ガス灯館2階の「渋沢栄一とガス事業」展をみた後は、1階常設展と別棟の「くらし館」を見学しました。
明治時代のガス灯の実物が展示されています。
ガス灯の点灯、消灯に従事した点消方の法被と持ち物。
夜になると約50本のガス灯を1時間くらいでつけて回り、朝が来ると消していったそうです。
暗闇の街の安全を支えていたのですね。
今だとアンティークでおしゃれな灯りです。
これは鹿鳴館で使われた舶来のランプ。
11時からはガス点灯の実演がありました。
右側は花ガス。今のネオンサインのように芝居小屋の看板にも使われたらしいです。
電灯の明るさの実演。右がエジソンの白熱電球、左がLED、明るさが違いました。
くらし館には昔のガス器具がたくさん展示してありました。
入口正面にガスストーブ、明治時代に輸入された英国製。ステキですね。
ガスの冷蔵庫ってあったのですね。
ガスの食パン焼き機、一度に4枚焼けるなんて便利です。
カニ型のストーブ。使うと真ん中が赤くなってカニの甲羅のようだったそうです。
ガスコーヒー沸器。これは昭和の戦前のもの。
昭和10年代の台所。木の道具が清々しいです。
長野オリンピックの聖火台。実物の5分の1サイズ、天然ガスの炎だったとか。
2階にはガスオルガン。ストラスブールのガス博物館に保存されているガスオルガンをもとに昭和62年に復元製作された。
鍵盤をおすとガラス管の中の炎が変化して、柔らかい音を出す仕組みだとか。聞いてみたい。
ノスタルジーに浸って、外に出ると裸灯のガス灯が。日本でここにしかないそうです。
赤レンガのくらし館とガス灯、マッチしていいですね。
近くにこんな場所があること(しかも無料で)、再認識しました。