ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

日本語サイト

2019-02-26 16:01:11 | 1.日本語・外国語

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Dear foreign visitorsplease visit below site.

Shortcut for learning Japanese https://nihongokaiwachikamichi.jimdo.com/

Site Map https://nihongokaiwachikamichi.jimdo.com/site-map/

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日本語サイト

 このサイトのテーマが「日本語教師への道」なので、どうしても、教えるうえでの「日本語」と言うことになりますが、普通の日本人があまりやらないような視点からの「日本語とは」と言うようなサイトが見つかりました。一度どこかで取り上げたことのあります「各言語の使用音域」という記事も有ります。

 タイトルが、「世界最強の日本語脳を生かせ!『現代やまとことば』」というものです。主な内容は、ブログ「日本語のチカラ」にあります。https://yamatokotoba.jimdo.com/

  高レベルの思考は「母語」でしかできない。と言うことが分かって来たそうです。従いまして、第二言語はしっかりとした「母語」(第一言語)によってこそ理解できるものであり、「母語」の習得度の高さがそのまま第二言語の習得能力となります。という話で、これは、日本語を勉強なさる外国の方にも、第一~第三外国語を勉強なさる日本人にも通じる大切な話ですね。また、下手に幼児の頃にバイリンガルを志しますと、思考能力が中途半端になるかも知れませんと言う話です。 

 日本語の「書き言葉」の生い立ちに於いて、ご承知のように、日本語には、話し言葉は有りましたが、書き言葉が確立していませんでした。(飛鳥時代の頃でしょうか) そして、存在した話し言葉は、一般には「やまとことば」と言われるものです。 

 最近やっと知ったことですが、「古事記(ふることふみ)」は、「やまとことば」と「漢語」が混在して書かれているそうです。それを区別して解釈を加えたのが本居宣長さんで、その解釈本が「古事記伝」というわけです。この「古事記」という文字自体も、もともとは、「ふることふみ」という発音で有り、漢字自体が当て字と言うポジションになるようです。八百万の神々の名前がひらがなと漢字の二通りありますが、もともとひらがなで発音していた名前に、漢字を当てたのでしょう。「日本書紀」は漢文(中国語)で書かれていますとの説明が有りますが、古事記には説明が有りませんので、てっきり「万葉仮名」で掛かれているのかなと思っていましたが、これでは、解読するのが、非常に骨の折れる仕事で、本居さんは大変な仕事をされたわけです。

 日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットの四種類の表記文字から成り立っています。しかし、話し言葉は、ひらがなで全て表すことが出来ますとの指摘がありますが、今まで意識しておりませんでしたが、その通りです。日本語の発音は、ひらがなで全てを表すことが出来るのです。

 私は、漢字を勉強するときは、送り仮名をつけて、訓読みで覚えなさいとどこかでアドバイスしましたが、そもそもは、特に動詞は、「やまとことば」の時代から増えていないとのご指摘です。そして、上記と同じように、最初に、「やまとことば」の動詞が有り、それに漢字を当て字として、くっつけたものだとおっしゃっています。これもその通りだと考えます。古代の人は、随分、苦労して、いろいろ工夫されたのですね。

 そして。「源氏物語」の頃には、仮名文字の日本語が確立され、女性がそれを使いこなしていたということで、なんと素晴らしいことでしょう。

  日本語のチカラ

    https://kf-planning.blogspot.com/

 気づかなかった日本語の特徴(1)

   https://kf-planning.blogspot.com/2014/01/blog-post_8.html

 


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その4 言葉の定義

2016-10-01 06:13:02 | 1.日本語・外国語
言葉の定義

 ネットで集めた資料等を整理したり、見直したりしていまして、長崎大学の宮原先生の論文に目を通してみました。

 我々日本人が使っています漢字は、必ずしも中国、台湾、韓国の漢字とは語順が違ったり、別の漢字をあてたり、また定義が一致しなかったりは、それらを勉強した時に、既に、認識していますし、ベトナム語の漢越語もそうだろう認識していて、ベトナム語を勉強するなら、似たようなやりたかたでしなければならないと考えています。ただ、東京義塾の項で述べましたように、明治時代頃に作られた和製漢語は、まだ100年ばかり前のことなので、それらは、余り定義は異ならないと考えます。

 しかし、先生の話に依りますと、ベトナム在住のベトナム人に、日本語を教える場合、もっと別のことを考えなければならないそうです。
先生がお纏めになって、先方に提供された例文集が、かえって、彼らを混乱させているのではないかと心配されています。

 日本語を教える場合、日本在住のベトナム人を想定して、物事を考えますが、現地で教える場合、日本に有るものをそのまま現地へ、持って行って適用しても、同じ効果が得られるかと言えば、問題があるということのようです。
 すなわち、社会環境や社会的背景、更に、考え方、言語習慣が異なりますので、例え、我々には、言わんとすることがピンと来ましても、彼らには「何のことや?」という現象が起こっているようです。活用の言い回しがどうの、発音がどうのという技術的なものとレベルが違うように思います。

 極端なことを言いますと、それに当るベトナム語の語彙がないとか、有っても行き渡っていないとか。別の漢語を使っているとか。
同じ概念であっても、程度が異なりますと、別の言葉を使う場合もあるそうで、その使い分けがきちっとしていませんと、ベトナム人にとりましては、何か、宙ぶらりんで、明確なイメージを描けないようです。見方によっては、ある意味、ベトナム語は、その程度まで分かるように正確に、分かり易く表現しようとしているのかもしれません。(あたかも、日本語の語尾には、自分の感情が入っていたり、相手に、気を使ったりの表現が入っているように・・・)
 日本語で、軽重、どちらも包含してしまうような一語で、表現されますと、ベトナム人はどんなイメージを描くのでしょうか。
 レトリックを用いて同じ現象を、別の言葉を使って表現したりする日本語を使われますと、それこそ、何を言っているのか、良く分からないでしょうね。

 もしかしますと、日本人が編集した、日本語教本は、彼らにとっては、意味不明の教本かもしれません。正しい日本語で書いてあるから、正しい教本だとは限らないということでしょうか。以前から、スリーエーネットワーク社の出版物には、ベトナム版が、やたら、沢山出ていますのは、そのあたりの穴を埋めするためのものなのでしょうか。

 日本語教室の経験では、いくら丁寧に説明しても、彼らが「ポカン」としているケースに何度も出くわしていますが、聞き取り難い。発想しにくい。言語習慣が異なる等々、可成り悪条件が重なっていたのですね。


日本語文例理解の困難点 : ベトナム在住ベトナム人学習者の場合
http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10069/5571/1/KJ00000040216.pdf

 現在、私は、海外で日本語教師をやるのなら、ベトナムはどうだろうと考えていますので、そろそろ真剣に取り組まなければならない課題です。
 こういう観察は、非常に有り難いですね。アマチュアの私が、たとえ、時間を掛けても、恐らく、上記のような観察にたどり着けないでしょう。しかし、このようなインフォメーションが有りますと、説明に使う私の言葉も、慎重にならざるをえませんし、学習者に「キョトン」とされますと、「これは何か有るな」と注意を喚起させてくれるでしょう。

 私が経験した中で、よく似た例を挙げますと、韓国人に、「新聞」の「ん」の発音は、[n]ですか、[m]ですか、それとも[ng]ですかと聞かれたことが有りましたが、その時は、どの発音でも、日本人には、「ん」に聞こえるから大丈夫と、可成りいい加減に答えましたが、彼にとりましては、話すときも、聞くときも、いちいち頭で考え判断しなければならないでしょうから、とまどいもあり、会話においては、随分エネルギーを消耗したでしょうね。
 一度、日本語がペラペラの韓国人に、そのあたりをどう処理しているのか質問しましたが、残念ながら明確な回答を得ることが出来ませんでしたので、いまだにペンディングの状態です。

レトリック
 比喩・レトリックは、単純に、「たとえ」と捉え、今まで狭い範囲でしか考えていませんでしたが、どうも、いわゆる多義語もその範疇に入るような気がします。まるで、言葉の遊びのように使われますと、なかなか頭の方がついてまいりません。
 例えば、直ぐ使いそうな「気が走る」とか「理解が進む」とかの「走る」、「進む」は、気が「走る」訳でもありませんし、理解が「進む」訳でもありません。一種のレトリックですが、ほとんどレトリック・比喩とは意識することなく使っています。
 しかし、これが高度に発達しますと、理解しにくいでしょうし、言語習慣が異なれば、更に難しくなるでしょうね。ところが、これが有りませんと、シャレ・ダジャレの「言葉遊び」さえ成り立ちません。

「日本語のレトリック」-文章表現の技法- 瀬戸賢一著という本が有ります。






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漢字の学習 その3

2015-07-13 11:23:56 | 1.日本語・外国語
漢字の学習 その3
 前項で、熟語を勉強しなさいと言いましたが、「漢字の教え方」の中に、熟語の成り立ち、構成の記述がありました。日本人は、小学校で多少勉強したでしょうが、大人は殆ど気になっていません。
もう一度漢字の復習。
 1. 漢字は、(ローマ字のような)文字ではない。
 2. 漢字は意味を表す図形
 3. 漢字は基礎となる少数の単位(ユニット)から成り立っている。
 4. 漢字は、目で憶えるのではなく、手で憶える。
 5. 漢字の読み方は、語ごと(一語一語)に決まっている。

熟語
 基本的に熟語の読み方は、輸入された中国語の読み方(音読み、時代によって呉音、漢音、唐音)に基づいています。
意味がどのように掛かっているか?
(1)上から下へかかっていく場合
  海水(ウミの・ミズ)休日(ヤスム・ヒ)外出(ソトヘ・デル)移住(ウツリ・スム)
(2)下から上へかかっていく場合
  開店(ミセを・ヒラク)握手(テを・ニギル)乗車(クルマに・ノル)無味(アジが・ナイ)
(3)同じ意味の漢字が続く場合
   音声(オトや・コエ)根本(ネと・モト)会見(アッテ・ミル)詳細(クワシク・コマカイ)
(4)反対の意味の漢字が続く場合
   昼夜(ヒルと・ヨル)晴雨(ハレか・アメか)売買(ウッタリ・カッタリ)高低(タカイか・ヒクイか)

その他、上記で説明できないのも有ります。次のように言い換えてはどうでしょうか。
 ・月末(ゲツマツ)……ツキの・スエ → ツキの・オワリ
 ・公園(コウェン)……オオヤケの・ソノ → ミンナの・ニワ
 ・自習(ジシュウ)……ミズカラ・ナラウ→ ジブンで・ベンキョウする
 ・不等(フトウ)……ヒトシカラ・ズ →オナジで・ナイ

 ・電車(デンシャ)……デンの・クルマ → デンキの・クルマ
 ・英和(エイワ)……エイと・ワ → エイゴと・ニホンゴ
 ・延期(エンキ)……キをノバス → ヒニチを・ノバス
 ・看病(カンピョウ)……ピョウを・カンする → ピョウニンを・ミル

 ・住宅(ジュウタタ)……○スム・ウチ ×ウチに・スム
 ・帰宅(キタク)……○ウチに・カエル ×カエル・ウチ
 ・造花(ソウカ)……○ツクッタ・ハナ ×ハナを・ツタル
 ・造船(ソウセン)……○フネを・ツクル ×ツクッタ・フネ

 ・来月(ライゲツ)……○コレカラクル・ツキ ×デテクル・ソラノツキ
 ・新月(シングツ)……○アタラシイ・ソラノツキ ×アタラシイ・ツキ
 ・空中(タウチュウ)……○ソラの・ナカ ×カラバコの・ナカ
 ・空車(グウシャ)……○カラの・クルマ ×ソラトブ・クルマ

熟語の読みについては、
 重箱読みとか湯桶読みとか有りますが、残念ながら、これといった法則等は有りませんので、ひとつひとつ憶えていただくしか方法は無さそうです

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漢字の学習 その2

2015-07-12 06:34:13 | 1.日本語・外国語
漢字の学習 その2
「漢字の教え方」と言う本を見つけました。副題には、「日本語を学ぶ非漢字系外国人のために」と有りますので、私の希望通りのもののようです。

 一般的に言って、アルファベット等の「文字」は、形と音が有り、それが結びついたようになっていますが、「漢字」の場合は、形・音・義(けい・おん・ぎ)と、三つになります。しかし、非漢字系外国人が勉強する場合、「義」が欠落していて、却って難しくしているのではないかという考えです。
 要するに、漢字の読みから勉強に入りますと、読みが複数あったりして、頭の中が混乱して、憶え難かったり、嫌になったりするのではないかと言う考え方から、音は後回しで、先に、形から意味を、イメージして入って行くのはどうかというわけです。
 そもそも、訓読みの起こりからしまして、輸入したままの音では、覚えられないので、漢字の意味を、大和言葉を使って付けたルビが、訓読みになったそうですので、同じようなストーリーではないでしょうか。

 西洋の学問では、漢字も文字の一部と捉えて、その中に表意文字、表音文字と分類し、そしてそれが一般的な考えになっていますが、それが禍しているのでしょう。そうではなく、別の分類にして、漢字の形は図形と捉えた方が適切ではないかということです。
 則ち、脳科学的にも、ひらがな・カタカナは左脳を使って処理し、漢字は、右脳を使って処理しているそうです。何故なら、右脳に損傷を受けた方は、ひらがな・カタカナの読み書きができても、漢字については出来ないそうで、左脳に損傷を受けた方は、全く逆のことが起こっているそうです。

 我々日本人の読書の状態を考えますと、決して、一々声を出して読んでいるわけでは有りません。黙読して、理解し納得しています。脳科学的にも、理解するということは、文字を一字一句理解しているのではなく、イメージとして、「アッ!! 分かった!!」と言うことになります。漢字の学習には、このへんがヒントになりそうです。

 漢字を憶える場合、「区別できるか?」「区別しやすいか?」がポイントだそうです。
字画が1画の、「ノ・フ・レ・ヘ」を使って実験しますと、却って紛らわしくなり、読み分けが困難だったそうです。ところが、最初に、鳥、馬、魚の絵を見せ、bird, horse, fish と言わせ、その絵を漢字に近い単純化した形で示して区別させることは然程難しくはなく、少し練習すれば直ぐ出来るようになり、しかも間違いが起こらないそうです。
また、「魚」を分解して得られる、争・急・色・胃・思・男・焦・照等は、複雑な漢字が更に小さい単位の組み合わせたものだということが分かりますと、その複雑性は解消してしまうそうです。そうして、逆に、複雑だからこそ、分かり易く、見分けやすいということに変質してしまうそうです。

絵から図形への法則(漢字の成り立ち)
 1. 図形全体の骨組だけを残す。
  ただ中国で創りだされたもので、中国の自然、文化、風俗や習慣が基礎になっている。(山は、連なっているので、ピークが三つ。さしずめ、日本なら富士山をイメージして一つでは・・・)
 2. 曲線は直線にする。(真直ぐな直線か、反った直線か)、円形は、四角に
 3. 線の書き方は、全て上から下、右から左。
 4. 縦型か横型にする。(基本的に、斜めはない)
  その他に、上は遠くを表し、下は近くを表している。沢山を表す時は、三つ使う。
  森は、木が三本で、沢山の木を表し、上の木は遠くを表しています。)

憶えやすいであろう漢字
 カタカナは、お坊さんが、お経を、読むのが難しいので、漢字の一部を取り出してルビを付けたことが起源になっていると聞いています。だったら、カタカナは漢字の一部分を構成している筈です。
 学習者が、漢字が、多種類のパーツが組み合わさって出来ているということを認識してくれた場合、カタカナを前もって習得していてくれれば、漢字の勉強に入っていく場合、ハードルが低くなるのではないでしょうか。

 著者かカタカナの画数表というのを整理され、憶えやすそうな漢字をリストアップしてくれています。
 1画・・・ノフヘレ
 2画・・・アイカクコスセソナニヌハヒマムメヤユヨラリルワン
 3画・・・ウエオキケサシタチツテミモヨロ
 4画・・・ネホ

 カタカナ1字・・・工、才、力、夕、千、二、又、八、口
 カタカナ2字・・・加、化、回、外、刈、兄、穴、元、江、功、公、左、仁、舌、双、多、台、竹、比、仏、弁、友、札
 カタカナ3字・・・沿、花、活、完、況、空、芸、佐、治、祝、伝、品、乱、労、
 カタカナ4字・・・宮、受、侵、浸
 カタカナ5字・・・営

 片仮名1字と漢字1字から成るもの……安、休、取、如、召、神、雪、男、知、抻、反、和
 片仮名2字と漢字1字から成るもの……架、学、急、始、宿、努、突、倍、保、勇、雄、話
 片仮名3字と漢字1字から成るもの……覚、協、混、菜、深、尋、桑、窓、乳、浮、符、落

 ある程度上記のような、インフォメーションが、前以て、有りますと、多少とも、取り付き易く、入りやすくなるのではないでしょうか。そして、メアリー・シスク・野口さんの分析的なアプローチも生きてくるのではないでしょうか。
 又、私自身、上記のように、漢字1語だけ示されてもなかなか興味が湧いてきません。そこで、上記を踏まえて、使用頻度の高そうな「熟語」を探し出して、提示してはいかがでしょうか。比較的簡単に、使える漢字が増えるのではないでしょうか。又、用言は、大抵、送り仮名を付ける(大抵、訓読みになり、意味が捉え易い)ことが出来ますので、会話で憶えた大和言葉の単語と結びつきやすいと考えます。すなわち、いつも、口頭で使っている単語は、書き表しますと、実はこうなんですというように・・・・。

カタカナの習得
 →漢字を構成するパーツの理解
  →カタカナ(パーツ)を使った漢字
   →身近な送り仮名のついた漢字(漢字が持っている意味、漢字に含まれている意味)
   →簡単な漢字同士の熟語



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漢字の学習

2015-07-08 22:45:03 | 1.日本語・外国語
漢字の学習

 ちょっと調べてみましたが、漢字習得の早道は考え出されていないようですね。日本人の児童に対して、少し有るようですが、それで効果が上がるかといいますと、ちょっと疑問です。
 基本的に、漢字を学習する人を区分しますと、日本人(詳しくは日本の児童)、漢字使用国(中国、台湾の児童)、昔漢字を使っていた国(韓国、ベトナム)、それ以外の国と言うことになります。
 脳の成長から言いますと、漢字語圏の日本、中国、台湾の児童は、成長途上に有りますし、それ以外の国の方は、大体が大人で、脳の成長のピークは既に過ぎ去っています、しかし、理論的な説明は、可能なはずです。と言うことで、脳へ定着のさせ方も自ずと変わるのではないでしょうか。

 因みに、中国、台湾では、漢字オンリーなので、ふりがな風に、ピン音や、注音を先に覚えさせているようで、漢字がわからない時は、日本語のように、ひらがなで誤魔化すことは出来ませんので、辞書が必要なようです。

 メアリー・シスク・野口とおっしゃる米国女性の研究が見つかりましたが、悲しいかな10年ほど前にお亡くなりになって、研究はそのままになっているようです。
 非漢字語圏の方には、漢字は、模様や絵に見えるそうで、ひとつひとつパターン認識するとなると、それは、それは、大変なことでしょう。分析的なアプローチの仕方の方が、可能性があるように思います。
 彼女は、漢字を構成するパーツに焦点を当て、偏、旁、冠とかからアプローチされていますので、その辺にヒントがありそうな気がします。下記をご参照ください

 漢字クリニック http://www.kanjiclinic.com/index.html
 Kanji Breakthrougk 漢字はこわくない(日本語ジャーナルの記事)
       http://www.kanjiclinic.com/kanjibreakthrough.pdf
 GCSE Picture Kanji Card   http://www.jpf.org.uk/language/kanjifiles/kanjicard.html
 Kanji Step up-Beginning to Intermediate 500Kanji
  http://www.todai-ic-nihongo.com/incenter/materials/elm/thisweek/index.html

その他、漢字のデータとして、
 学習アニメの館(児童向) http://www.kanji-anime.sakura.ne.jp/
 Character mnemonics  http://www.rtega.be/chmn/
  →Japanese、Jouyou kanji in 1144 words、Highschool kanji in 1183 words
 Ulrike's Mnemonics常用漢字 http://www.joyokanji.com/ulrikes-mnemonics
 酒井順子先生考案の教材(外国人児童向) http://www.sopia.or.jp/higashi/wp/

  →教材・資料
 漢字記憶術 
  http://cloud.avokirich.com/files/Kanji%20Mnemonics%20Instruction%20Manual%20For%20Learning%20Japanese%20Characters.pdf
 Kanji alive(偏、旁)  http://kanjialive.com/214-traditional-kanji-radicals/
 Anki  http://ankisrs.net/


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カタカナ英語

2015-06-28 18:35:13 | 1.日本語・外国語
「カタカナ英語」
 有気音/無気音を講習で習って、何となく「カタカナ英語」とも関連が有るのではないかと、買ったままになっていた本を、読み始めました。この本の著者は、池谷裕二と言う若い脳科学者です。

 なかなか面白い指摘がありました。日本語は、母音も子音も他の外国語に比べて少ないわけですが、その結果、何が起こるのかといいますと、同音異義語が多くなり、会話、話の途中で、文脈から適正な語句を瞬時に選び出さなければならないということです。脳の中では、非常に高度な処理が行われているようです。(さすが、脳科学者!!) 想像しながら聞く。則ち、「推理の言語」と言う訳です。
 それに引き換え、英語等は、音がたくさんありますので、同音異義語が少なく、発音に対して語彙が決まってしまいますので、頭をつかうよりは、発声ないし耳の神経系の方が大切で、「発声技巧の言語」ではないかといっておられます。
 またそこから、英語の会話には、彼の経験からしても、発音が大切で、文法は二の次でもいいのではないかということです。
 その他、彼の指摘は、英語に長音はなく、日本人に長音として聞こえるのは英語のアクセントではないかということです。従って、我々が英語の中に長音があると感じているのは、聞き違い、勘違いに当たりそうです。長音のない母語の方に教えるのは、工夫が必要なようです。

 また、急に会話が聞き取れるようになったという話がよくありますが、彼が実験したところでは、たとえ文中の30%の単語が聞き取れても、文の意味を推測できるケースは2割にも満たないそうで、それが、60%聞き取れますと、その確率は90%近くまで上昇するそうです。冠詞、前置詞は、弱く発音されますので聞き取りにくく、文法も適当で、大丈夫ということなので、会話に限って言いますと、細部まで完璧に聞こうとするよりも、豊かな会話の中身のほうが大切ではないかと彼は述べています。

 従いまして、会話を主にするのなら、日本の英語の勉強方法は間違っているのではないか。原書を読んだり、翻訳したりする場合は、現在の教育方法は適切でしょうが・・・ということも考えられます。



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音読み/訓読み

2015-06-19 11:06:31 | 1.日本語・外国語
音読み/訓読み そして 漢音/呉音/唐音
 基本的に、先ず漢字は、その起こりは、偏がカテゴリーを表し、旁が音を表しているそうです。
 歴史をたどりますと、もともと、それを表す音だけが先に有って、それを旁とし、その音が含まれるカテゴリーに見合う偏とを合わせて、両者をくっつけ、一つの漢字に作り上げたようです。旁を見れば音が分かるということです。従いまして、同じ旁を見ますと中国語の音と日本語の音には、ある種の法則の有ることが分かります。

 漢字の音読みと訓読みがあるのは、じつは、訓読みは、漢字の日本語訳に当たります
 大陸から文字とその時使われていた音が入ってきましたが、日本人には、それだけでは何のことかわかリません。気の利いた人がいて、その漢字に適した日本語訳を付けたそうです。そして、それが訓読みということになります。
 音読みについては、入ってきた時期(時代)や、どの地方から入ってきたかで差が有り、呉音(仏教とともに伝わった)、漢音(遣唐使が伝えた)、唐音(禅宗とともに伝わった)と区別されていますが、それらを統一したり、整合性を求めたりしなかったので、現在もそのまま残っていて、日本人にさえ難しくなっています。またそれらの音は、日本人に発音しやすいように、オリジナルから多少変化しています。

 韓国語の中に漢語が沢山入っています。
 実際には埋もれていたハングルを、朝鮮総督府が掘り起こし、漢字ハングル混じり文にして、誰にでも使えるようにしましたが、戦後、ハングル100%使用に切り替えてしまったため、見た目には、混じっている漢語が、全く分からなくなってしまいました。
 漢字が韓国に持ち込まれた後、韓国では、気の利いた人がいなくて、日本語の訓読みに当たるものが開発されませんでしたので、音は中国語の音と一対一の対応のままになっています。しかし、日本語の場合と同じように、韓国人が発音しやすいように、音は多少変化しています。
 韓国語の漢語にあたる部分の漢字の音と日本語の音読みの音とには、ある種の法則がありますので、日本語の熟語を韓国語読みの発音で発音しますと、韓国の人に通じます。

 私の経験では、大卒の方は、漢字をご存知のようですが、表意文字ではなく、表音文字として理解しているようで、漢字に直させますと、当て字の洪水になってしまいます。
 日本人の場合は、音だけ聞いて漢字をイメージできますので、直ぐ意味を捉えることが出来ますが、若い韓国人の場合は、全てひらがなで書いてあるような感じなので、漢語がたくさん入っているような文章は、どの漢語か区別がつかないので、文章全体を、速く理解するのが難しいようです。
 パソコンの翻訳ソフトは、漢語をたくさん使えばそれだけ正答率が高くなるのですが、私の作った漢語の多いハングル書類は、そのままでは難しすぎて、ワーカーレベルでは理解できませんと、アドバイスを受けました。


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辞書

2015-06-19 11:04:59 | 1.日本語・外国語
辞書
 一般的に使用する辞書は、日本で購入しますと、結構高価です。現地で販売されているものは、内容が同じでも、随分安いので、私は、日韓、韓日、日中、中日辞書は現地で購入しました。英中の辞書もシンガポールで購入しました。

 日常会話希望の日本語の生徒さんには、ルビの付いた小学生向けの辞書を用意してあげれば良いと考えます。
 中学高校生のいらっしゃるご家庭では、古い辞書が転がっているのではないでしょうか。生徒さんがひらがなをマスターしておれば、役に立つでしょう。





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ITの利用

2015-06-06 00:04:07 | 1.日本語・外国語
 「日本語教師のためのITリテラシー」と言う本を見つけ、何か良い利用方法はないかと調べてみましたが、2002年発行なので、現在では、ちょっと役立ちそうに有りません。

 パソコンの発展は、日進月歩。ハードが成熟し、小型軽量化され、通信機能が高度化、高速化され、ソフトも充実してきています。その象徴たるものが、スマホであり、タブレット端末です。そして、今後、更に便利になってくれる筈です。
 これを使わない手は有りません。
 関係ありそうなものをリストアップしてゆきます。ぜひ、効果的で、役に立つ利用方法を探していただいて、生徒さんの時間対効果のパーフォーマンスを向上させてあげてください。

インターネット・サイト
 ネット上に有用な情報がありますので、ご自分に必要な情報を手に入れてください
 日本語教師の教案      http://kyoan.u-biq.org/
 外国人の大疑問にズバリ回答 http://www.alc.co.jp/jpn/article/gimon/
 日本語Q&A        http://www.alc.co.jp/jpn/article/faq/
 日本語教師を目指す!     http://www.alc.co.jp/jpn/
 
図書検索
 例えば、教える立場の関連の図書を探すにしましても、今までは、書店を探すか、図書館の本棚を探すかしか方法が有りませんでしたが、現在では、ネット上で探し、購入できますし、どこの図書館が蔵書しているかも直ぐ検索できます。どうしても傍においておきたい本は、ネットで、少し安くなった古本も購入することも出来ます。

教材の検索
クイズ日本事情700 日本学生支援機構編
初級用
 http://www.jasso.go.jp/ojlec/documents/quize_nihongo_level1.pdf
中級用
 http://www.jasso.go.jp/ojlec/documents/quize_nihongo_level2.pdf
上級用
 http://www.jasso.go.jp/ojlec/documents/quize_nihongo_level3.pdf

 -お探し中-

PDIC利用の辞書
 PDICとは、無料の辞書検索ソフトのことです。高速で、同じソフト上で複数の言語の辞書を取り扱うことが出来ます。ご自分でボキャブラリーの追加、編集ができます。
 「英辞郎」は、このソフトを利用しています。
 有償、無償の辞書データを、ネットから取り込むことも出来ます。


読上げソフト 
 PCには読み上げソフトというカテゴリーが有ります。日本語で文章を読み上げさせて、聞くことが出来るのです。
  無料で、自然な発音のソフトを  -お探し中-
 音声合成エンジンがある語なら、他の言語にも利用することが出来ます。或る博士は、タブレットを使い英文の論文を、寝転がって聴いたりしているそうです。

 「Microsoftナレーター」
  -お調べ中-

まんが日本昔ばなし
 子供の好きな、「まんが日本昔ばなし」を、使って、日本語耳の向上を図るのはいかがでしょうか?
 Youtubeで見ることも、ダウンロードすることも出来ます。


音声入力の利用
 最近のパソコン、タブレット、スマホには、音声入力ができるようになってきています。その音声入力を利用すれば、発音の向上に、役立てることが出来るのではないかということです。自分の発音が、正しいかどうか、ある程度の判断に利用できます。則ち、ほかでもない、機械がちゃんと認識してくれるならば、当然、ネイティブには伝わるだろうという考え方です。

 私が、英語のつもりでやってみましたところ、英語に変換してくれるところと、そうはならなくて、カタカナに変換しているところが出て来ました。英語になりきっていないジャパニーズイングリッシュの部分が、カタカナで表記されたということです。

 なお、Windows 8.1では、音声認識は、英語 (米国および英国)、フランス語、ドイツ語、日本語、中国語 (簡体字および繁体字)、およびスペイン語でのみ使用できるのだそうです。
 まだまだ改善されてゆくようなので、あなたの発音は、現在でも、結構いけているかも知れません。

電子図書館
 無料で利用できる電子図書館が有ります。
既に著作権の切れた書籍を、利用できるようにした「青空文庫」がネット上に有ります。パソコン、タブレット端末、(スマホ)で利用ができます。
 また、堺市にお住まいの方や、堺市内で仕事をなさっている方は、堺市立図書館の電子図書館を利用できます。最寄りの図書館で登録を済ませ、IDを取得すれば、上記同様、パソコン、タブレット端末、(スマホ)を使って、電子図書の貸出を受けることが出来ます。

タブレット・スマホのアプリ
 タブレット・スマホのアプリにも沢山会話に関するものが有ります。あまりにも沢山有り過ぎて、どれが自分にとって役に立つかということになりますと、全く分かりません。大抵が、無料版と有料版を備えていますので、無料版で、一応様子を見て、役に立ちそうだというのを確認してからご購入しては如何ですか。

e-メールの利用
教室にいらっしゃっている生徒さんからのアイデアで、日本人とメールの交換をするというのはどうかということです。現在、Skypeを使った有料の外国語教育法が有ったりしますが、そこまでゆかなくても、日本語作文の練習ができるではないかということです。私が中国語を勉強していた時、先生から「日記を書いて来てください」と言う課題がありましたが、e-メールの利用した教え方、学び方が有るのではないかということです。
(追記)
 既にそういうことにお気付きで、世界中のネイティブスピーカーが、語学学習を応援してくれる「Lang-8」と言うサイトが有りました。お試しください。
  http://lang-8.com/


 






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私の感想  1

2015-06-05 22:36:39 | 1.日本語・外国語
 その頃とあまり進歩がなく、殆ど工夫がないと感じました。
私の場合、「短期間の内に、それなりの効果を挙げなければ役に立たない。正しい会話は、後ほど・・・・・」と言う感覚で、最初に集中しました。
 たとえ、ブロークンでも、私から話しかける・・・・・・

 「日本語指導者養成講座」と言いましても、恐らく皆さんは、ボランティアの日本語先生がターゲットではないでしょうか。それなら、明日からでもボランティアを始めてもらえるような、先生として、即戦力的なアプローチが必要ではないでしょうか。
「ボランティアによる日本語教室」に於いては、日本語能力テスト用のテキストを一から学習しています。
  生徒さん自身が考えるプライオリティー、
  日本語の勉強を進めて行く上でのプライオリティー、
  生徒さん自身のポテンシャルを踏まえたプライオリティー
が有るはずですが、通り一遍の教え方で、そういった、工夫が、あまり見受けられません。

 例えば、インターネット上に、先生にとっても、生徒にとっても、役に立つ情報、データがたくさん有るはずです。もっと利用されてはいかがでしょうか。
 また、独学できる分と、どうしてもネイティブが必要な分が有ると思いますので、教室では、ネイティブの必要な分に絞るとかできないかとおもいました。
(追記)
 ボランティアの先生方は、既にお気づきで、私の感想と同じものをお持ちでした。しかし、適当な方法、手段等を、見つけ出すことが、出来なかったので、取り敢えず、従来の方法を、踏襲なさっておいでのようです。

 なにか良い方法を見つけ出し、教える方にも、日本語を学ぶ方にも、便宜を図りたいと考えます。



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