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日本語の教師2
繰り返しになりますが、このブログを始めたのは、日本語教師養成講座を受講した時、『何か可怪しい日本語教育シラバス』と感じたのがそのきっかけでした。私が希望します、お金をかけずに短期間で普通に使える日本語会話習得のための教え方ではありませんでした。『もっと違う教え方が有る筈』ということで、今まで取り組んでまいりました。
教師の能力試験に失敗したから言うのではありませんが、エリート留学生を教えるには必要でしょうが、こんな重箱の隅を突っつくような問題ばかり勉強しても、一般人向けのお金をかけずに短期間で会話を習得を助ける教え方ができる筈がない。というのが私の感想です。専門家である庵先生さえ、そういう方面の研究発表もなければ、研究者もいないとおっしゃって、最近、ご自分がそちらの方の本を出されています。入門者に直説法で教えても分かる筈がありません。幼児レベルの会話に達するまでは、ローカルの日本語教師に教わる方が適切です。国は、彼らが来日しても困らないように、現地で、入門日本語を教えるローカルの日本語教師育成を助けるべきです。
現場の先生から聞いた話で、能力試験にパスした新米の先生から教え方がわからないと相談を受けたことが有ったそうです。
私からしますと、これらは、役人、役人崩れ、役人もどきの仕業です。一旦ルールが出来ますと、もう、金科玉条のごとく、何ら、疑問を抱くことがなく、それで進めるのです。その先にゴールがないことがわかっていてもです。(そろばんが電卓に変わっても気が付かないというような現象です。そろばんを馬鹿にしているわけでありません。行き止まりがわかっていても方向変換が出来ないということを指します。)エンジニア崩れの私は、習性で、観察から入って参ります。須らく、観察が先で、何か法則がないかと探し、ルール、法則が後です。更に、観察を続け、改善されていくというのが技術世界の正しいストーリーです。
巷では、未だに、私が30年前海外に赴任した頃の方法で教えています。当時、電卓風の翻訳機が有りましたが、会話では全く使い物になりませんでした。10年ほど前には、スマートフォンが辞書を扱うようになりました。ミャンマーへ行ったとき、若者がほとんどすべてスマホを持っていることがわかりました。うまく教材をネット上に準備すれば、いながらにして、母国、母国語で学習できると、教材づくりに励みました。最近では、合成音声出力で、ネイティブなみの発音をしてくれるようになりました。(日本語はその対象になっています。)また、スマホの音声入力、翻訳能力も向上し、スマホを前に、発音しますと、音声付きで、正しく翻訳してくれます。学習した外国語で話しかけますと、発音が正しければ、正しく母語に翻訳してくれますので、ご自分の発音の出来栄えを評価してもらえます。どうしたらネイティブに正しく聞き取ってもらえるかということで、池谷博士のカタカナ英語という便法の紹介も有りました。
つい最近、リオ小池さんの『連続して繰返し繰返し聞くと、速い英語がゆっくり聞こえるよ(仮説)』というアドバイスが有りました。これらをつなぎ合わせますと、最初から最後まで入門会話学習のストーリーが出来上がります。
話したいセンテンスを母語で翻訳機に話しかけ、出力された目的の言語のセンテンスを連続して繰り返し聞き、ゆっくり聞こえ、うまく聞き取れた時点で、そのセンテンスを聞こえたままに目的言語で翻訳機に話しかけます。ネイティブに、うまく聞き取ってもらえるかどうかは翻訳機が判断してくれます。成功すれば、繰り返し訓練し、スムースに実行出来るように、発声器官や脳の働きを目的言語仕様に定着させるプロセスに移行します。これでストーリーが完結します。現行の日本語教育シラバスは、それからです。その後は、短期間で、洗練されていくでしょう。
現場等の実務に使う会話は、幼児レベルの会話力と多少の専門用語があれば、(最低レベルですが)十分です。 私なりに集めた情報を下記に示します。