ミャンマー文字マトリックスを作ってみました。
ミャンマー語には例外が沢山ありますので、規則通りには参りませんが、ある程度、推測で中身を埋めることが出来ますし、初歩のトレーニングには使用できると考えます。現在、この表を手に持って、単語帳と格闘中です。
近道を、模索中ですので、正確さに欠けるところがあると思いますがご容赦ください。縦軸-横軸から、ミャンマー文字が示す「音」を探すのは、随分手間が省けると考えます。
漢字習得マトメ(継続中)
あちこちバラバラに、記事を書いてきましたので、ここに集約したいと考えます。また、新たに気が付いたことがでてきましたら、ここに、追加掲載します。
(新規)
Google翻訳の利用法
漢和辞典の代わりに使えることを発見しました。
私の感想・考え「その91」のGoogle Translate ヘルプの項を参照ください。
http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/c9503d0a6ec2e393a8d642fc75947eb5
国字
国字をご参照ください。
http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/5409fa9c861678efbc533631892833cf
カテゴリー別の漢字表
集めた資料を読み返していて気が付きました。
「みえこさんのにほんご」と言う教科書の中で、教育漢字配分表の1,2年生当ての漢字を、対象にして、カテゴリー別に、表に示してありました。どなたの考えも同じ、こうすれば覚え易いとと考えます。
ただ、複数のカテゴリーに表示されている漢字が有りますが、日本語学習者は、大体が大人なので、これも、漢字が複数の意味を持った漢字もあることを理解してもらえると考えますし、更に、熟語も追加表現しますと、漢字の使い回しも覚えられると考えます。
これらの漢字だけを取り上げて、理解し易くし、徹底して覚えさせるとこは、次のステップの習得を加速させてくれるものと考えます。
漢字学習のためのグループ分け。
前述の記事を参考に、私の試案として、
グループ3は、小学1,2年生対象、あるいは、JLPTN5,4対象の漢字とし漢字学習の礎とします。
グループ2は、N3(orN2)合格を目指す人を対象とします。
グループ1は、N1合格を対象と考えます。
グループ3は、カテゴリー別に区分できましたが、グループ2になりますと、もう、動詞と区分できない漢字が、やたら、多くて、その区分もあまり意味を成さなくなりそうです。グループ1になりますと、更にそれが、もっとひどくなります。
しかし、逆に、カテゴリー別で、上記の動詞等の部分を除きますと、それほど数が多くありませんので、語彙を増やして行くときの要領で、カテゴリー別に漢字取得を図ることができると考えます。
カテゴリー別・グループ別にし、それらの中で熟語を準備しておけば、ご自分で重要度、優先度を考えて、取り組んでくれるものと考えます。
残された部分は、グループ別に、部首でまとめるか、よく使い回しされる漢字を中心にした熟語を提示できるかどうかに掛かってくると考えます。部首でまとめ、違いを認識するとか、耳にする言葉を漢字にすればこうですよと言うのが分かるように。
グループ1を目指す方は、その辺にまで進みますと、ご自分の学習方法を確立しているものと考えます。ただ、公的な応対、新聞、テレビラジオのニュース等で、どの程度の頻度で使われているかご存じないので、優先順位をアドバイスできるのではないかと考えます。
私の心配は、検定試験の問題作成者が、重箱の隅を穿るようなことをするのではないかと言うことです。広く漢字を勉強してくださいということは、それはそれで必要でしょうが、受験者が余りそちらに気を取られないようにして欲しいものです。そういう問題を無視しても、点が取れるようにしてやって欲しい。
ということで、グループ3の学習者に対して何ができるかと言うことに掛かって来るように思います。
「漢字の教え方」武部良明著を再度図書館から借りてきました。最初に読んだのは、この学習をはじめて間のない頃でしたので、現在では、もっと、違うことに、気が付くかもしれません。
「準単字体」
字体が良く似ていて、すなわち、漢字の一部分に、プラス・ワンあるいは、マイナス・ワンされた漢字だそうです。
よく似ていますので、ある程度進んでから、また元に戻り、ここが違いますよと教えた方が、はっきり残り易いかも知れません。
直ぐ思いつくのは、水と氷。小と少。大と犬。大と天。斤と斥。川、州、洲。木、本、末、未。日と旧。日、白、自。十、千、干。失と矢。人と入。田、由、甲、申。目、自、貝、見。等々ですが、これから真剣に集めて行きたい。
反意語の対
動詞、形容詞の反意語を対にして、
見出し語→ 音読み→ 訓読み(ひらがな語)→ 訓読み(漢字交じり語)→ 熟語と関連して覚えるのはどうだろうか・・・・
大 だい おおきい 大きい 大人、大学、大勢、大切、大丈夫、大使館
小 しょう ちいさい 小さい 小人、小学(校)、小鳥、小説、
多 た おおい 多い 多数、多分
少 しょう すくない 少ない 少数、多少、少年、少女、少少
新 しん あたらしい 新しい 新車、新聞、新鮮
古 こ ふるい 古い 中古車、古代
始 し はじめる 始める 始業、終始、始末、始発
終 しゅう おわる 終わる 終業、終点、終電、最終
貸 か かす 貸す 貸与、貸家、貸間
借 しゃく かりる 借りる 借用、借金
漢字個々としては、グループ3に含まれていますが、語彙として、グループ2や1に、含まれている熟語もありますので、どう考えるか、ちょっと問題ですが、とにかく、何か取っ掛かりが有りますと、覚えやすいので、覚えられる人は、どんどん覚えてくださいということでよいと考えます。
なお、個々の漢字や語彙が、どの分類に属するかを知りたい場合は、nihongo-pro.comをご参照ください。
小学生への教え方(ある塾の先生の方法)
国語の素材研究室
http://www.rakugakukobo.com/kokugo/kokusozai/kokuso_top.htm
テスト問題を準備されています。熟語を用いて、漢字を覚えさせようともされています。
ただし、1・2年生の漢字を核とし、そして、既に書けるものとして進めようとしています。(それは、「橋頭保」を築きなさいということでしょうか。そこは、がむしゃらに覚えなさいとおっしゃっているようです。二字熟語は、効果が有りそうです。配分の編成替えも行っていらっしゃいます)
漢字テスト問題作成の考え方。
日常よく使われているもの優先。
簡単な既習の偏や旁を有した漢字。 【例】「空(1年)」から「穴(6年)」を追加。
既習の漢字とよく似たものを逆に区別。 【例】「糸(1年)」から「系(6年)」を追加。
既習の意符・音符で、分かりやすいもの。【例】「適(5年)」から「敵(5年)」と
「滴(常用)」「摘(常用)」
同じ仲間どうしの漢字。 【例】「動物たち」や「体の一部分」
同義語と反対語のセット。 【例】「開(3年)」から「閉(6年)」
訓読みが同じで意味が異なるものを区別。【例】「帰る(2年)」から「返る(3年)」や「変る(4年)」
等々、やはり、随分工夫されているようです。
また、常用漢字の一覧表を見ますと、高学年や上級に配分されていますが、画数が少なかったり、偏や旁に一部になっていたりするものを明示してくれていますので、配分の編成替えを行うときは、利用させてもらおうと考えます。
漢字辞典
http://kanjitisiki.com/
部首や画数から考える時、整理してくれていますので使いやすそうです。
過去のブログ記事
漢字の学習 その1,2,3
http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/e0a41d840afe0928278d703ef1727224
http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/8b9ef44206cc1050abb18a6031228a1e
http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/6213431d9ef5f1cc5b2e20540541a64d
またまた漢字の学習
http://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/a0cdbc46ca95958e6a99a58a581272fd
新たに・・・・・・・
文法・文型の学習と漢字の学習
文法・文型の学習は、理解と記憶で、特に理解の部分で我々指導者の教え方に掛かってきまして、我々の努力する範囲が有りますが、漢字の学習には、もっぱらご本人の記憶だけが要求され、我々の出る幕はほとんどありません。学習者が頑張るしか解決方法がないわけです。ということで、文法・文型の学習とは、別の学習方法が要求されていると考えます。
漢字の分解
前掲の記事で、私が言いますエレメントについてマトメを行おうとしましたが、考えがまとまりませんし、たとえ、まとまったにしても、私には表現する能力がありませんので、先達のネットの記事を紹介します。
そもそも、漢字は、象形(or指示)文字から出来ているのですよ。物の事象から文字になって行く大体の流れを把握してください。そしてそれ以上分解できない文字は、パーツ(部品)と呼ばれたりします。漢字は、そうしてできたものが、単独で使われたり、偏と旁になったり、意符と音符なったりして、複数寄せ集めて、一つのものとして使われたりします。あるいは、部首と呼ばれるものになったりします。と言うことを知ってもらわなければなりません・・・・・・・
それらが理解できたうえで・・・・・
パーツや部首については、下記をご参照ください。
You Tubeより
Japanese Kanji Radicals 漢字部首の入門
https://www.youtube.com/watch?v=iqs4sl1v7eo
Japanese Kanji Radicals 1-60
https://www.youtube.com/watch?v=A7jUh0_6luU
Japanese Kanji Radicals 61-120
https://www.youtube.com/watch?v=Blkxfo0XdSA
Japanese Kanji Radicals 121-180
https://www.youtube.com/watch?v=jMv3EB9B8Ms
Kanji Radicals
https://www.youtube.com/watch?v=fAbxYWzmEj8&list=PLeaYOrQRBCdgLQIQcouxdhy0QwpH1N29x
寺子屋さんのサイトより
漢字再入門
http://terakoyadesu.com/kanji-inclusion/index.html
The first step in learning Japanese
http://terakoyadesu.com/japanese-basics/index.html
英語話者の方は、James W. Heisigさんの下記の本を参考にされているようです。11課120ページまでは、無償のPDFで提供されています。
Remembering the Kanji
https://nirc.nanzan-u.ac.jp/en/files/2012/12/RK-1-6th-edition-sample.pdf
小学校の学年別の漢字リストやJLPTレベル別の漢字リストは、下記に有ります。
JLPTレベル別漢字(及び、学年別、漢検別、画数別、部首別漢字)
https://www.nihongo-pro.com/jp/kanji-pal/list/jlpt
学年別配当漢字(小学校、含:中学校)
http://www.mori7.net/musi/ruby.php
「漢字集」(教育漢字を使った熟語集)
http://www.mori7.net/mine/kj.pdf
検定向け漢字の学習法
JLPTのレベル別配当表では、N5で80字、N4で167字(計:247字)、N3で370字(計:617字)、N2で368字(計:985字)そして、N1で1,235字(計:2,220字)だそうです。
就職時の便宜を考えた検定のレベルは、N3合格でしょうし、また、留学や実務で日本語を使う場合は、N1合格だと推測します。従いまして、二つのグループに分けて物事を考えてはいかがと考えます。
区分の編成替えを行う
初級のグループに出てくる漢字を構成するエレメント、ユニットやパーツは、分類が中上級にあっても、先に学習させる。
グループ分けを行う。
象形文字から漢字への流れが理解でき、漢字教育がある程度進んでから、いろいろなグループ分けをして、グループごとに覚えられるように資料を準備する。
部首によるグループ分け、いろいろなカテゴリー別(動物、植物、食物、色、品詞、同意語、反意語etc.)
恐らく学習者は、普通の習い方では、まとめて覚えることはなく、ランダムに覚えさせられてしまうでしょう。それでは、興味も覚えず、単なる重荷にしか思えません。中にはグループ分けをしておきますと、それらに、興味をおぼえる学習者が出てくると思いますし、気の利いた人は、それらをご自分で、どんどん、発展させて行くでしょう。更に進むと、「漢字オタク」が出来上がります。
一旦、初級で、そういったグループ分けをしますと、中上級になれば、記憶すべき漢字さえがわかれば、学習者ご自身で、グループ分けができるでしょうし、また、ご自身が憶えやすいグループ分けを見つけるかもしれません。
熟語による漢字の学習
レベル別の漢字表を一目見て、うんざりしました。
画数で並べてあるわけでもなく、単なる記号の羅列でしかありません。これでは学習意欲を失いますし、これを覚えるとなりますと、ほぼ拷問に近いですね。
漢字一つ一つは意味を持っていて、その意味は、訓読みで分る筈なのですが、全く興味が湧いてまいりません。しかし、これを熟語にしますと、俄然、見方が、変わってまいります。具体性を付与されて、ぼやっと見えていた漢字が、生き生きしてきます。(試しに、上記の「漢字集」をご覧ください。)
これはネイティブだけの感覚でしょうか。確かに、最初一度は、丁寧にしっかり覚えなければなりませんが、一度その過程を経ますと、ぼんやりではありますが、少しは、頭の中に残っているのではないでしょうか。熟語になって、具体的な意味を持ってきますと、頭の捉え方が変わってくるように感じます。
重ねてお勧めします。「漢字集」をご覧ください。これを唱えますと、N3を通り越してN2までも克服できます。
シスク・野口さんの熟語の成り立ちを参考にし、「熟語」と「成り立ち」のところを行ったり来たりしますと、更に、頭に定着しやすいのではないでしょうか。
「漢字集」に倣って、必要な漢字を熟語にし、さらにそれをグループ分けに出来れば、きっと漢字の習得は加速すると信じます。
なお中国人の留学生に、「日本語の漢字」の学習で困ったことは何ですかと質問しましたら、漢字の意味は理解できるが、読み方がいろいろあって難しいとのことでした。
やはりこの問題も、「漢字集」を使って、先ずは、使用頻度の高い熟語を一通り覚えてしまうことではないでしょうか。次に、焦点の漢字を、前後に使った熟語を収集し、グループで記憶する方法はどうでしょうか。収集するのに時間が掛かりそうですが、一旦マトメができますと、訓練しやすくなると考えます。
漢字が書けるかどうかの問題が有ります。試験には、書けないと困りますが、安心してください。通常の社会生活では、皆さん意識はしていますが、書けない人がたくさんいます。特にワープロの発達によって、それが加速しています。
しかし、たとえ、書けなくても、読める漢字は沢山あります。また、正しい漢字か間違っているかも直ぐ分かります。
まだ読む方が簡単であり、社会生活では、読めることの必要性が高いからでしょうか。
ここは割り切って、熟語を読む方に専念してください。読むことができ、意味も分かりますと、「音符」と言うことから、パーツとして覚えた旁が思いつくかもしれません。と言うように、脳はじっとしていないで、きっと、一生懸命働いてくれます。
いずれにしても、「橋頭堡を築く」と言う考え方が必要ではないかと考えます。やみくもに、端っこからしらみつぶしにやっていくというよりは、先ずは、なんとか橋頭堡を築き、それを演繹して、範囲を広げていく方が、やる気も途切れることなく、実用的でもあるのではないでしょうか。
タレントの「パックン」氏は、どういう時間の掛け方をしたのか分かりませんが、日本において、ゼロから2年間の独学で、1級に合格したそうです。彼は、米国の一流の大学を卒業した人なので、一般の我々に当てはまるかどうかわかりませんが、例えば、100漢字を憶えますと、つぎの100は、随分早くなり、どんどん加速していったと述べています。
これは「先ず橋頭堡を築きなさい。そうすれば、漢字は覚えやすくなりますよ」と言っているのではないでしょうか。正しいとしますと、とに角、N5,N4の漢字と、パーツとして、偏や旁に含まれている漢字を、脳にしっかり詰め込むことが、肝要なようです。
単語集
ネット検索を続けていて、「単語集」(発音はカタカナ表示ですが)のサイトとそのサイトが教えてくれる「日緬オンライン辞書」が見つかりました。
ミャンマー語では、新しい概念に対して、余り新造語を当てるようなことをせず、大和言葉のような古くから使っている言葉を繋ぎ合わせて、使いまわしているようなので、キーになる言葉を把握すれば、芋づる式に類似語を捕まえることができるのではないかと思っていましたところ、やはり、そういうアプローチの仕方で、グループにまとめておられます。
単語集は、日本語とカタカナ発音のミャンマー語が対になっています。日本人が大まかに把握しやすいようにとお考えで、細かな所、正確な所は、現場で、トライアルアンドエラーで、ソフィスティケイトしてくださいというようなお考えです。2,500語ほど有ります。
カタカナ語のミャンマー語は、「日緬オンライン辞書」を使って、本来のミャンマー語に表すことができますという段取りです。
ミャンマー語を無料・最短で学習する方法
http://myanmargo.seesaa.net/
Japanese-Myanmar Dictionary
http://ygnplace.com/jpmmdictionary/
ユニークなのは、カタカナ発音のベトナム語でも、検索できることです。
残念ながら、仕込んであるデータが、まだ少ないのか、思い通りには動いてくれません。しかし、単に一個の単語の表示だけでなく、数語を結び付けての表示が有りますので、今後、利用価値があると考えます。
もっとスピードを上げて整備してください。(20170113)
(追記)いつの頃からか、サイトが閉鎖されています。残念でした!!