『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

みちのく三大桜名所巡り(その1)盛岡

2024-04-24 22:19:25 | 旅行

こちらの桜が葉桜になる頃、4月18日から20日、2泊3日で念願の東北の桜を見に行ってきました。

1日目は盛岡で1泊しました。

東北新幹線で東京駅から約3時間。

ホテルにチェックインしてすぐ、以前から見たかった岩手銀行赤レンガ館へタクシーで向かいました。

 

こちらは正面から撮った写真ではありませんが、ひときわ存在感を放つその外観に圧倒されます。

 

設計は東京駅の設計者である辰野金吾とその教え子で盛岡出身の葛西萬司です。

明治44年に盛岡銀行の本店として落成し、昭和11年に岩手殖産銀行(のちに岩手銀行に変更)の本店として引き継がれました。

昭和58年岩手銀行新社屋完成後は中の橋支店となり、平成6年には現役の銀行として初めて国の重要文化財に指定されたそうです。

平成24年に銀行としての営業を終了した後は約3年半の保存修理工事を経て、生まれ変わったのが現在の「岩手銀行赤レンガ館」です。

 

重厚な造りの中にモダンな雰囲気が漂います。

すぐ上の写真は旧金庫室。

鉄の扉の上の四角の小さな扉は何だろう?と夫と話していたのですが、2階に行って分かりました。

バーチャルシアターで映像を見た時「金庫に閉じ込められた時の脱出用の非常口」と聞き納得した次第です。

 

旧応接室や旧支店長室などには岩手の金融史やこの建物が辿って来た変遷が展示されていました。

 

このような銀行のマスコット貯金箱、昔よくありましたよね~

 

 

東京駅丸の内駅舎をほうふつとさせる天井。

 

橋の欄干の上の擬宝珠(ぎぼし)のような階段の装飾。

階段そのものは上がるとギシギシと音がして、歴史を感じさせました。

鉄の手すり、木の手すり、窓などすべての意匠が素敵でしたね。

 

帰り道すぐ近くのもりおか歴史文化館入口のしだれ桜があまりにきれいでしたので、寄ってみました。

入口に2本のしだれ桜があり、折しも満開。

大木でシャワーのように降りそそぐような本当に美しい桜でした。

この奥の方が盛岡城跡公園で、ここもさぞ広々としてきれいだろうと思いましたが、石割桜を見る予定でしたので、急ぎました。

するとまた、途中に目を引くしだれ桜が!

その名も「桜山神社」という由緒がありそうな神社でした。

 

ここから5,6分歩くと裁判所の敷地内にある「石割桜」があります。

庭石の割れ目に桜の種が飛んできて芽を出し、成長とともに石の割れ目を押し広げていったものと言われているそうです。

石は花崗岩で周囲が21m、エドヒガン桜で樹齢は350年~400年と推定されています。

幹の周囲は4.6m、樹高11mで枝張りは東西に16m、南北に17mもあるという国の天然記念物です。

もう半分位は散っていましたが、団体客が次々に押しかけていました。

元祖ど根性桜?

それも超、超がつくほどの・・・

これからも頑張って、ずっ~ときれいな桜を咲かせてくださいね!

 

歩いてホテルまで帰ったのですが、ちょっと歩いただけでも、盛岡の街は緑あふれ、落ち着きとのびやかさがあるいい街でした。

 

 

夕食は駅ビルにある「南部ビストロうんめのす」という小さな店でとりました。

美味しいビール(ほとんど呑めないのですが、ビールは好きです)に好物のごぼうの唐揚げ。

私は自家製ローストビーフ丼定食を。

夫はサーロイン牛カツ&ローストビーフ合盛丼を。

彼はお昼も新幹線の車中で牛たん弁当を食べました(笑)。

薄切りのローストビーフがあっさりして、美味しかったです。

カウンターの目の前には東北6県の日本酒が揃えてありました。

 

 

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94歳の新聞投稿

2024-04-14 13:32:02 | 身辺雑記

長崎県佐世保市に住む叔母が毎日新聞に掲載されたからと、先月「はがき随筆」欄のコピーを送ってくれました。

 

        

叔母は叔父が亡くなってから「はがき随筆」への投稿を始め、年に数回は掲載されていて、その都度私にコピーを送ってくれていました。

その数は数十枚になります。

 

電話をしたときのこと、少し耳が遠くなったようでしたが、相変わらずの早口は以前通り。

とても94歳と話しているとは思えません。

その時、昔の写真の話になり、父親(私の祖父)の写真を持っていないということでしたので、私が2016年からこのブログの身辺雑記として掲載している「昭和の家族写真に寄せて」シリーズを思い出し、その記事5回分をプリントアウトして郵送しました。

 

       

私の母が2歳頃の写真もありましたので、上のような戦前の写真が多いです。

この写真の左端が叔母でその後ろが私の母、その前が祖父です。

すると、叔母から電話がきて「もう、感動した! こんな嬉しいことない」と興奮した声で・・・

「今回載ったので最後にしようと思ってたのだけど、また書く気持ちが湧いて来た。これをネタにして書くよ。ありがとう!」

予想もしなかった反応で、私も嬉しくなりました。

 

以前の随筆掲載記事で、「子どもの頃のクリスマス、父親が5人のきょうだい一人一人の枕元にキューピーさんを置いてくれていたことは忘れられない思い出」とありました。

それで、知り合いからお母さん手製の服を来た、ミニキューピーさんを3個戴いたので、それを送った時も大層喜んでくれました。

今も歩行器に「キューピー3姉妹」として下げていると、ホームの人たちに「頂戴、頂戴」と言われると話していました。

 

そうしたら先日、「整理していた時、同じキューピーが出てきたから」と友人から3個もらうというラッキーなことが起こりました。

       

これがそのキューピーさんたち。

首が回って、ホントに可愛いです。

残り何回かの「昭和の家族写真に寄せて」の記事とこのキューピーを近いうちに叔母に送るつもりです。

 

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ようやく花見に~柳瀬川へ

2024-04-13 11:42:19 | まち歩き

待ちに待った桜満開のニュース、だけどもお天気がよくない日々。

ようやく晴れた10日に毎年行く、清瀬の柳瀬川に行きました。

 

    

柳瀬川に沿った清瀬金山調節池の桜も前日の嵐のような風雨にめげず、よく踏ん張ってくれました。

私の好きなこの桜も絶好の見頃でした。

 

以前は川沿いの桜の木の下でお弁当を食べていましたが、駐車場に近いし人も少ないので、昨年から金山調節池の方に行っています。

 

    

    

 

    

 

    

 

このビオトープではカルガモにサギ、おたまじゃくしもせわしげ(?) に泳いでいました。

おたまじゃくしを見るなんて何年ぶりでしょう。

春ですね~

ここは都内で一番カワセミが見られる場所として有名です。

10年以上前、取材でここを訪れた時、池の周りはカワセミを待つアマチュアカメラマンでいっぱいでした。

お蔭で私もその時初めてカルガモの飛来を見ることができたのです。

 

    

    

前日の大雨のせいか、川の水は少し濁っていました。

 

    

ソメイヨシノの淡い色の中にひときわ存在感ある花の色。

名前が確かではありません。カンヒザクラ?

 

    

この桜の木の下でお弁当を食べました。

下の遊歩道を歩く人もまばらで、聞こえるのは野鳥の鳴き声だけ。

本当にのどかでいい所です。

 

    

    

やはり桜には青空ですね。

昼寝したい気分でした。

 

    

 

駐車場までの帰り道には菜の花も咲いていました。

今年も青空の下できれいな桜に会えて、ありがとう!です。

 

 

 

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麻生芬さんによる感謝のつどい

2024-04-01 09:48:17 | 講演会・催し

3月30日、小平在住の染色家、麻生芬さんによる「感謝のつどい」が吉祥寺東急ホテルで開かれました。

麻生さんは藍染め、紅型染、草木染の作家で花小金井に工房とギャラリーがあります。

本当は80歳の引退を期にそれまでお世話になった方々への「感謝のつどい」を開く予定だったそうですが、コロナ禍で延び延びになり、この日になったとか。

 

       

 

会場には麻生さんの友人、知人、同級生、お弟子さん方が100人余り詰めかけていました。

これまで全国各地での藍染めの展示販売、教室、講座などで培ってこられた麻生さんの人脈の広さが分かります。

 

会場の奥にはさまざまな作品が展示されていました。

 

    

    

    麻生さんの作品 黒留め袖と右は人間国宝の彫刻型紙を使用し染色した着物地

 

    

    

    麻生さん所有の人間国宝の方の絵絣

 

    

    教室の生徒さんの作品

   

    

    長年かけて染めためた草木染見本 シルクオーガンジーがゆらゆらと素敵でした

 

    

    

    

お料理はこの2点以外は撮るのを忘れてしまいました!

この後のローストビーフがとても美味しかったです。

 

三線やピアノ演奏、独唱のエンターテイメントもありました。

        

        

        

「さくら」や「春よ来い」など桜開花のこの日にぴったりの歌を美声で聴かせていただきました。

 

10席のテーブルごとにお世話になった方を麻生さんが紹介くださったのですが、同級生の席でびっくり!

月1回の談話サロンで一緒のメンバーがいらしたのです。

そのSさんは麻生さんと小学校で同級、秀才だったそうです。

4月3日にはまたSさんにサロンでお会いします。

 

        

お土産のお菓子とともに戴いた麻生さんの自伝です。

343ページに及ぶ本をまだ半分足らずしか読み終えていませんが、麻生さんの両親のことから始まり、才能に溢れ、自由奔放であった母(沖縄紅型復元で知られる方)に苦労を強いられた子どもの頃から今まで、ご自身は「過酷な人生だった」と書いていらっしゃいます。

しかし、その忍耐力と強くしなやかな精神が周りの素晴らしい方々を引き寄せたのだと思いました。

その方たちがご自分の宝物で、今は「感謝、感謝!」の日々だそうです。

 

麻生さんはじめスタッフの方々のおもてなしで、心温まるつどいに参加させていただき、春のいい1日になりました。

 

 

 

 

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