ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

その168 独習サイト

2018-05-31 15:19:23 | 6.私の感想・考え

独習サイト

 今までの独習サイトとは、趣の異なったサイトが見つかりました。随分洗練されて来ていて、いわゆる「語学校」臭さのないところが、宜しいですね。何となく、引き込まれていくような感じが致しますね。

 一つは、宮崎大学とその他の団体がおまとめになったものと、もう一つは、英語サイトで、「生涯学習」がテーマということで「日本語」ないし、「日本文化」を取り上げているサイトです。宮崎大学の方は、有料でIDを登録しなさいと言うことになっていますが、費用も知りたいのに、その案内も、登録の仕方も分かりません。もしかしますと、管理者に直接申請しないと、IDがもらえないのかも知れません。ご自分の日本語力を調べてくれるテストも有りますし、いろいろなコースに対応しているようです。

 英語サイトの方は、いろいろなテーマに分かれて居まして、ご自分の好みに合わせて課題を選んで行けばいいようになっています。動詞については、よく使いそうなものばかりを取り上げて、「辞書形」「ます形」「~て形」を、関連付けて一度に覚えさせようとしていますね。私は、こう言った教え方が、やはり、正解だと考えます。

 Nihongo saruku

http://nihongo.tbshare.net/index.php

Learning and Teaching Japanese

https://www.thoughtco.com/japanese-4133062

 

 


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その167 私の作業

2018-05-19 06:30:58 | 6.私の感想・考え

私の作業

 「シラバス1・2」で、この業界に愛想が尽きたというところですが、そうは言いましても、所期の目的は、経済的に恵まれない若い学習者の役に立ちたいということがメインなので、「シラバスがおかしい、変だ」ということが分った上で、さて、私が何をすればよいのかということになります。万一、就活が成功した暁には、即、実施に移れるように、単語帳、と私の考えに沿った教案の準備が必要となります。例え空振りに終わろうとも、その線に沿って、出来るものから進めて行こうと考えます。

 そこで、先ず、発音さえ、日本語に近くなれば、後は、ボキャブラリーを増やすだけだと言うように考えます。ところが、母国語で制作した50音表が見つかりませんので、もう、そのプロセスを飛び越して、一気に、発音してくれるフラッシュカードを利用することにしましょう。最少のボキャブラリーで、「あいうえお・・」を、網羅した言葉の組合せというのが有ります。これは、文字を一つずつ学習する無味乾燥なやり方でなく、文字を組み合わせた単語として覚える方が憶えやすいであろうという考えで考案されたものです。「あいうえお・・」が読め、発音でき、書くことができるようするにも利用できるという優れものです。Quizlet「ばばちゃんのおっちゃんのクラス」の「1.ことばをおぼえる」の中の「あいうえお - 24じで50おん」にまとめました。https://quizlet.com/227649294/2450-flash-cards/

 「さぽうと21」と言うNPOさんが、「はじめの500語」というのを提供してくれています。恐らく「最低500語は何が何でも覚えてください」と、お選びになったものと考えます。私も、その考え方に賛成で、そこで、とにかく「500語は、がむしゃらに覚えてください」と言うことで、それぞれの言語で、Quizletを利用したフラッシュカードを制作することにいたしました。陣取りゲームと同じで、最初は、覚え易いものや直ぐ必要な言葉を「点」で覚え、次に「線」で結んで関連付けを行い、次に、同じカテゴリーのものも一緒に覚え、そうして、その言葉の「面積」を、どんどん、増やして行ってくださいというやり方です。荒っぽいようですが、がむしゃらに覚え易いものから自分のものにするのが、一番の近道だと考えます。そして、ある程度単語を覚えますと、数語単語を組み合わせれば短文が出来上がりますので、よく使いそうな短文を作り、これも、しっかり覚えて、すぐ口から出てくるように訓練します。更に、自分の気持ちが良く伝わるような文型や、使い回しの聞く文型、フレーズ、を選んで、短文に組み込みます。更に、その上をお望み方は、副詞を選んで、それに添えてください。言葉、文章に深みが備わってきます。多少の言葉の貯えが出来ますと、それらを駆使して、いろいろ言い換えが出来ますので、自分の考えが伝えやすくなります。私は、どの言語の場合もそうやって参りました。最近では、ネットで調べますと、いろいろな言語の単語帳が見つかりますので、その気になれば、その資料は、何とかなります。

 教案につきましては、「できる日本語」か「まるごと」のどちらかに焦点を絞り、文型につきましては、私自身が、即、引き出しから引っ張り出して、説明できるようなレベルにまで持ち上げたい。例えば,skype面接で、「〇〇について説明してください」と言われてもすぐ説明が出来るように持って行ければ、面接も怖くないと考えます。

そこまでやって、就活に成功しなければ、これは、もう運が悪いとしか言いようがなさそうです。 

 


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その166 シラバス 2

2018-05-16 09:06:21 | 6.私の感想・考え

シラバス 2

ある日本語教師のブログに、

『最近読んだ「一歩進んだ日本語文法の教え方」(前述の庵氏著)という本に書いてありました。実は、今の文法シラバスは、50年前に完成して、そこからほとんど変わっていないと。』と有りました。

 私が、この3年間抱き続けた謎がやっと解けました。要するに、それらは、ノンネイティブで、日本語学の学者を目指す人達へのシラバスであり、研究者や翻訳者養成用のシラバスではないですか。知ってか知らずか、皆さん、未だに、それに乗り続けているということになりますし、場合によっては、この先もずっと続けて行くのかも知れません。全くバカげているとはおもいませんか。言い換えますと、日本人向け英語教育(英語学者、翻訳者向)と全く同様の轍を踏んでいるではないですか。もう、それでは、会話の学習には役に立たないということが、はっきりしたようなものでしょう。知力も有り、モチベーションも高い留学生を立派な日本語学者に育て上げるという日本語教育学の学者は沢山いても、ごく普通の人向けの日本語会話教育学というのもなければ、その教育学者もいないのではないでしょうか。

 「日本語教育能力検定試験」に、いろいろな教育理論をテストされますが、議論するだけで、利用しないのであれば、全く、絵に描いた餅ではないですか。過去の試験の例題を解いていて、この教育理論は「誰」が唱えたのかという設問が有りましたが、「そんなこと、誰でもいいではないですか、例え、彼の名前を知っていて、一体、何の役に立つのでしょうか」というのが私の考えで、出題者の頭がおかしいのではないかと、全くバカバカしい思いをしたというのが私の感想です。たとえ良い考えが有っても誰もやらなければ、ないも同然です。

 試験問題の傾向を受けて、具体的な勉強方法も歪んでしまうとも言われていますが、この業界はどうも全体が、腐っていますね。私には、発展途上国の若者を安く使おうという魂胆しか見えて来ないですね。

 


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その165 まるごと

2018-05-13 19:57:33 | 6.私の感想・考え

まるごと

 国際交流基金が奨めています「まるごと」を見直してみました。私が国際交流基金に期待しますのは、経済的に恵まれず、来日も出来ない若者に、無償でテキストを提供して欲しいということです。例えば、中級程度までのテキストを揃えるとなりますと、1万円前後の金額になります。彼らにとって見ますと、それは、およそ一カ月分の給料になります。年金生活者の私でも一式揃えるとなりますと、思案してしまいます。必ずしも皆さんがパソコンを持っているとは限りませんが、どなたかがダウンロードし、ダウンロードしたものを、更にコピーをして、少しでも多くの方にテキストが行き渡らないかと考えます。現に、既存の教科書の本冊を一冊まるごとコピーしたものをお持ちの学習者がいます。また、彼らにとっての難点は、生の日本語に接する機会がほとんどないことです。最近では、若い学習者は、皆さん、スマホを持つようになってきていますので、スマホで使える音声の付いた使い易いアプリ、教材を提供して欲しいと考えています。

 「まるごと」のサイトをチラッと見て、ダウンロードと有りましたので、「考え方」「やり方」が変わったのかなと飛びつきましたが、音声と単語帳だけで、本冊のダウンロードがなく、何も変わっていないということでガッカリしました。私が海外で経験しましたのは、現地で辞書を購入しますと、同じ内容のものが半値以下で手に入ったことです。韓国でも中国でもそうでした。テキストもそういうようにならないものかと考えます。手にしました「まるごと」は、用いておられる用紙も立派なものです。立派なテキストを作るだけでなく、せめて、彼らが手に入れ易い廉価版を作れないのでしょうか。

 「まるごと」の内容につきましては、以前の「文法・文型シラバス」の繰り返しかと思っていましたが、実は、そうではなく、最新のヨーロッパの言語教育の考え方に倣ったやり方で、「会話(タスク)優先指向」になっているようです。考え方として、私の考えに叶っていそうなので、本冊を図書館から借りてきました。点検したいと考えます。

 留学生向けは、取敢えず現状のままでよいとしましても、それ以外の一般の人向けにはこちらを利用する方向付けをしっかりやる必要が有ります。日本語能力試験も、今までのものとは別に、「まるごと」の教育方針に基づいたテスト方法や設問が必要でしょう。

 今、思い付く私の作業は、テキストの順番に従って、Quizletに単語のデータをアップロードすることです。前述の音声のダウンロードでは、スマホでは取り扱いにくいので、せめて、Quizletを利用して、単語と一緒に音声も覚えていただこうという考えです。「まるごと」が、良く出来ているとしますと、既にテキストを手に入れている人も、これから手に入れる人にも、聞いたことのある単語が出てきて、役立つであろうと考えます。日本人に聞き取ってもらえる単語を増やせば、初歩の会話もできますし、間違いなく、テキストの進度も早くなるでしょうし、確実なものになるでしょう。

 


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その164 就活その後

2018-05-08 06:26:12 | 6.私の感想・考え

就活その後

「無資格」と「一対多の授業経験なし」では、やはり、就活は難しいというのが私の結論になりました。今後、資格を取るか、方向変換するかの判断をしなければなりません。420時間受講というのが、お金さえ払えば、手に入れることが出来ますので、最も、手っ取り早い方法なのですが、高額なのと、3~6ヵ月間、時間が拘束されますので、年金生活者にとりましては、今更という感じが致します。それではと言うので、一昨年試験も受けましたが、力及ばず不合格。再度試みても、合格しそうな気も致しません。本来の日本語指導には、殆ど必要ない知識・情報を学ばなければなりませんので、気も乗らず、全く持って癪な話です。

 身近な会話なら、最近、よく広告に出て参ります「英語を九九のようにマスター」という考え方に大賛成で、更に、「Quizlet」を利用して、私が考えます「日本語を九九のようにマスター」しようというところに焦点を絞り、情報を提供しようと考えました。その為にデータを整えるという方向に、先ずは、進みます。今までは、紹介するばかりでしたが、それだけでは、なかなか前に進みそうに有りませんので、私が、データを準備して置き、更に、アクセスし易くアレンジして置きますと、もっと、皆さんが、利用し易くなるのではないかと考えます。

 また、技術者、技能者等の専門職を志す方には、専門用語の辞書が必要になりますので、その方面のボキャブラリーを集め、ネット上にアップロードしたいと考えます。ベースは、PCに「英辞郎」をインストールし、それぞれ必要な専門用語を追加して行くという考え方です。私は、オリジナルに辞書を制作する能力は有りませんが、ネット上にある辞書データを収集することが出来ます。それらを、辞書検索ソフト(PDIC)で運用できるようにアレンジしますと、利用してもらえるだろうという考え方です。無償で提供されています「GigaDict」のデータを、使用させていただきますと、直ぐに、10万語ずつ、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、 ポルトガル語、ロシア語、ウクライナ語 、ポーランド語、アラビア語、ペルシャ語 、ヘブライ語、トルコ語、中国語 、朝鮮語を、集めることが出来ます。更に、その気になれば、抽出するには手間がかかりますが、20~30万語のデータもありますし、数か国語に100~200万語のデータの提供もあります。

 とは言いましても、膨大な量になりますので、先ずは、共通語の英語と、東南アジアのマイナーな言語を優先したいと考えます。そして、英日の専門用語と。

 ただ私には、そのデータをネット上で配布するやり方が分かりませんので、勉強しなければなりません。

 

 


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その163 言語教育

2018-05-04 05:48:19 | 6.私の感想・考え

言語教育

「TOEICが日本を滅ぼす」。この国の「言語教育」が迎える末路。専門家が直言とあります。

 言語教育には、表面的には、「読む」「書く」「聞く」「話す」等の能力を身に付けることでしょう。また、機能的に考えますと、「翻訳能力」と「通訳能力」ということになるでしょう。

 日本に於きましては、つい最近までは、広く世界から情報を収集するために、原書を読んだり、原書を翻訳したりする必要からか、「読む」「書く」偏重で来たようですが、最近になって、ビジネス現場の要求からか、大きく、「聞く」「話す」の方向に舵が切られ、そして、上記のように、それでいいのかと、専門家の方がご心配されています。

 すなわち、「TOEIC偏重」は、言い換えますと、「米語会話偏重」だけで良いのかという意見になるかと思います。しかし、そうは言います物の、その前に、一生、日本語しか使わない人も大勢いるわけです。どちらの路線であろうとも、彼らに対する無理強いは全く変わりませんし、そして、英語が出来たからと言って、彼らの生活が向上するとかというような発展性は、何ら考えられないように思います。

 単純に会話を考えますと、「聞く」「話す」に関しては、感覚器官の「訓練」が要求されるようですし、また、「読む」「書く」では、思考する能力が、必要とされるようです。ところが、人の成長から見ますと、児童の時期に、感覚器官の成長がピークを迎え、その後は低下するそうです。大人にとりましては、思考能力は備わっていますが、すでにピークを過ぎた感覚器官の更なる成長を望むことが出来ません。そこで、子供の頃から始める言語教育と、もう既に、大人になってしまっている人たちに行う言語教育には、違いがあってしかるべきでしょう。しかし、子供の頃に、感覚器官の「訓練」を行っておけば、大人になってもその効果が残っていてくれるのかどうかということも、現段階ではよく分かっていないようです。

 我々が直面する言語教育は、主に、日本人に対しての第二外国語(主に英語)の教育と、外国人に対しての日本語の教育が大部分でしょう。その中には感覚器官の成長のように共通する問題もありますが、それぞれの言語の性質上、実際には、異なる対処の仕方が必要になるでしょうね。「日本語教育と外国語教育をセットで考え直すべし」という意見が有りますが、各言語の差を見極めて進める必要が有ります。

 当分、どれにでも当て嵌まるというような解決方法は見つからないでしょう。上手に、場合、場合に分けて、最適解を求め続けて行かないと仕方がないでしょうね。しかし、例え、解決方法が見つかっても、変更するには、大変なエネルギーが必要になるというのがこの世界です。(現在の日本語教育で、文型指向かタスク指向かもその範疇です)人は、本来現状維持を望み、変化を望みません。商売も現状維持の方がやり易いでしょう。

 別の面から言いますと、「その155 翻訳機」で述べましたIT機器が高性能になり、安価になりますと、同時通訳のようなことをやってくれるでしょう。また、スマホに有ります「Office Lens」「Google Lens」も高性能になり、価格も下がりますと、もう、OCRを飛び越して、スマホのカメラに文字を映すだけで、翻訳してくれて、読み取ることが出来るでしょう。メジャーな外国語につきましては、「第二外国語教育」という言葉も、概念もなくなるかも知れません。それらの機器を開発する人はいろいろ思考しますが、一般の人間は、思考しなくて済むようになって行くのでしょうか。日本語教師は勿論、英語教師の職もこの先、無くなるかも知れませんね。

 さて、さて、言語教育の専門家が、現時点でいろいろご心配されておりますが、更に、その先のことになりますと、言語教育すら要らなくなるかも知れません。幸か不幸か、私は、数年先には土に還っていますので、見届けることが出来ません。

 私の場合は、現状維持で、間に合いそうですが、若い方は、それなりに周囲を見渡す必要が有ると考えます。

 


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