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 「Hoshino Parsons Project」のブログ

気品と妖気あふれる沼田の御殿桜

2010年04月14日 | 渋川、利根・沼田周辺情報
昨夜、仕事を終えてから大急ぎで、
福増寺のライトアップされた桜を見に行ってきました。

9時終了10分ほど前のギリギリ到着。
かつてこの境内を訪れたときには、これほどのものがあるとは気付きませんでした。

桜はちょうど今が盛りの時で、折からの強風に揺れる枝の姿を動画で撮影できたら、
どんなに素晴らしいだろうかと思いました。

手持ちのiPhoneで撮った写真は、あまり出来の良いものがなかったので、
申しわけありませんが、その迫力はお伝え出来ません。

今日天気が良かったので、改めて昼間に仕事のコースから寄り道して見てきましたが、
ここは夜の方がずっとすばらしく思えました。

それで昨夜は、その感動の勢いで沼田城址公園の桜も見に行きました。
すでに福増寺のライトアップは終了してからの訪問なのに加えて、時期的に沼田で桜はまだ早すぎると思いつつ期待はせずに行ったのですが、沼田市街が見えだすとともに、派手な提灯の明かりと一本の桜だけがぼんやりとライトアップされているのが遠くからも確認できました。

沼田公園内に入ると、やはりほとんどの桜ははまだ早く、
提灯の明かりだけが、派手に煌々と周囲を照らしていました。

ところが、遠くから見えたあの一本の木だけを頼りに先へ進むと、
想像を超えた見事な桜が見えてきました。



この沼田公園の桜は、何度か見に来た記憶はあるのですが、そのときは公園全体のソメイヨシノが満開のときで、
この御殿桜1本の存在は、ただここに大きな桜の木があるということだけで、
これほどの存在感を感じることはなかったように思えます。

周囲のソメイヨシノとは違って、この御殿桜はヒガンザクラなので
他に比べて早い時期に咲くようですが、その姿、色からして、
とても気品ある大木に見えました。

樹齢は400年を超えるとのこと。
ということは、ここに五層の天守が出来、沼田藩のかたちが整い、その草創期から全盛期に植えられ、
真田伊賀守、茂左衛門の時代から見守ってきた木ということになります。

西楼台の石垣の上に立つ巨木なので、ちょっとした強風でも吹けば
石垣もろとも西側に崩れてしまうのではないかと心配になるような立ち姿です。

その西の崖側にまわって下から見上げてみて、また圧倒されました。

iPhoneで撮った写真なので、画質はイマイチかもしれませんが、
この妖気は十分伝わるかと思います。


風に揺れるこの大きな枝、
400年という樹齢を感じさせないその幹の樹肌、
ソメイヨシノに比べると可憐さを感じさせるその白い花びら。



桜と聞けば、チャンスがあればどこへでも出かけていきますが、
こういった体験は、はじめてのものでした。

今年はこれから、ヒガンザクラを中心に追いかけてみようか。

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