散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

今日もやらかしたよ

2009年03月21日 21時39分25秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
三連休の中日、本日も飲みに出る。まずは平岸に移動して地下鉄駅近くの「M」へ2回目の来店だ。この店は札幌ではまだ数少ない”もつ焼き””もつ刺し”が食べられるのだ。



…ところで札幌の屠畜場がどこにあるのか検索して探してみようと思ったが、検索しただけで複雑な問題があることを認識した。実際、私もってできないもんな、多分…

それはさておき(←おいおい)、まずは黒ホッピーを注文。冷えたジョッキ+焼酎+黒ホッピーという氷を入れないスタイルは、これまた札幌では珍しい(私は初めてだ)。焼き物はハツ、豚バラ、白ホルモンを注文。





モツをほおばり、ジョッキの内側が凍りだすほどのホッピーを飲む。こりゃたまりません。続いてハツ刺しをショウガ醤油で。こちらも全く臭みなどなく、しっかりした歯ざわりとあっさりした味わいのみ。



さらに子袋と鳥皮を焼いてもらい、今日はこの辺で終了。実は今日はもつの仕入れがまだとのことで、品物が全部そろっていなかったのだ。また次回への課題が残ってしまった。そうそう、この店はトイレがとても平成に入って20年も立つとは思えないような感じ(中は水洗)なので、ご注意を。



すすきのに移動してバー「N」へ。ちょうどラッキーなことに昨日Nさんは宮城峡に行き、今朝帰って来たばかりとか。もちろん向こうで購入してきた宮城峡を飲ませてもらう。それもシングルカフェグレーン12年ウッディ&メロウ、カフェグレーン12、シングルカスク25年のテイスティングセットだ(1/3づつにしてもらった)。



12年ものはそれぞれアルコール度数が強いせいか、通常市販されている宮城峡に感じる物足りなさがない。強さと良い甘さが両立している。しかし、しかしである。シングルカスク25年を飲むとすべての印象が吹っ飛んでしまった。何だか味の密度が全然違う感じがする。じっくりと口の中で高密度の味わいをほぐしてみるが、どこまで理解できたものやら…。

今日のつまみには牛タンスモークも登場したが、さらにずんだもちを出してもらった。初めて食べるのだが、もち+枝豆ってどうなのと思っていたのが正直なところである。しかし、豆の歯ざわりが軽く残り、そして味付けがいい。これはなかなか美味しい名物である。


→ずんだもちのキャラはやなせたかし先生。



カクテルに転じ、2杯目はマティーニ。3杯目はアクアビット+フェルネブランカのカクテル。「N」ではやはりアクアビット(オールボー)がもう品切れとのこと。しばらく品切れであったフェルネブランカとの出会いの味だった。次回以降は違う種類のアクアビットでいろいろ試してみることにしよう。

最後にフェルネブランカ+ブランカメンタ+ジン+ライムの苦爽やかなカクテル。今日は私が最初の客だったのだが、いつしか満席に。ちょうど良いかとこの辺で店を出る。今日は明らかに主食を食べていないので、狸小路そばの「I」で、博多ラーメン白丸元味を食べる。麺をやや硬めで注文してみたところ、これが非常に良かった。これまで”バリカタ”とか”粉落とし”というスタイルに疑問を持っていたのだが、試してみても悪くないのかもしれない。



ということで色々な事を知った一日であった。

20090321ギャラリー巡り

2009年03月21日 16時01分51秒 | ART
本日はミヤシタ→テンポラリー→北大総合博物館→ギャラリーエッセ→三越→らいらっく→CAI02の7か所。

■ギャラリーミヤシタ「守分美佳展」。色彩中心の抽象画。色もいいし、表面の質感もいい。これを見て「四色問題」のことを思うのは私だけ?

■北大総合博物館「テエタシンリッ テクルコチ」。えーと、後ろから4文字目の”ク”は小さい”ク”である。多分、アイヌ語の発音に極力忠実に書くとそうなのだろう。サブタイトルに「先人の手あと 北大所蔵アイヌ資料-受けつぐ技-」とあるように、所蔵する資料とそれを複製した作品を並列展示したものだ。制作してみて初めてわかることもあるようで、単にレプリカを作ったのではなく、一つの技術を引き継ぐという思いを込めたものらしい。

展示はこんな感じ。下が資料で、上が現代作家の複製。合わせて製作用の資料も展示されている。



その他に砂澤ビッキを思わせるような木製昆虫もあった(現代の作品)。



その他、博物館には多くの化石などもあるので、お好きな方はぜひ。下の写真は、歌志内の炭鉱で発掘された亀の化石。当時あの辺は海だったのだ。



■ギャラリーエッセ「北川智浩作陶展」。白磁の作品だが、青というか緑というか微妙な色をしていて、なかなか美しい。特に大皿が目に付いた。パーティーなんかで使うと、清潔で華やかな感じがしそうだ。

■らいらっくぎゃらりー「松本早苗展」。以前、近美の「北海道の水彩画」でいい風景画を描くなあと思っていた人の、小さいながらも個展が開かれた。このギャラリー、日祝と開いていないため今日しか見ることができないのだが、来てよかった。”どこが”と具体的に指摘できないのだが、オホーツクの雰囲気を非常によく表した作風だと思う。

■CAI02「触覚的存在/風景」。会場の壁にオープニングパーティの様子を描いたものらしい。その瞬間を描きとめた壁画のような雰囲気だ。酒を飲んでいるようなのに、真面目な顔があまりにも多いのが印象的だ。

20090321最近読んだ本

2009年03月21日 12時32分28秒 | 読書
ブログのテンプレートを変えてみた。カスタムテンプレートを選択すると、ブログページにアクセス数とランキングが出せるからである。しかしいつも不思議に思っているが、こんなのを100人以上の人が読んでいるのか…。

■「ミュータント傑作選」R・シルヴァーバーグ編
液体人間、超進化した蟻、すべてを記憶する人などクラシックなミュータントが大集合。

■「ポオのSF Ⅰ」「同 Ⅱ」E・A・ポオ
現代に生きる私から見ると”亜”科学としか言いようのないサイエンス・フィクション。もちろんそれが悪いわけではなく、1800年代の宇宙論は面白い。もちろん冥王星は発見されていないし、小惑星も8個しか見つかっていないのだ。

■「アトムの子ら」ウィルマー・H・シラス
放射線により突然変異し、常人をはるかに超える能力を身につけた子供たちの話。才能が受け入れられない悩みと、仲間に出会った時のほのぼのした感じが、非常に人間的。

以下、図書館の2冊
■「日米野球裏面史」佐山和夫
ベーブルースとゲーリッグが来日して、沢村栄治と対決したのだけが有名だが、そのほかにも女子野球チーム、ニグロリーグが来日しているのだ。なかなか興味深い本だった。

■「うまくなる! 卓球」佐藤正喜
私、かつて卓球をしており、全日本に出ている人レベルの試合を見たこともあるのだ。一般の人には全然わからないと思うが、私の心に残る卓球名勝負をご紹介しよう。

1.渋谷浩vs楊玉華
日本の誇るカットマン渋谷vs世界選手権ダブルス3位の経歴を持ち、日本に留学してきた楊玉華の対決。確か初めて対戦したのは、インカレの団体戦だったと思う。このときは団体戦の流れもあるせいか、渋谷の勝利。しかしそれ以降、一度も渋谷が勝ったことはないと思う。中国の留学生おそるべし! となる最初の人物が楊玉華であった。

2.渋谷浩vs信田
のちに全日本を制する渋谷と、北海道の誇る天才プレイヤー信田の対決は面白かった。渋谷のカットを表ソフトで楽々とドライブする信田。あまりの凄さに、全然関係のないおばちゃん達が集まってきて、判官びいきもあってか信田に大声援。結局は渋谷が2セット連取して勝ったものの、これは名勝負だった。後に渋谷の父(コーチ)が、「ああ、信田な」と力を認める発言をしていたのも想い出深い。

3.松下・渋谷vs東北福祉大ペア(佐々木? もう一人誰?)
記憶で書いているので、名前が思い出せず申し訳ない。確か全日本学生で、東北福祉大のペアはシングルスでは両者とも1回戦負け。しかしダブルスが奇跡的にかみ合って、バッタバッタと強豪をなぎ倒し決勝に進出。これまた判官びいきで東北福祉大ペアに声援が集まった(結果は松下・渋谷の勝ち)。

東北の学生連盟幹事長が、活躍を喜びながら「おれ、いつになったら帰れるんだろう」とこぼしていたのが印象的だ(関東勢が圧倒的に強いので、東北・北海道はすぐ負けてしまうのが普通なのだ)。

4.渡辺満vs大平
これは確か専修大学の同門対決。後輩ながらドライブのパワーで大平が圧倒するとの予測を、天才というか変態(失礼)、渡辺の卓球が打ち崩した。普通は前陣速効型の渡辺だが、攻撃型同士で対戦しすると大平の勝ちは揺るがないのだろう。誰も試合結果に興味を持っていなかったはずだ。

ところが限りこの試合に限り、渡辺がカットマンに変身。しかも攻撃にカットを混ぜるのではなく、100%カットマン。あっと驚く観客。大平ってカット打ちが苦手なのか? 競りに競ったとはいえ、3対2で渡辺の勝ち。これはいいもの見せてもらいました。