ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

発音

2018-03-16 08:44:10 | 4.ボランティア教師
発音
 彼らの拙い日本語発音を治してあげたいが、専門的に勉強していない我々には、なかなか難しい問題です。

 どこかで、「音声をおしえる」(国際交流基金 日本語教授シリーズ 2)を一度紹介したことが有りますが、「東京外国語大学言語モジュール」の中にも、詳しい説明の有るのを、見つけました。日本語のわかる方は日本語から入ってもらって、「発音」へアクセスしてもらえばよい訳ですが、その中の多言語版を利用しますと、英語、その他の言語を使っての説明が有りますので、どうぞご利用ください。

東京外国語大学言語モジュール
http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/
多言語版
http://www.coelang.tufs.ac.jp/ja/

pronunciation
https://nihongokaiwachikamichi.jimdofree.com/2-pronunciation/

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Flashcard(Quizlet)

2017-04-13 07:04:06 | 4.ボランティア教師
Flashcard(Quizlet)
私のマインド
 このソフトを使って、皆さんに、早くN3に到達していただきたい。
 彼らの知らないアプローチの仕方を提案して行きたい。
 恐らく、彼らは、これを使って、彼らなりに、便利な新しい利用方法を編み出していくものと思います。
 単発ではなく、システマティックに、網羅していきたいと考えます。
 (点や線の攻略で満足するのではなく、すき間をしっかり埋め、面で攻略したい。)

やって見て、上手く行きましたら、ぜひとも、メンバーにお伝えください。

細切れの時間を使って、繰り返し練習していただくためにアレンジしました。
 暫定として、英語話者向けに制作しました。
 英語の部分を学習者の母国語に変更してください。
 (「Google翻訳」を使えば、簡単に、直ぐにできます。)  

オプションの設定の組合せをお考え下さい。
 学習者の学習効果が上がりそうな組合せの設定に調整してください。
 (恐らく、習熟度によって、必要とされる課題がエスカレートしていくでしょう)
 音声(on/off)、音声の速度(ノーマル/スロー)、スタート順(表側/裏側)等の選択が出来ます。

発音の練習とあいうえお。
 唇、舌、喉等の器官を、訓練して、日本語仕様に、近づけてください。
 日本語の発音に近くなりますと、聞き返したり、聞き返されたりする回数が少なくなってきます。

ことば
 会話の中で、例え未熟でも、沢山「言葉」を並べますと、ネイティブには、話したいことが、ほぼ、伝わります。会話が楽しくなります。
 カテゴリー毎に、グループで覚えると、恐らく、一個一個覚えるより、覚え易いと思います。

どうし・けいようし
 身近で、直ぐに必要な言葉、動詞、形容詞を覚えてください。
 上手く、単語を2~4個繋げますと、幼児程度の会話が出来ます。
 語尾の変化ができますと、だんだん日本語らしくなってきます。

短い会話
 2~4語で、出来る会話を選びました。

教室のことば
 教室や学校で、日本語を習う時に、覚えていてもらうと、お互いの進行がスムースになります。
 単語が少なくても、理解ができ、会話が進みます。

かんじ
 最初は、漢字、一個づつ覚えて行く必要が有るでしょう。
 今まで覚えたことばと漢字を結び付けていきます。
 訓読みは、漢字の意味を表しています。
 表意文字と言う理解。

熟語と触れることによって、
 漢字一文字では、幾つもある読み方を覚えるのは覚えにくいので、熟語と一緒に覚えます。
 覚えた漢字を使い回し(熟語に)、目に触れる回数を増やします。
 漢字を使い回すことによって、漢字一文字が持つ意味のイメージが出来てきます。
 熟語により、語彙も増えます。

漢字が、偏や旁のパーツから構成されていることを理解してもらいます。
 偏や旁は、カテゴリー、意味、機能、あるいは、音を表しています。

(つづく)



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フラッシュカード

2017-04-07 06:07:29 | 4.ボランティア教師
フラッシュカードの使い方
 非常に使い易いフラッシュカード制作・運用用のアプリ、ソフトを見つけましたので、ご紹介いたします。

 所詮、日本語習得は、どれだけ、ご自分の時間をそのために割いてくれるかどうかだけです。結局、投入時間の多い、少ないが、その進歩を左右いたします。
 そこで、無駄に過ごしがちな、彼らがお持ちの細切れ時間を、それに充てることが出来ないだろうか、もしかして、使い易ければ、ご自分の短い自由時間を、トレーニングに向けてくれるかもしれないという儚い望みです。

そのアプリは、「Quizlet」と称するもので、PCでもスマホ(iOS, Android)でも、どちらでも、無料で使うこともできます。

利用方法は、
 ①ご自分で、最初からデータを作る
 ②既存のデータを利用させてもらう。
 ③既存のデータに追加修正して、ご自分用にアレンジして使用する

使用方法は、下記をご参照ください。
 フラッシュカード Quizlet の使い方 (パソコンの場合)
  http://q-eng.com/diary/7008

 Quizlet 単語帳(セット)の作成・編集の方法
  http://q-eng.com/diary/6576

 既存のデータを当たって見ますと、英語は勿論ですが、使用対象言語になっていませんが、意外と数多くベトナム語のデータが存在しています。最近ベトナムからの学習者が、沢山来られているようなので、紹介してあげてください。

(追記)
ちょっとしたノウハウ(今後。気が付いたら、書き加えてまいります。)

・先輩が作ったデータを、利用させていただく。
 キーワードを適切に選んで検索しますと、お探しのデータをリストアップしてくれます。もっと拡張して、検索したい場合は、そのデータの作者の名前をクリックしますと、彼の作品をリストアップしてくれます。(大抵の方は、同じようなセンスで、制作したものを沢山お持ちです)
 コピーを指定しますと、あなたの学習セットに、コピーされます。それを、あなたなりに、使用できるようにリフォームすれば、使い易くなります。

・発音は、ひらがなだけの文より、漢字交じり文の方が自然に近い。
 ただし、漢字の読みを間違えることが有るので、確認が必要。( )で囲んだ部分は、発音しません。句読点によって、聞き易い「間」を確保してくれる場合が有ります。
 漢字の読みを間違える場合は、ひらがな表示にし、漢字交じり文は、( )で囲んで、発声させないようにします。

・既に、単語帳などを、Excel等で、お持ちの方は、それらを有効利用します。
新たに、このソフト用に、最初からデータを、お作りになる場合は、全体をまとめて、一度に、一発で、制作できます。
・原稿は、Excel等で、前以て、縦二列に、作っておいて、コピー・ペーストしますと、もう出来上がり。

既存のデータを利用し、リフォームするために、個々に、入力する場合でも、
・いちいち画面入力するのではなく、必要なものをすべて、まとめて準備し、コピー・ペーストし、後で、不必要な部分を削除する方が、能率が上がり、便利です。

・その場合、表側も裏側も、データを、縦一列に並べて置き、上から下まで、全てを、両側に、コピー・ペーストします。・後から、不必要な部分だけを、削除、デリートして、出来上がりです。

Excel利用のテクニックになりますが、
・原稿の縦横の並びの変換は、データの範囲を指定し、「コピー」を選び、変換貼り付けをする位置を指定します。「貼り付け」の中の「形式を選択して貼り付け」を選択し、右下の「行列を入れかえる」を指定しますと、縦横の並びを変換してくれます。もうめちゃくちゃ速いです。





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漢字習得マトメ

2017-01-15 07:47:01 | 4.ボランティア教師

漢字習得マトメ(継続中)
 あちこちバラバラに、記事を書いてきましたので、ここに集約したいと考えます。また、新たに気が付いたことがでてきましたら、ここに、追加掲載します。

(新規)
Google翻訳の利用法
 漢和辞典の代わりに使えることを発見しました。
 私の感想・考え「その91」のGoogle Translate ヘルプの項を参照ください。
  http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/c9503d0a6ec2e393a8d642fc75947eb5


国字
 国字をご参照ください。
  http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/5409fa9c861678efbc533631892833cf



カテゴリー別の漢字表
 集めた資料を読み返していて気が付きました。
「みえこさんのにほんご」と言う教科書の中で、教育漢字配分表の1,2年生当ての漢字を、対象にして、カテゴリー別に、表に示してありました。どなたの考えも同じ、こうすれば覚え易いとと考えます。
 ただ、複数のカテゴリーに表示されている漢字が有りますが、日本語学習者は、大体が大人なので、これも、漢字が複数の意味を持った漢字もあることを理解してもらえると考えますし、更に、熟語も追加表現しますと、漢字の使い回しも覚えられると考えます。

 これらの漢字だけを取り上げて、理解し易くし、徹底して覚えさせるとこは、次のステップの習得を加速させてくれるものと考えます。

漢字学習のためのグループ分け。
前述の記事を参考に、私の試案として、
 グループ3は、小学1,2年生対象、あるいは、JLPTN5,4対象の漢字とし漢字学習の礎とします。
 グループ2は、N3(orN2)合格を目指す人を対象とします。
 グループ1は、N1合格を対象と考えます。

 グループ3は、カテゴリー別に区分できましたが、グループ2になりますと、もう、動詞と区分できない漢字が、やたら、多くて、その区分もあまり意味を成さなくなりそうです。グループ1になりますと、更にそれが、もっとひどくなります。
 しかし、逆に、カテゴリー別で、上記の動詞等の部分を除きますと、それほど数が多くありませんので、語彙を増やして行くときの要領で、カテゴリー別に漢字取得を図ることができると考えます。
 カテゴリー別・グループ別にし、それらの中で熟語を準備しておけば、ご自分で重要度、優先度を考えて、取り組んでくれるものと考えます。

 残された部分は、グループ別に、部首でまとめるか、よく使い回しされる漢字を中心にした熟語を提示できるかどうかに掛かってくると考えます。部首でまとめ、違いを認識するとか、耳にする言葉を漢字にすればこうですよと言うのが分かるように。

 グループ1を目指す方は、その辺にまで進みますと、ご自分の学習方法を確立しているものと考えます。ただ、公的な応対、新聞、テレビラジオのニュース等で、どの程度の頻度で使われているかご存じないので、優先順位をアドバイスできるのではないかと考えます。

 私の心配は、検定試験の問題作成者が、重箱の隅を穿るようなことをするのではないかと言うことです。広く漢字を勉強してくださいということは、それはそれで必要でしょうが、受験者が余りそちらに気を取られないようにして欲しいものです。そういう問題を無視しても、点が取れるようにしてやって欲しい。

 ということで、グループ3の学習者に対して何ができるかと言うことに掛かって来るように思います。
 「漢字の教え方」武部良明著を再度図書館から借りてきました。最初に読んだのは、この学習をはじめて間のない頃でしたので、現在では、もっと、違うことに、気が付くかもしれません。

「準単字体」
 字体が良く似ていて、すなわち、漢字の一部分に、プラス・ワンあるいは、マイナス・ワンされた漢字だそうです。
 よく似ていますので、ある程度進んでから、また元に戻り、ここが違いますよと教えた方が、はっきり残り易いかも知れません。
 直ぐ思いつくのは、水と氷。小と少。大と犬。大と天。斤と斥。川、州、洲。木、本、末、未。日と旧。日、白、自。十、千、干。失と矢。人と入。田、由、甲、申。目、自、貝、見。等々ですが、これから真剣に集めて行きたい。

反意語の対
 動詞、形容詞の反意語を対にして、
 見出し語→ 音読み→ 訓読み(ひらがな語)→ 訓読み(漢字交じり語)→ 熟語と関連して覚えるのはどうだろうか・・・・

  大  だい   おおきい    大きい  大人、大学、大勢、大切、大丈夫、大使館 
  小  しょう  ちいさい    小さい  小人、小学(校)、小鳥、小説、
  多  た    おおい     多い   多数、多分
  少  しょう  すくない    少ない  少数、多少、少年、少女、少少
  新  しん   あたらしい   新しい  新車、新聞、新鮮
  古  こ    ふるい     古い   中古車、古代
  始  し    はじめる    始める  始業、終始、始末、始発
  終  しゅう  おわる     終わる  終業、終点、終電、最終
  貸  か    かす      貸す   貸与、貸家、貸間
  借  しゃく  かりる     借りる  借用、借金

 漢字個々としては、グループ3に含まれていますが、語彙として、グループ2や1に、含まれている熟語もありますので、どう考えるか、ちょっと問題ですが、とにかく、何か取っ掛かりが有りますと、覚えやすいので、覚えられる人は、どんどん覚えてくださいということでよいと考えます。
 なお、個々の漢字や語彙が、どの分類に属するかを知りたい場合は、nihongo-pro.comをご参照ください。

小学生への教え方(ある塾の先生の方法)
 国語の素材研究室
  http://www.rakugakukobo.com/kokugo/kokusozai/kokuso_top.htm

 テスト問題を準備されています。熟語を用いて、漢字を覚えさせようともされています。
 ただし、1・2年生の漢字を核とし、そして、既に書けるものとして進めようとしています。(それは、「橋頭保」を築きなさいということでしょうか。そこは、がむしゃらに覚えなさいとおっしゃっているようです。二字熟語は、効果が有りそうです。配分の編成替えも行っていらっしゃいます)

 漢字テスト問題作成の考え方。
  日常よく使われているもの優先。
  簡単な既習の偏や旁を有した漢字。   【例】「空(1年)」から「穴(6年)」を追加。
  既習の漢字とよく似たものを逆に区別。 【例】「糸(1年)」から「系(6年)」を追加。
  既習の意符・音符で、分かりやすいもの。【例】「適(5年)」から「敵(5年)」と

                                                                         「滴(常用)」「摘(常用)」
  同じ仲間どうしの漢字。          【例】「動物たち」や「体の一部分」
  同義語と反対語のセット。       【例】「開(3年)」から「閉(6年)」
  訓読みが同じで意味が異なるものを区別。【例】「帰る(2年)」から「返る(3年)」や「変る(4年)」
 等々、やはり、随分工夫されているようです。
また、常用漢字の一覧表を見ますと、高学年や上級に配分されていますが、画数が少なかったり、偏や旁に一部になっていたりするものを明示してくれていますので、配分の編成替えを行うときは、利用させてもらおうと考えます。

漢字辞典
 http://kanjitisiki.com/
 部首や画数から考える時、整理してくれていますので使いやすそうです。


過去のブログ記事
 漢字の学習 その1,2,3
  http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/e0a41d840afe0928278d703ef1727224
  http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/8b9ef44206cc1050abb18a6031228a1e
  http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/6213431d9ef5f1cc5b2e20540541a64d

 またまた漢字の学習
  http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/a0cdbc46ca95958e6a99a58a581272fd

新たに・・・・・・・
文法・文型の学習と漢字の学習
 文法・文型の学習は、理解と記憶で、特に理解の部分で我々指導者の教え方に掛かってきまして、我々の努力する範囲が有りますが、漢字の学習には、もっぱらご本人の記憶だけが要求され、我々の出る幕はほとんどありません。学習者が頑張るしか解決方法がないわけです。ということで、文法・文型の学習とは、別の学習方法が要求されていると考えます。

漢字の分解
 前掲の記事で、私が言いますエレメントについてマトメを行おうとしましたが、考えがまとまりませんし、たとえ、まとまったにしても、私には表現する能力がありませんので、先達のネットの記事を紹介します。

 そもそも、漢字は、象形(or指示)文字から出来ているのですよ。物の事象から文字になって行く大体の流れを把握してください。そしてそれ以上分解できない文字は、パーツ(部品)と呼ばれたりします。漢字は、そうしてできたものが、単独で使われたり、偏と旁になったり、意符と音符なったりして、複数寄せ集めて、一つのものとして使われたりします。あるいは、部首と呼ばれるものになったりします。と言うことを知ってもらわなければなりません・・・・・・・

 それらが理解できたうえで・・・・・
 パーツや部首については、下記をご参照ください。
You Tubeより
 Japanese Kanji Radicals 漢字部首の入門
  https://www.youtube.com/watch?v=iqs4sl1v7eo
 Japanese Kanji Radicals 1-60
  https://www.youtube.com/watch?v=A7jUh0_6luU
 Japanese Kanji Radicals 61-120
  https://www.youtube.com/watch?v=Blkxfo0XdSA
 Japanese Kanji Radicals 121-180
  https://www.youtube.com/watch?v=jMv3EB9B8Ms

 Kanji Radicals
  https://www.youtube.com/watch?v=fAbxYWzmEj8&list=PLeaYOrQRBCdgLQIQcouxdhy0QwpH1N29x



寺子屋さんのサイトより
 漢字再入門
  http://terakoyadesu.com/kanji-inclusion/index.html
 The first step in learning Japanese
  http://terakoyadesu.com/japanese-basics/index.html

 英語話者の方は、James W. Heisigさんの下記の本を参考にされているようです。11課120ページまでは、無償のPDFで提供されています。
 Remembering the Kanji
  https://nirc.nanzan-u.ac.jp/en/files/2012/12/RK-1-6th-edition-sample.pdf

小学校の学年別の漢字リストやJLPTレベル別の漢字リストは、下記に有ります。
 JLPTレベル別漢字(及び、学年別、漢検別、画数別、部首別漢字)
  https://www.nihongo-pro.com/jp/kanji-pal/list/jlpt
 学年別配当漢字(小学校、含:中学校)
  http://www.mori7.net/musi/ruby.php
 「漢字集」(教育漢字を使った熟語集)
  http://www.mori7.net/mine/kj.pdf

検定向け漢字の学習法
 JLPTのレベル別配当表では、N5で80字、N4で167字(計:247字)、N3で370字(計:617字)、N2で368字(計:985字)そして、N1で1,235字(計:2,220字)だそうです。
 就職時の便宜を考えた検定のレベルは、N3合格でしょうし、また、留学や実務で日本語を使う場合は、N1合格だと推測します。従いまして、二つのグループに分けて物事を考えてはいかがと考えます。

区分の編成替えを行う
 初級のグループに出てくる漢字を構成するエレメント、ユニットやパーツは、分類が中上級にあっても、先に学習させる。

グループ分けを行う。
 象形文字から漢字への流れが理解でき、漢字教育がある程度進んでから、いろいろなグループ分けをして、グループごとに覚えられるように資料を準備する。

 部首によるグループ分け、いろいろなカテゴリー別(動物、植物、食物、色、品詞、同意語、反意語etc.)
 恐らく学習者は、普通の習い方では、まとめて覚えることはなく、ランダムに覚えさせられてしまうでしょう。それでは、興味も覚えず、単なる重荷にしか思えません。中にはグループ分けをしておきますと、それらに、興味をおぼえる学習者が出てくると思いますし、気の利いた人は、それらをご自分で、どんどん、発展させて行くでしょう。更に進むと、「漢字オタク」が出来上がります。

 一旦、初級で、そういったグループ分けをしますと、中上級になれば、記憶すべき漢字さえがわかれば、学習者ご自身で、グループ分けができるでしょうし、また、ご自身が憶えやすいグループ分けを見つけるかもしれません。

熟語による漢字の学習
 レベル別の漢字表を一目見て、うんざりしました。
 画数で並べてあるわけでもなく、単なる記号の羅列でしかありません。これでは学習意欲を失いますし、これを覚えるとなりますと、ほぼ拷問に近いですね。

 漢字一つ一つは意味を持っていて、その意味は、訓読みで分る筈なのですが、全く興味が湧いてまいりません。しかし、これを熟語にしますと、俄然、見方が、変わってまいります。具体性を付与されて、ぼやっと見えていた漢字が、生き生きしてきます。(試しに、上記の「漢字集」をご覧ください。)

 これはネイティブだけの感覚でしょうか。確かに、最初一度は、丁寧にしっかり覚えなければなりませんが、一度その過程を経ますと、ぼんやりではありますが、少しは、頭の中に残っているのではないでしょうか。熟語になって、具体的な意味を持ってきますと、頭の捉え方が変わってくるように感じます。
 重ねてお勧めします。「漢字集」をご覧ください。これを唱えますと、N3を通り越してN2までも克服できます。
 シスク・野口さんの熟語の成り立ちを参考にし、「熟語」と「成り立ち」のところを行ったり来たりしますと、更に、頭に定着しやすいのではないでしょうか。

「漢字集」に倣って、必要な漢字を熟語にし、さらにそれをグループ分けに出来れば、きっと漢字の習得は加速すると信じます。

 なお中国人の留学生に、「日本語の漢字」の学習で困ったことは何ですかと質問しましたら、漢字の意味は理解できるが、読み方がいろいろあって難しいとのことでした。
 やはりこの問題も、「漢字集」を使って、先ずは、使用頻度の高い熟語を一通り覚えてしまうことではないでしょうか。次に、焦点の漢字を、前後に使った熟語を収集し、グループで記憶する方法はどうでしょうか。収集するのに時間が掛かりそうですが、一旦マトメができますと、訓練しやすくなると考えます。

 漢字が書けるかどうかの問題が有ります。試験には、書けないと困りますが、安心してください。通常の社会生活では、皆さん意識はしていますが、書けない人がたくさんいます。特にワープロの発達によって、それが加速しています。
 しかし、たとえ、書けなくても、読める漢字は沢山あります。また、正しい漢字か間違っているかも直ぐ分かります。
 まだ読む方が簡単であり、社会生活では、読めることの必要性が高いからでしょうか。
 ここは割り切って、熟語を読む方に専念してください。読むことができ、意味も分かりますと、「音符」と言うことから、パーツとして覚えた旁が思いつくかもしれません。と言うように、脳はじっとしていないで、きっと、一生懸命働いてくれます。

 いずれにしても、「橋頭堡を築く」と言う考え方が必要ではないかと考えます。やみくもに、端っこからしらみつぶしにやっていくというよりは、先ずは、なんとか橋頭堡を築き、それを演繹して、範囲を広げていく方が、やる気も途切れることなく、実用的でもあるのではないでしょうか。

タレントの「パックン」氏は、どういう時間の掛け方をしたのか分かりませんが、日本において、ゼロから2年間の独学で、1級に合格したそうです。彼は、米国の一流の大学を卒業した人なので、一般の我々に当てはまるかどうかわかりませんが、例えば、100漢字を憶えますと、つぎの100は、随分早くなり、どんどん加速していったと述べています。
 これは「先ず橋頭堡を築きなさい。そうすれば、漢字は覚えやすくなりますよ」と言っているのではないでしょうか。正しいとしますと、とに角、N5,N4の漢字と、パーツとして、偏や旁に含まれている漢字を、脳にしっかり詰め込むことが、肝要なようです。







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動詞フォーム

2016-12-08 06:20:50 | 4.ボランティア教師
動詞フォーム
 また、また、続きまして、動詞フォームを提案します。






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動詞文

2016-12-04 18:06:38 | 4.ボランティア教師
動詞文
 続きまして、動詞文用の口癖用フォームを提案します。
























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名詞文・形容詞文

2016-12-03 05:11:34 | 4.ボランティア教師
名詞文・形容詞文

 口癖用フォームを提案します。






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助詞3

2016-11-30 07:25:13 | 4.ボランティア教師
助詞3
 お話ばかりでは、私らしくありませんので、ネット上の誤用分析から、主に「が」と「を」、「を」と「に」、「に」と「で」を参考に、動詞を取り上げ、用例を作ってみました。
多少の不具合、法則通りにはいかない部分が有ります。残念ながら、どうしても例外はつきものです、ご容赦ください。





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助詞2

2016-11-29 14:30:44 | 4.ボランティア教師
助詞2
 前述と同じように考えていらっしゃる研究者がいました。今後最終結果がアップロードされるかどうかわかりません。しかし、現場での実用上は問題ないと考えますので、利用させていただきます。
 下段の表だけでは、初心者には良く分からないと思いますが、上段のように用例を示しますとすぐわかると思います。従いまして、下段の表を参考に、指導者が、動詞を選び、上段のように、実例を提示してあげれば、自信をもってすぐ運用出来ると考えます。




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助詞1

2016-11-27 14:51:59 | 4.ボランティア教師

 助詞について、その使い方の易しくて、分かりやすい方法はないかと考えますが、なかなか難しい。
 例えば、同じ品詞であっても、機能が違うもの、同じ語(音)であっても、品詞(役目)の異なるもの、同じ機能であっても程度の異なるもの等々が入り乱れています。
 我々ネイティブは、全く意識せずに使用していますが、その組み合わせ等、延べで数えますと、随分な数になると思いますが、それを瞬時に使い分けているのですね。

 学習者は、なるべく理解しやすいように何らかのグループ分けをしたり、法則を見つけたりしてアプローチしようとしていますが、我々が知っていても、特にそれが必要な初級クラスの方には、なかなかうまく説明が出来ません。中・上級あたりになりますと、表にまとめれば、頭の整理もでき、迷ったとき参照出来たりもします。
 日本語は膠着語なので、助詞を使いますと、殆ど語順が無視できます。語順でその機能を果たす孤立語系の言語を母語とされる方は、どんな感じを持たれているのでしょうか。我々には、全くそのあたりを感じ取ることが出来ませんので、解決方法を見つけるのも難しくなります。

 ネット上の論文等を当たってみましたが、「これ!!」と言う解決方法は見つかりません。一般的には、母語を引きずっていると言われていますが、一対一の場合は、そういうアプローチの仕方が出来ますが、数ヵ国語の方の相手をする場合は、そうは、参りません。どの学習者も、初期段階で犯しそうな誤用を対象にして進めていかなければなりません。
 現象として、格助詞で、誤用が多いのは、「」で、「」と「」、「」と「」、「」と「」と言う対だそうです。誤用正用で、示しますと、多い順に、
  ヲ→ガ
  二→デ
  ガ→ヲ
  二→ヲ
  デ→二
  ヲ→二
だそうです。

 コロケーションと言う現象の話が有りました。言葉には結びつき易い言葉や、逆に限られた繋がり方しかない言葉があるそうなので、やはり、大変かしれませんが、短い用例を準備してあげて、それを覚えてもらうのが、あれこれ考えるより一番の近道かも知れません。
上記の中で、頻繁に起こる誤用例として、「に」と「で」が有りますが、動詞「行く」を取り上げますと、「~に行く」なら場所であり、「~で行く」といえば、手段(乗り物)に、ほとんどが、集約されてしまいます。「会う」であれば、「~で、~に会う」としますと、「(場所)で、(誰か)に会う」となります。
初心者には、会話において頻度の高い用言を、助詞も一緒に、口癖にすれば、まだ身に付けやすいのではないでしょうか。
「行く!!」。
「どこ」、「だれ」、「なに」、「なにし」「(なにしに)どこ」、「どこから」「どこ通って」・・・・・・

以下に、日本語教育の参考書や国文法の参考書からピックアップしたものを表示します。









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