『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

大晦日、なにやの麺を食べ納め

2017-12-31 15:50:40 | 食べる

   
    2017年も今日でおしまい。

    社会不安や災害が多い中、家族が無事に年越しできることにただ感謝、感謝です。

    昨夜帰省した息子がなにやの麺をたべたいというので、昼に行って来ました。

    昨日はなにやさんの恒例の5色麺(1本の麺が素材いろいろの5色で打たれている)の日で

    行列ができていたと思いますが、今日はラッキーなことに空いていました。


           

    夫と息子はいつもの中国麺。

    醤油ベースのスープにとろけるような分厚い焼き豚がのっています。


           

    私は塩味スープの野菜たっぷりの麺菜と決めています。

    夏はごまだれがおいしい「サラダ麺」です。

    麺はどのメニューも手打ちの翡翠麺。

    ほうれん草を練りこんだ淡い緑の麺です。

    豚骨ラーメンのようにギトギトしたスープではなく、滋味深い体にやさしい味です。

    あぁ、今年もこの味となにやさんの笑顔で元気に過ごせました。

    

    
      今年もこの気ままなブログにお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

      くる年もどうぞよろしくお願いいたします。
    







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今年最後の到来物デコポン

2017-12-29 23:25:08 | 食べる


     今晩、佐賀から待望のミカンが届きました。

     買ったミカンではなく、自らがつくられたミカンです。


           

     10㎏の箱に今年は私の大好物のデコポンが3分の2くらい入っていて、うれしいことこの上なし。

     今年は普通のミカンが高いし、ましてやデコポンはまだはしりで高級品。

     本当にありがたいです。


     大きさもいろいろ、畑で摘まれた方の気持ちが伝わるようです。


           

     デコポンの中から大きい順に並べてみました。

     でべそがあったりなかったり、それぞれ個性的です。

     デコポンもミカンも早速食べてみたら、甘くて果汁たっぷりで瑞々しい。


     送り主 I さんの息子さんが夫に世話になったからと、もう30年以上送ってくださっていますが、数年前途絶えたことがありました。

     一手に引き受けて送ってくださっていた I さんの奥さんが病気になられ、鹿児島に住む娘さんに介護されるようになったのです。

     それまでビックリするほどの大きさの段ボール箱の中に、ミカンとともにお米や海産物まで入って、丁重なお手紙が添えられていました。

     あんなに働き者でお元気だった方がとショックを受けたものです。


     一人でさぞ不自由な暮らしをなさっているだろう I さんが、こうしてお正月用の重い箱を送ってくださいます。

     来年は息子さんが帰ると聞いていますので、安心なさるでしょうね。

     こう書いていても私は I さんにお会いしたことはないのです。

     奥さんと息子さんには会ったことがあり、奥さんとは電話でもよく話したものです。

     その奥さんの話を通して、寡黙な九州男児だろう I さんの姿が浮かんできました。


     みかん1個にもそれを育てた家族のストーリーがあるものです。

     価値あるミカンを大切に頂きます。


     

     

     

     
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暮れのうれしい手紙2通

2017-12-27 23:20:05 | 身辺雑記



       先日、郵便受けを覗くとダイレクトメールに混じって心躍らされる手紙が2通入っていました。

       

       1通は絵本作家のやべみつのりさんから


       やべさんの息子、矢部太郎さんが出版し、このブログでも紹介した大ヒット中の漫画エッセイ『大家さんと僕』のことで

       久しぶりに小4の孫娘とともにお便りを送ったら、ラオスのこどものカレンダーとともにお返事がきました。

       
            


       やべさんとは取材を通して、孫たちも夏休みの紙しばいづくり教室でお世話になり、

       以来、『ほのぼのマイタウン』をお送りする際、孫たちの絵手紙を添えるようになりました。

       「子どもが描くように描きたい」とおっしゃるやべさん。

       お返事にはいつも孫たちの絵を真似て(?)描いた絵があり、皆でほっこりさせられます。

       A4の用紙いっぱいに描かれた楽しいお便りは孫たちへの愛情に満ち、仕舞うのがもったいなくて、

       しばらくは壁に貼っておきます。


            

       同封のラオスのこどものカレンダーです。

       ラオスの子どもたちの教育支援活動に取り組んでいる国際NGO「特定非営利活動法人ラオスのこども」が毎年制作しているもので、

       カレンダー1部(850円)の売上げで、ラオスの子どもたちに3冊の絵本をプレゼントできるのだそうです。

       やべさんご自身もラオスに出向かれ、ワークショップや絵本の出版に係わっていらっしゃるのです。





       もう1通は佐世保に住む87歳の叔母から


            

       毎日新聞地方版の「はがき随筆」に投稿し、掲載された文章のコピーです。

       叔父が亡くなった後に投稿を始め、もう63回も掲載された特待生です。

       全国版の「女の気持ち」にも何度か掲載されたことがあります。

       家族の想い出や戦後の暮らしなど、私が知らなかった母や祖父母の様子がこの欄を通して知り得た次第。

       200字に込められた叔母の思いが新聞活字を通して伝わってきます。

       
       叔母は現在87歳、一軒家で独り暮らし、自立しています。

       「よろよろしているけど元気よ」と手紙に書かれていました。

、      コンビニにコピーに行き、手紙を添えてポストに投函するという行為、私がその年齢になったらできるかな?

       そう思うと、私にとって本当に貴重な便りで、これまで送ってもらった投稿文はすべてひとまとめにしています。

       数カ月前、これまでの文章をまとめて冊子にして、弟と一緒に米寿のお祝いにしたいからと申し出たら断られました。

       「気持ちは本当にありがたいけれど、この世に自分の痕跡を遺したくないから、掲載文は棺に入れてと子どもたちに言ってるの」と。

       風のように去り、後には何も残さない・・・叔母の生き方が羨ましくもありますし、考えさせられました。



       人生の先輩たちからの心温まる手紙に、「かくありたい」と思った1日でした。

       手紙っていいですね~。



       

  



       

       

       

       
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シカ肉を賞味する会

2017-12-24 16:20:07 | 食べる



       
メリークリスマス!


       

       リビングの壁に貼っただけのデコレーション。

       布の小物が好きなので、雑貨屋さんやバザーでいつ買ったのかも覚えていない布製の飾り物。

       これなら5分もあれば出来上がりの手抜きデコレーションです。




       友人のカフェで、通称クマさんが猟で仕留めたシカの肉を賞味する会が開かれました。


       クマさんは狩猟が趣味で、11月の解禁日を迎えると長野の山に出かけます。

       これまでも冬になり、シカやイノシシを射止めると皆でご馳走になっていました。

       クマさんが一人で山に入り、苦労して射止め持ち帰った貴重なシカ肉をありがたく頂きました。



           

           

           

       
       

       ロースト、スモーク、どれもくせがなくてさっぱりとしています。

       その上柔らかくとても美味しいのです。

       シカ肉は高たんぱくだけど、低カロリーで脂質やコレステロールが少ないという健康ミート。

       ジビエブーム到来で高級料理になっているようです。

       高カロリーの配合飼料で育った牛とは異なり、自然の草を食べ野山を駆け回っていたのですから、これこそ本当の自然の恵みです。

      
           

       クマさんは山に入るとまず山の神に祈るそうです。

       山の斜面には「山の神」と刻まれ、裏には「文化二年」とある石碑があったそうです。

       古から人々は山を神様として崇め、自然の恵みに感謝していたのでしょうね。

       クマさんの山での体験談に耳を傾けつつ、笑いつつの楽しい年忘れの一夜でした。

       
                  
           

   


       




       
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「北斎とジャポニスム展」そして師走の上野公園

2017-12-17 00:58:46 | 講演会・催し


     面白さてんこ盛りの「北斎とジャポニスム展」
           

           


           


     雲ひとつない真っ青な空に、世界文化遺産の国立西洋美術館がひときわ映えていました。


     葛飾北斎の浮世絵がいかに西洋の画家に影響を与えたか、北斎の作品とそれにインスピレーションを得て創りだされた

     西洋美術の名品を対比してみせる「北斎とジャポニスム」展。


           


     会場入り口には写真OKの看板と同じ、エドガー・ドガの《踊り子たち、ピンクと緑》と『北斎漫画』十一編の力士の絵がありました。

     バレリーナとお相撲さん、まるで違う世界の人たちですがポーズがそっくり。



     北斎は人体の骨格や筋肉の付き具合を接骨の専門から熱心に学んだのだそうです。

     北斎が追及した人体の日常性や人の作る形の面白さはドガをはじめ、多くの画家に衝撃を与えました。


     風景画にしても《富嶽三十六景》の構図から着想を得たモネやセザンヌ、ピサロ。

     スーラは北斎の海の波の構図をそのまま岬に置き換えて描いていたのにはビックリ。


     西洋の静物画はそれまで花瓶に活けた花が描かれていたものが、北斎の描くクローズアップした野生の花々にヒントを得て、

     ゴッホやモネはその視点からカンヴァスいっぱいのバラや菊の絵を描いています。素晴らしかったです。




     絵だけではなく、ガレのガラス器やランプ、キャビネット、ロイヤルコペンハーゲンの花器などに至るまで、

     北斎が描いた植物や動物、昆虫にそっくりの意匠が取り入れられています。

     
     森羅万象をダイナミックに描いた北斎の作品がいかに多大な影響を与えたかが分かる貴重な展覧会です。



     北斎さんすご~いと痛快な気分になりました。

     今、世界が注目する日本文化を誇りに思いますが、150年も前からヨーロッパに受け入れられていたのですね。


     北斎の作品が小さいので、人並みをかき分けようやく見られる状態のため最後はクタクタ。

     でもショップの人が「今日は少ない方ですよ」と。


     ミニ版のはがきサイズより幅が大きい位の図録がありましたので買いました。

     それを開いてはユニークだった展覧会の余韻に浸っています。


            


     「北斎とジャポニスム」国立西洋美術館 1月28日(日)まで





     上野公園は嵐の前の静けさ?


            

     国立西洋美術館を出て歩いていると、何やら長い行列が・・・

     プラカードを見ると「100分待ち」と書いてあり、上野の森美術館で開催中の「怖い絵展」入館待ちの人々でした。

     話題を呼んだ人気の展覧会ですが、それにしても100分も待てるなんて真似できませ~ん。



            

                       


     公園の通りを楽しませてくれるヘブンアーティストの人々。

     マリンバがクリスマスソングを奏でて、師走ムードを感じさせました。


             

             

     行くたびに近くを通っているのですが、これまで気づかなかった有名人の手形を発見しました。

     美空ひばりの手は小さかったのですね。

     渥美清のサインは寅さんの手紙の字を思い起こさせました。


                    

     公園を出たところの交差点に、トピアリーの2頭のパンダ像が設置されていますが、

     シンシンの肩の上に真新しい赤ちゃんパンダがちょこんと乗っています。

     シャンシャンの誕生を祝って作られたものなのでしょうね。


                    


     信号機前のカフェPRONTOではラテやパンケーキもパンダ、パンダ。

     来週19日からのシャンシャン公開で上野動物園は子どもたちの歓声で賑わうことでしょう。

     おまけに師走のアメ横、上野周辺はどうなることやら。



     お寿司とみはしのあんみつ食べて、上野駅を後にしました。

     



             

      

     

     



              

     



     


     
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