こちらは樺太の地図。南半分はやはり地名でびっしり埋まっている。松浦は6回北海道踏査の旅に来ているということで、やはりすごい人だ。

出品数がかなり多く、最後まで集中力が続かないぐらいの展覧会であった。



外に出ると天気が良くなっていたのは良いが、かなり暑い。一旦、新さっぽろに戻る。