ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

おわりに

2017-03-17 10:41:52 | 10.おわりに
おわりに

 2年間に渡る日本語指導者講習会が終わりました。
 「就活の目途も付きました。」と言いたいところですが・・・・・・・
 実は、残念ながら、先方から連絡が来ず、現在、頓挫しています。

 本当のところは、このブログを閉じて、渡航先のミャンマーの様子や日本語学習の様子を記録するブログに移って行こうかと考えていましたが、誠に、予期せぬ中途半端なことになってしまいました。

予定原稿を、先に掲載しておきます。



 もともと、愚痴をこぼす独り言の場であったにもかかわりませず、非常に沢山の方がアクセスしてくださいました。多分、何らかの役に立っているのだろうと勝手に推測しています。
 また、私の方も、そのアクセス数のお陰で、「アレッ!! 訪問してくれる人がいるじゃん!」と、元気が出て、継続することが出来ました。   「goo」のブログは、アクセスの解析をしてくれますので、「独り言」が、単なる「独り言」ではないぞと、教えてくれましたのは、非常に有難いことでした。


ところで、どうなのでしょう?
 日本語学校では、翻訳者養成の日本人向け英語教育と同じシステムを採用していますので、学習者は、教科書が読めても、会話ができません。しかし、検定試験にはパスします。と言う学習者をどんどん作り出しているのではないでしょうか。
 しかし、そうは言いましても、聴解、発話の訓練をするところまで、時間やお金を割く余裕がないと言う結果から、そうなっているのかも知れません。

 ボランティア教室では、旧態依然の方法で、なおかつ、誰が奨めたのか日本語学校に倣って、直説法を採用されています。(特にスタート時点は、母国語を話す方から、母国語と日本語の違いの大まかな説明を受けるのが一番と考えます。例えば、「てくてく日本語教師会」発行のテキストには、「日本語の特徴」と言う項目が最初に有ります。)

 私からしますと、「なにバカやってんの?」と言う感じで、学習者が気の毒です。役人と同じで、敷居を下げるのではなく、敷居を高くして、やる気をなくさせています。
 セオリーに拘らず、もっと、彼らの身になって、頭を柔らかくして、しっかり考えてあげてくださいと言いたかったのです。
 そうは言いましても、本当は、こちらも、時間も、お金もないから、分かっていても出来ませんと言うことかもしれませんが・・・・・・・・。

 少なくともボランティアの皆様は、銭儲けのためにやっているのではないでしょうから、学者の理屈に縛られる必要も有りません。しっかり、彼等の最適方法を見つけてやってください。


 最近では、ボランティアといえども、PCやスマートフォンが使えて、情報収集、利用方法をアドバイスできないと役に立ちません。しかし、それを意識されている方をほとんど見かけません。
 学習者は、もっと、もっと前を走っているのに・・・・・・・・。


 また、学習者は、自分で学習する時間を持たないと、結局は、上達しません。単に教室や学校に通うだけでは、全く身に付かないでしょう。会話のトレーニングを補うためには、日本人のコミュニティーやサークルに入ることは、どうでしょうか。
 日本語教室では、日本語学校と同じで、どうしても、受身になってしまいます。自分から、自分の言葉で発話するような能動性がないと、本当は、身に付かないと考えます。

 今となっては、「VoiceTra」や、「Google翻訳」が有れば、どこのサークルにでも入り込むことができます。また、ITのデバイスを利用しますと、直ぐにでも、疑似体験もできます。Google翻訳のword lensが、もっと整備されれば、どの外国語にも適用できます。
 ちょっとした時間を利用して勉強するように、勉強し易い方法をアドバイス出来なければなりません。

 会話は、頭で分かっていても、口からすぐ単語や言葉が出て参りませんと、全く役に立ちません。更に、舌、唇、喉の運動を「日本語仕立て」にしなければ、相手に聞き取ってもらえません。そのためには、見本を手に入れ、口癖になるまでの訓練が必要です。

 ボランティアで日本語の指導者を志す方へは、どうぞ、ご自分が、もう一つ新しい外国語に挑戦してください。学習者が苦労している点を体験することが出来るかもしれません。そうしますと、彼らのマインドに、より接近できるかもしれません。

 指導者講習を受けてください。
 本当に指導するためには、やはり、それなりの知識、テクニックが必要です。そして、時間とお金が自由になる方は、420時間の講習を受けてください。今、考えますと、それが一番手っ取り早いやり方です。その気になれば、3ヶ月でクリアできますし、済ませますと、日本語学校ででも雇ってもらえます。

 大部分の学習者にとりましては、日本語習得が最終目的では有りません。
 言葉は、単なる道具なのです。その道具を使って、より良い生活、より高い目標に到達するために頑張っています。出来れば、手間暇かけずに、素晴らしく役に立つ道具を、素早く手に入れたいのです。
 学者に任せておくのではなく、最適解を見つけてやってください。彼らが本来の目的に早く邁進できるように。



私の希望
 私の知り合いの知り合いの方がベトナムで、ほぼ100%のボランティアで日本語教師をなさっています。その方の話では、観光で、訪れた時、若者が道端で日本語を勉強していたそうです。それも沢山。彼女はそれを見て一念発起して、現在、ホーチミン市で日本語教師をなさっています。

彼らは、日本語に接する機会が有りません。

 また、日本には、小金を持ち、時間を持て余しているシニアが沢山います。
 何かやって見たいが、きっかけがないとか、自分で道を開くことが出来ないからとかで、なかなか前に踏み出せないというシニアが沢山いると考えます。
 双方の方々を結び付ける方法がないかと考えました。すなわち、時間を持て余していらっしゃるシニアに、出掛けて行ってもらって、生の日本語で話しかけてやってもらえないかと考えました。

 そこで、日本語会話学習の「たまり場(サロン、倶楽部)」が出来れば、どうだろうか・・・・・・・・。
 恐らく、住み家の手続きさえ何とかなれば、参加してくれるシニアが、今後、沢山出てくるのではなかろうかと思います。彼らに、入れ代わり立ち代わりして「たまり場」に屯してもらい若者の相手をしてもらうのはどうかと考えます。(別に、シニアでなくても構いませんが・・・・・・・)

 特に、ローカルの方で、日本に出向いてまで研修できない日本語の先生方や学習者に、生の日本語に接してもらって、日本語を磨いていただく機会が、出来ないかと考えます。日本語学校、教室では、お金も掛かりますし、時間も制約されてしまいます。知識を得ることが、主になり、どうしても受身の学習になってしまい、能動的に会話の練習が出来ません。

 もし、彼らがレベルアップできれば、次々と遅れてくる学習者の利益にもつながるのではないでしょうか。
 日本国内でどんどん増えてまいりますシニアにとりましても、余生の生きがいを見つけることが出来たり、若者から元気をもらったりできるのではないでしょうか。

 病気とは疎遠で、多少経済的に余裕が有り、若い人と接し、活力を得たい、またボランティア精神にあふれた方が対象になりますが、現地での私の生活が安定しましたら、そういったことの準備ができないかと考えます。

 管理者も置かずに、次々に参加される方々で、自主的、自動的に、管理、運営でき、次々に遅れてくる方々にバトンタッチして、引き継いでいただき、長年継続して行くという仕組みが出来ないものかと考えます。

 ボランティアの住まいは、信頼できるゲストハウスとつなげておく。食事は、自炊または、屋台で済ませる。出来ればキャッシュレスの旅行保険に入っていただき、周囲に迷惑をかけない。
 等々、全て、自己責任で取り組んでいただく。

 そこに、日本語書籍をどんどん持ち込んでもらう。自由に日本語に接することが出来る。出来れば使わなくなったPCを持ち込み、利用できるようにしておく。
 利用者は、一応、IDカードを発行し、それが有ればいつでも利用できる。セルフサービスで喫茶も出来る等々。

 私の現地での生活が安定し、たまり場の準備が出来そうになれが、参加者を募りたいと考えます。


意見交換
 今までは、コメントを受け付けない設定をしてきました。恐らく、コメントをいただいても回答できそうにないと感じたからです。
 一応今回でこのブログを終息しようと考えて、おりますので、もし感想なり御座いましたら、どうぞ、お聞かせください。

 また、私の消息・現況に就きましては、「ばばちゃんのおっちゃんの・・・・・・・・・」というブログに有ります。
 別のタイトルでは、「シニアPCサロン みはら」で、どんどんシニアの方にパソコンを使って欲しいと考えて、案内をしています。

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