自転車での帰り道、萩山駅近くの小さな通りでこんな光景に出合いました。
駐車場のような空き地で、鷹が日向ぼっこをしていたのです。
静かに佇む姿がカッコよくて、どこの家の人が飼っているんだろう?と思いながら
家路につきました。
ところが、帰宅して鷹のくちばしのところに見える看板(?)が何だか気になって、
写真を拡大してみると、上にホームページアドレスがあり最後に「fujipet」とあったのです。
「あっ」と私は大発見した気分になりました。
あかしあ通りの小平団地近くの商店街で猛禽類の販売をなさっていたフジペットさん。
車で通ると、最近閉まっていていて「どこに引っ越されたのだろう」と思っていました。
というのも、鷹匠である店主の澤田さんを以前インタビューしたことがあったからです。
facebookで調べると、確かに2019年に萩山に引っ越されていました。
2014年の取材当時から、「この団地商店街もウチだけ残ってしまって、引っ越したいんだけどね」とおっしゃっていました。
最初はペットショップとして団地の子どもたちに愛され、40年以上も続いた店でした。
国内最古参の鷹匠として、また珍しい猛禽類専門店として、全国に顧客がいる店でした。
次の取材記事を読んでいただければうれしいです。
この時から7年、澤田さんは80歳を越されたもののマニアの注文に応えて、
がんばっていらっしゃるようです。
鷹匠の技術も次世代へ伝えていってくださることでしょう。
1羽の鷹から蘇る過去の記憶が初夏の夜を爽やかにしてくれました。