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日本語・文字
『非漢字圏における漢字教育に関する実態調査および提言』というレポートを見つけ、読んでみましたが、『楽しく』漢字学習ができるようにと言うだけで、効果的な提言もなく、がっかりしました。
そこで、私が特に気になったのは、『訓読み』が難しいという意見の有ったことで、そのことに関して、報告者の考察が全くなかったことでした。これは漢字学習に何ら、工夫がなされていないのではないかというのが私の推測です。
すなわち、漢字一個を取り上げて、強引に、音読み、訓読みを全て覚えようと取り組んだ場合、恐らく、そういう感想になるでしょう。そこには、訓読みが漢字の日本語訳ないしは、やまとことば訳と言う認識がないとしか考えられません。歴史的にも、現行小学校で行われているプロセスも、まず、最初に、話し言葉が有り、それに平仮名を当てました。次にそれぞれ漢字を当てましたというのが、そのプロセスであり、そのプロセスが正しいと致しますと、訓読みが難しいと言う意見は出てこないと考えます。
私の考えは、日常生活で使う動詞、形容詞(≒やまとことば)が、頻度が高く、高々100語程度ずつくらいしか有りませんので、それらを優先すべきと考えます。それぞれ対応する漢字があり、訓読みになっております。
そうしておきますと、漢字の意味がわかりますので、熟語に現れた時は、その熟語が、どういう意味の漢字の組み合わせかが、分かり理解しやすいと考えます。(尤も熟語は、類語の対、反対語の対、等々の知識が必要ですが)更に、訓読みを知っていますと、重箱読みにも湯桶読みにも対応できます。沢山存在します同訓異字の動詞にも対応できます。
ということで、日本語そして文字を取りまとめてみました。