ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

動詞の活用 オンライン

2019-12-27 06:44:01 | 2.教室の生徒さん達へ

動詞の活用

 「レベルソ」と言うサイトが見つかりました。ユニークなのは、動詞の活用(フォーム)を表示してくれるのです。

 今までよく見うけられたTranslatorと異なり、翻訳や辞書以外に、conjugation、context、文法、同義語と言う項目があります。そして日本語の活用のフォームの種類は、30種類以上あります。ただし、残念ながら、例外の処理が完ぺきとは言えませんので、少し、変な所も出てきますが、ほぼOKです。「サ変」「カ変」は間違いが有りませんが、「ある」を入力いたしますと、「あれる」「あれます」「あれない」「あれません」「あられる」「あられます」「あられない」「あられません」「あらせる」「あらせます」「あらせない」「あらせません」等々、経験したことのない活用形が現れました。

 利用できます言語は、英語、仏語、西語、独語、伊語、葡語、ヘブライ語、アラビア語、露語、日本語等々です。

Reverso Context

https://doushi.reverso.net/活用-日本語.html

 

TexTra同様、初級教科書単語帳の制作に力を貸してくれるかもしれません。


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その242 TexTra

2019-12-26 07:44:01 | 6.私の感想・考え

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TexTra

 VoiceTraの姉妹編とでも言うべき「TexTra」と言うのが有ったのですね。

FBで「翻訳バンク」と言う宣伝が有り、一体何かとクリック致しますと「NICT」と言うロゴが目に入り、これは「国立研究開発法人情報通信研究機構」の活動であることに違いない、何か役に立つものがあるのではと調べました。

 なかなか必要なところに辿り着けませんでしたが、新規登録して「ログイン」経由で、たどりつけました。

 現在利用できる言語は、英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、ドイツ語、スペイン語、フランス語、インドネシア語、韓国語、ミャンマー語、ポルトガル語、タイ語、ベトナム語、フィリピン語、ポルトガル語(ブラジル)等々で、私が必要とします言語はほぼ含まれています。ないのはロシア語だけのようです。

 日本語教科書用のそれぞれの言語の単語帳を制作中ですが、忍耐力が続かず、現在滞っています。気を取り直して、再開してみたいと考えています。

みんなの自動翻訳 TexTra

 https://mt-auto-minhon-mlt.ucri.jgn-x.jp

 

 

 


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強形と弱形って何? つづき

2019-12-22 06:04:29 | 8.第二第三外国語

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世界一わかりやすい英語発音の授業 関 正生著

 図書館の本の順番が回って来て、やっと手にすることができました。ほぼ前回の記事の通りで、私に取りましては「今更」と言う感じがしないでもありませんが、英語の発音を始めて学ぶ方には、知識として取り入れた方が良いでしょう。しかし、会話としての運用となりますと、フレーズとして覚えておく方が、口からすぐ出てくるようになりますので、そうした方が力を発揮してくれるのではないでしょうか。従いまして、上記著書で、原理的なことを学び、池谷先生の「カタカナ英語の法則」や「真カタカナ英語」を利用して、フレーズで、口癖にした方が良いと考えます。

babachan jp-eg IK A https://quizlet.com/class/6972480/

babachan Jp-eg IK B https://quizlet.com/class/6972491/

真カタカナ英語 A  https://quizlet.com/y-babachan/folders/a/sets

真カタカナ英語 B  https://quizlet.com/y-babachan/folders/b/sets

 そして、先日、たまたま、「知りたガールと学ボ-イ」と言うTV番組に目が留まりました。「英語に聞こえる日本語は通じるか?!」ということで、「そろーり(slowly)」「ぐっすり(good sleep)」「わしは変(wash you hans)」の3つが外国人に通じるかを検証していました。

 「カタカナ英語」の延長線にある番組と言えるでしょう。どうぞ、翻訳ソフト(VoiceTra, Google翻訳)や翻訳機(ポケトーク)に英語のつもりで話しかけて、ソフトや機械が認識してくれるように、持って行ってください。恐らく、通じ易くなるでしょう。


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その241 だ、いる、ある、する

2019-12-20 10:18:10 | 6.私の感想・考え

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「だ」「いる」「ある」「する」から 「です」「ます」「います」「あります」「します」

 国文法の話のつづき・・・

 では、入門者向けの一番シンプルで、プリミティブな文章は、と考えますと、「です」、「います」、「あります」を伴った文章になると考えます。「名詞文」も「形容詞文」も「だ」ないし「です」で構成されますし、動詞文につきましては、その一番初めに来るのはやはり「いる」や「ある」で丁寧な形にしたものが「います」「あります」ではないでしょうか。更に言いますと、漢語が前に付いた複合語の複合サ変でしょう。

 これらを入門者に教える場合はどうすれば良いかと言うことで、調べますと、何と東外大の言語モジュールの日本語文法モジュールに行き当たり、きちっとした説明されているではないですか。そして、取り上げ方が私の考えと同じように、「だ」、「いる」、「ある」からスタートし、問題の「は」と「が」につきましては、「が」は述語の主語であり、「は」は、「それについて言えば」(副助詞)との説明があります。これは、その238 国文法2と全く同じ解説です。

 文法モジュールの説明によりますと、「初級レベルの学習を一通り終えた人が、学習内容を復習したり整理したりする場合、また、やや専門的な知識について知りたいときに利用するのに適しています。」と有りますように、中修者以上の方やネイティブには良く理解できます。しかし、入門者に対しては、内容が多すぎますし、重箱の隅を突っつくようなものもありますので、頻度を考慮して、内容を絞り、より丁寧な説明が必要かと考えます。

 上記につきまして、余り解説してあるものも有りませんので、大雑把ではありますが、下記に、表にして、入門者向けに、取りまとめてみました。

 

 


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その240 格助詞(再)

2019-12-18 09:01:41 | 6.私の感想・考え

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格助詞

 日本語の誤用で、良く取り上げられますのが、「助詞」そして「格助詞」の誤用です。

 その格助詞を使うことによって、日本文の構造は、語順の制約から自由になっていますが、そのメリットを使い切れていないのでしょうか。

この辺りの事情を、入門者に、説明しようとしますが、まだ一歩前に踏み出したばかりの方々に、上手く理解してもらえるかどうも疑わしいので、何か、容易にできる解決方法を案出しなけれ ばなりません。

 先ず、混乱する原因は、助詞自体がたくさん存在します。その中の格助詞について言いますと、表現する機能によって、用いる「格助詞」を区別する必要が有ります。それが、およそ9種類あります。また格助詞は、文字で書きますと同じ文字の格助詞でも、複数の機能を持っているのもありますので、それらを飲み込めていないうちは、その使い方に混乱が生じてしまいます。格助詞であっても、他の機能(接続助詞、副助詞)を担う助詞もありますので、さらに混乱いたします。

 方法としまして、先ず、全体を俯瞰でき、疑問が生じた場合、常にそこへ戻って来て、再度、確認と、おさらいが出来るというようになっていれば、どうでしょうか。先ずは、その内の頻度の高いもの少数を選んでトレーニングを行っていくという方法からではどうかとかんがえます。更に、定着したかどうか確かめるために、練習問題(ドリル)を実行してはいかがでしょうか。以降、順次、中程度の頻度まで、範囲を広げて、トレーニングとドリルの実行の繰り返しと言うように、段階を踏んで行うことが出来ればと考えます。

助詞全体 https://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/76491cf3fb7339562642ec3f521a23f5

 

文構造の概念図

   

主な格助詞の運用   https://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/61867b154edd2c0ae8bf15c888e12775

 

格助詞の練習・ドリル

 https://quizlet.com/jp/201883949/格助詞のつかいかた-flash-cards/

 https://quizlet.com/jp/202109079/格助詞-言葉と言葉の関係-flash-cards/

 https://quizlet.com/y-babachan3/classes


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その239 言語中枢

2019-12-15 11:48:37 | 6.私の感想・考え

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赤ちゃんにコミュニケーションの本質を学べ

 最近耳鳴りが激しいので、何がどうなっているのかと、「耳トレ」なる本を手にしました。その中に、上記の項目が有りました。

 即ち、赤ちゃんが言語を獲得していくプロセスは、先ず、「音韻カテゴリー」と呼ばれ、母音や子音等の言語の基本パーツが脳に格納されます。そのお陰で、雑音の環境下でも、話し手によって聞こえ方が微妙に違っていても、「だいたいこれ」と当て嵌まる音を見つけてスムーズに言葉を憶えて行くのだそうです。こうして覚えた言葉は、脳内の「ウェルニッケ野(感覚性言語野)」にどんどんプールされます。その数が3,000語に達しますと言葉を発音するための「ブローカ野(運動性言語野)」のスイッチがオンなり、ある日突然あふれ出すように言葉を発するようになるとのお話です。これで、幼児の発話するプロセス、メカニズムが明確になったと考えますし、大人につきまましても多分大きな違いはないと推測します。

 と言うことで、言語中枢の可塑性は、9歳がピークと言われていますので、大人である学習者にも当てはまるかどうかよく分かりませんが、しっかり言葉を覚えて、言葉と雑音をしっかり区別できるようにならないと、当然話が聞き取れないでしょうね。ただ3,000語と言うのは、ハードルが高すぎるようですが、私が唱えます「橋頭堡を築く」と繋がるのではないでしょうか。そして、500語、1.000語と、我慢して、積み上げるしか方法はないでしょうね。と言うことで、しっかりボキャブラリーを増やしてください。「話しかける」に関しましては、生身の人間でないと駄目なようですが、大人だと「合成音声」でも良いのでは・・・。

 なお、生後一歳半くらいの時、「赤ちゃんにはできるだけたくさん話しかけた方が良い」と言われるのはそのためだそうです。ただし、ただ単純に沢山の言葉を「聞かせる」のではなく、きちんと「話しかける」ことが大切なのだそうです。

(ここからはおまけになります。)

 本論では、耳鳴りよりも、「難聴」をメインに述べておられます。先ず両耳に手をかざして、その前後で差があるようだと、軽い「難聴」になっているかも知れませんよと言う話です。西欧では、かなり早いうちから補聴器を使用するようです。ビジネス等で、「聞き間違い」、「聞き損ない」によって起こる損失を回避したいという考え方が強いようです。日本にはあまりそういう考えかたや、習慣が有りませんのと、先ず難聴で医者に掛かるという習慣がなく、難聴の進行を遅らせようという考えもなさそうで、随分酷くなってから、補聴器屋さんに駆け込むというような流れになっているのではないでしょうか。著者は、軽度の内から補聴器をお薦めになっています。人生100年と言われます昨今では、考え方を変える必要が有るかも知れません。

 斯く言う私もこの年になって補聴器を購入いたしましたが、もう手遅れのようです。アポトーシスと言う現象により、聴覚の細胞が、自殺して、すでに消滅しているかもしれないからです。(筋肉や脳についてアポトーシスが起こらないようにと考えていましたが、聴覚器官にも当て嵌まるのですね)

 高価だからといって片側だけの補聴器は、却って具合が悪いそうです。そもそも音と言うのは、そこに音と言うものがあるのではなく、単なる空気の振動だけです。空気の振動が、聴覚の器官の両耳に届き、それを電気信号に変換し、脳に伝えて、それを音として認知しているに過ぎません。従いまして、片方の耳からは信号が送られてきますが、もう片方からは送られて来ないと言うことになってしまうと、脳が困ってしまうようです。

 難聴の発生は高音域から発生しますので、高音域を使用する言語(英語等)の方が早くやって来るそうです。日本語は低音域の言語です。

 私の使用状況から言いますと、アナログ式の安価なものは、雑音を拾いますので、使っておられません。デジタル式のものは、いろいろ制御しているようで、常時使用しても苦になりませんし、却って補聴器を使っているのを忘れてしまうくらいです。ただそれなりに調整が必要なので、それに応じてくれる、メーカーや販売店でないと宝の持ち腐れになります。ご自分が納得いくまで、しつこく要求することが大切なようです。 

 私の「耳鳴り」への対応は、常時補聴器をつけるようにし、「1/f ゆらぎ」の音楽をBGMとして鳴らし、大いに聴覚を刺激して、難聴の進行を遅らせるようにしようと考えています。実は難聴が進み高音部が聞き取れませんので、最近ずっと、音楽を聴くことを諦めていました。そして、聴覚に刺激を与えていますと、「耳鳴り」もある程度おさまるのではないかと期待しております。

 


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教師養成講座

2019-12-10 10:20:57 | 4.ボランティア教師

教師養成講座

 佐々木瑞枝さんに依ります日本語教師養成講座と言うものをYou Tubeで見つけました。およそ30年前(1989年)に放映されたもので、一昨年(2017年)You Tubeにアップロードされたもののようです。

 入門・初級を担当されますボランティアの先生には、あまり必要としないところが沢山ありますが、シリーズで揃っていますので、ピックアップされて、俯瞰されてはどうかと考えます。記事はおよそ1篇、1時間の内容で、28篇あります。 

第1章(前半) 日本語教育の現状   https://www.youtube.com/watch?v=JJ6qF0g6Lis

第1章(後半) 日本語教育の現状   https://www.youtube.com/watch?v=BdeoOaBnMwY

第2章(前半) 教授法概論   https://www.youtube.com/watch?v=Ql15afxNLO4

第2章(後半) 教授法概論   https://www.youtube.com/watch?v=ixk-Dpwsx-o

第3章(前半) 教授法(1)        https://www.youtube.com/watch?v=Q1QOhSkrTwM

第3章(後半) 教授法(1)        https://www.youtube.com/watch?v=6D9wxq1tTAU

第4章(前半) 教授法(2)        https://www.youtube.com/watch?v=ywDWC_h7J28

第4章(後半) 教授法(2)        https://www.youtube.com/watch?v=aW8DZ2_C2eo

第5章(前半) 教授法(3)        https://www.youtube.com/watch?v=6D9wxq1tTAU

第5章(後半) 教授法(3)        https://www.youtube.com/watch?v=xOcJeisHXYc

第6章(前半) 教授法(4)        https://www.youtube.com/watch?v=wXZ0TR1M6sI

第6章(後半) 教授法(4)        https://www.youtube.com/watch?v=1rwRbnBqBp8

第7章(前半) 音声     https://www.youtube.com/watch?v=kEpHQ0AARwM

第7章(後半) 音声     https://www.youtube.com/watch?v=2s1RIKutTxU

第8章(前半) 語彙     https://www.youtube.com/watch?v=wGdXnTCqeP0

第8章(後半) 語彙     https://www.youtube.com/watch?v=q2MbCWT0ZOc

第9章(前半) 文法     https://www.youtube.com/watch?v=nNWLYjYEp8U

第9章(後半) 文法     https://www.youtube.com/watch?v=7LvRLrHCb4Y

第10章(前半) 文字・表記      https://www.youtube.com/watch?v=nAEvvjuje0c

第10章(後半) 文字・表記      https://www.youtube.com/watch?v=hu5yl56CPMs

第11章(前半) 言語生活        https://www.youtube.com/watch?v=ZY4G8S8SZb0

第11章(後半) 言語生活        https://www.youtube.com/watch?v=jwk_EZfjb1Y

第12章(前半) 言語学 https://www.youtube.com/watch?v=MIb7ZcYnAgw

第12章(後半) 言語学 https://www.youtube.com/watch?v=-7tPloOp44I

第13章(前半) 日本語の歴史  https://www.youtube.com/watch?v=fqkg-BUQzkI

第13章(後半) 日本語の歴史  https://www.youtube.com/watch?v=2Pz6kIvP2n8

第14章(前半) 日本事情        https://www.youtube.com/watch?v=XOfio-U59ws

第14章(後半) 日本事情        https://www.youtube.com/watch?v=5uuJ_3VcsdM

(追記)

日本語教師養成講座

 https://www.youtube.com/user/JapaneseTeacherJPN

 以前は、検定試験を受験するために、あちこち探し回りましたが、当時は、この種のサイトは見つけることができませんでした。

 ところが最近、上記のように、いろいろサイトが出てきたのですね。私の求めている情報と随分ズレがありますが・・・・・・




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その238 国文法2

2019-12-09 06:37:17 | 6.私の感想・考え

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国文法2

 海老原さんのYouTubeをピックアップして見ています。そして、分かりました。

 事の起こりは、どうも「標準日本語読本」にあるようですね。長沼氏が制作しました米国軍人向けの「ナガヌマ・リーダー」と言うのが最初に有り、それを発展させたのが、「標準日本語読本」で、更に「改訂版標準日本語読本」へとつながって来たようです。そして、それ以降の日本語教育の教科書も、恐らく、それを踏襲してきたものと考えます。結果、日本語教育の教材は、英語話者向けに制作され、英文法に倣って、説明がされていると言うことができるのではないでしょうか。(主語が省略される言語の方が多いという話があります。) すなわち、明治維新時の英文法に引っ張られた速成国文法、そして、英語話者向け「ナガヌマ・リーダー」に引っ張られて出来上がったのが、現在の日本語教育と言うというもののようで、一部、学習者の進歩を妨げたり、遠回りさせたりしてきたようです。

 日本人の性癖として、いったん決めてしまいますと、なかなかそこから抜けきれず、変更できないとか、変更するのに時間が掛かるとかいうのがあります。(不磨の大典等) ところが、工学の世界では、そこに留まってはおらず、「KAIZEN」と言う英語になるほど、現場では、「改善」がひっきりなしに、エンドレスで行われています。どうしてこんな差が出てくるのでしょうか。

 それ以外に、我々は、英語の先生に洗脳された部分がありますね。「ある、です≒be動詞」や、「SVO/SOVの語順」等。更に、鈍感な所もあります。「すき」(好き)、「きらい」(嫌い)、「ほしい」(希望)は、は、英語と日本語では品詞がことなりますので、学習する時、それなりの処理の仕方をせねばなりません。なかなか気が付きません。「は」と「が」の話題も色々出て来ますが、これは国文法では、「副助詞」と「格助詞」と言うように、きっちっと、別扱いをしています。

 海老原さんの説明につきましては、動詞の活用を「九九」のようにして覚えなさいと言うのはすぐ理解でき来ましたが、日本文は、「話したいこと」と「述語」で構成されていると言うことには、その影響を及ぼす範囲が理解できず、ピンと来ていませんでした。

そして、日本文は、須らく【必要な事柄】+述語で示されると言うことに納得です。

すなわち、日本語の構成は、

であり、動詞文そして、動詞「ある」について述べますと、

 

また、Webb氏の説明を借りますと、

    

と言うことになるかと考えます。 

 日本語の特徴を述べる時に、「主語が省略される場合があります」と言う説明がありますが、入門者が、最初にそう説明されても、恐らく、何のことか理解できないのではないでしょうか。

 副助詞「は」は、前以てこれから何を話すか宣言しているようなもので、Webb氏も、英語的に言いますと、“Speaking of ~”から始まっていると考えなさいと教えています。そして、話題が特定されますので、たとえ、主語が省略されても、何ら混乱が生じないと言うことになるのではないでしょうか。

 すなわち、日本語は、「は」によって、話の冒頭に話題を特定するような構造になっています。話の内容は、主語、述語で示されますが、いちいち主語を特定しなくてもストーリに混乱が生じない場合は、主語が省略され、文章は、簡潔になります。途中からその話の輪に入りますと、最初はしっかりと聞き耳を立てるか、無礼を承知で、質問するかの苦労がありますね。

 入門者が混乱するのは、話題と説明の文章の主語が一致する場合がありますので、「は」と「が」の用法に混乱をまねいているようですね。  

 Webb氏は、80/20Japaneseの冒頭に、「日本語は信じられないほど論理的で、柔軟で、直観的ですが、英語を話す脳にとって(現在の教え方では)意味をなさないため、混乱して長い期間イライラを感じていた」と述べていますが、その論理的な部分を、簡単に万人に分かるように改善出来ないものでしょうか。

 「ニュー・システムによる日本語」You Tube リスト 海老原 峰子

  https://blog.goo.ne.jp/houren_naka1000/e/6b21cb04b34569d3f85b79a884db8a32

10 Steps to 500 Sentences by Mr. Webb

  https://d81pp4ybbpmjf.cloudfront.net/10_Steps_to_500_Sentences__80-20_Japanese.pdf

 

 


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その237 国文法

2019-12-04 05:09:30 | 6.私の感想・考え

その237 国文法

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国文法

 私も能書きばかり述べるのでなく、授業の「話術(導入話術)」こそ身に付けなければならないと、指導者講習の講義録を引っ張り出して復習を始めました。また、そろそろ、海老原さんの動画からも真剣に学ばなければならないと考え、You Tubeを見て見ました。

 ところで、どうでしょう。「26.無駄な授業」ということで、「存在文」と「所在文」の幻想と言うのが有ります。彼女は、そんな分類法はおかしいのではないですか、英文法に引っ張られて、不必要で、誤解を招く分類法だとのご指摘です。即ち、国文法、日本語教育文法の不備のご指摘です。そこで思い出しましたのが、「その181 New Text 2」です。

 すなわち、「もともと日本には文法という学問がなくて、明治維新後、お役人が、これはいかんと急遽、英語の文法に倣って、作り上げましたのが、現在我々も使う国文法です。」と指摘しました。「80/20 Japanese」のオーナーのMr. Richard Webbも、そのことを指摘されていて、そのことが日本語学習を難しくしているとおっしゃっています。

 しっかり色々勉強したいと考えます。

 と言うことで、早急に、もう一度考え直すことにしました。

 エリート留学生向けの50年前のシラバスや英文法に倣った国文法等で、必要のない、あるいは却って、誤解を招くような教え方になって、遠回りしていると致しますと、困ったものです。早速、分かっているところだけでも正さなければなりません。そうは言いましても、私には専門的な知識や解析する能力が有りませんので、海老原さんの考えやMr. Webbさんの考えを参考に、今から、私なりの考え方を纏めたいと考えます。

 「ニュー・システムによる日本語」You Tube リスト 海老原 峰子

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10 Steps to 500 Sentences by Mr. Webb

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