ランチの後は前日同様に駅前の観光案内所を訪ねました。
観光バスの「ぐるっと松江レイクライン」と宍道湖の夕日スポットについて尋ねたのですが、レイクラインは運転手さん不足で通常の30分間隔が1時間になっているとのこと。
一畑電車も運転士さんが大変不足していると聞きました。
地方都市の課題がここにも……
夕日を見る予定にしていた県立美術館もこの日は休館日だとか。
松江駅近くから乗られるサンセットクルーズ観光船がいいと勧められましたので、そうすることにしました。
ネットで調べるよりも、face to faceで訊ねる方が確実な情報が得られていいですね。
レイクラインのバスは諦めて、昨日と同様に松江城のあたりに行きました。
県庁前で降りると、松の緑に映える県庁の建物が見えます。
職員の方は毎日松江城が見える、広々とした抜群の環境で働けていいですね。
前日、堀川めぐりの船頭さんが教えてくれた、和菓子作りの名人がいる松江城近くの松江歴史館へ行きました。
館内にある「きはる」という茶房です。
入口横で名工の方が生菓子を作っているのがガラス越しに見学できます。
その作業台の前に10数個、製作した和菓子がズラリと並んでいます。
この中から食べたいものを選ぶのですが、どれも季節感があって美しく、迷ってしまいました。
店内に入ると、名工の方のお名前が掛けてありました。
頂いたのはこの2つの練り切り。
上品な色に合わせた干菓子が添えられていました。
松江に来たらぜひ美味しい和菓子を食べたいと思っていましたので、ゆったりと口福感を味わうことができました。
歴史館あたりを散策すると、前日乗った堀川めぐりの船が見えました。
平和な風景です。
前日、私たちは順番で船頭さんの向かいに座りました。
川がある街って情緒がありますね~
松江駅に戻り、歩いて10分ほどのサンセットクルーズ船の乗り場に行くのに、出発時間に充分余裕があったのですが、タクシーで行く羽目に・・・
というのも駅前を横断する道路が見つからず、地下道を行ったのですが迷ってしまい、予約の時間があるので、駅に戻りタクシーに乗ったのでした。
ドライバーさんに申し訳なく行き先を告げたら「えっ」と笑われました。
あっという間に着き、「近くですみませんでした」と言うと、「いや~こちらこそスミマセンネ」と恐縮されて、気持ちがほっこりしました。
旅にはよくあることですが、対応がいいとその土地が好きになるものですね。
船は100人乗りのはくちょう号で、甲板のイスに席を取りました。
直接、宍道湖の夕日スポットに向かいます。
甲板にいても少しも寒くありませんでした。
夕刻の湖を滑るように進んだ船が止まりました。
夕日が沈む時間が近づいたようです。
鳥が飛び交い、一緒に日没を待ちました。
空がオレンジに染まっていきました。
あと少しでお日様バイバ~イ!
今日もありがとう!
湖の上のショーが静かに幕を下ろしました。
帰りの船上はさすがに冷えてきたのですが、外でマジックアワーの景色を楽しみました。
宍道湖の上で日没を見られたこと、いい思い出ができました。
さて、夕食は帰りの電車駅、一畑電鉄しんじ湖温泉駅の近くでとることにしました。
駅から歩いて5分の海鮮料理「こ根っこや」、6時過ぎでも満席のような店でした。
3晩とも同じようなお刺身、おでんを食べていますが、この日はのどぐろの煮魚、豚の角煮、
そして初めて食べた上の写真左側の「ドギ」という名前の深海魚の唐揚げが実に美味しかったこと!
地元ではメジャーな魚だそうで、見た目に反して上品な味でプルプルとした食感がありました。
帰りの電車の座席は新幹線のよう。
そして座席の上にはこんな絵が・・・
バラエティーに富んだ一畑電車を行きも帰りも楽しませてもらいました。
松江と小平は人口がほぼ同じ、196,000人なのですが観光資源が違いますね。
県庁所在地と東京のプチ田舎、較べようもありませんが、その豊かな自然と文化に少し触れることができました。
お天気にも恵まれて、膝痛を嘆きつつもいい旅行ができ感謝です。
翌朝早く空港バスで出雲空港に向かい、11時頃羽田着。
羽田空港にはサプライズで娘と孫が迎えに来てくれ、車でらくちんでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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