『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

昭和の家族写真によせて(11)

2017-09-28 22:55:19 | 身辺雑記


          


          昭和の家族、親戚女性一同の写真です。

          私の祖母を中心にその両側が幼い私と弟、弟の隣が母です。

          皆おすまし顔、母が佐世保に里帰りした時、写真館で撮ったものでしょう。


          前列左は父の兄の奥さん(伯母)で母とも親戚関係で戦争未亡人でした。

          後列の中二人がその娘で従姉にあたります。

          その左右が母の妹です。


          母が長女でしたので、佐世保に行くと子どもは私たちだけ。

          叔母たちも独身でしたし、可愛がられるというか、からかわれるというか。

          いいおもちゃにされていたようです。

          都城では核家族だったせいか、やさしい祖母をはじめ皆がいる佐世保に行くことが

          子ども時代の最大の喜びでした。


          祖母と叔母たちもよく都城へも来ていました。

          背中を丸めて縫物をしていた祖母や遊んでくれた叔母たちの姿を想い出します。


          私が中学に入った年に祖母が60歳で亡くなりましたので、

          この写真の頃はまだ50そこそこのトシだったのです。



          今、健在なのは私と弟を除いて、左端の叔母と左から3番目のいとこの二人だけです。



          来し方に思いを巡らす秋の夜・・・しみじみと夜は更けていきます。




     

          【まちかど情報】

           ◆こだいらオクトーバーフェスト2017
            9月30日(土)~10月1日(日)11:00~20:00
            小平市花小金井東部公園
           参加費:飲食チケット1,000円(200円×5枚綴り)
           ☛ドイツビール及び市内飲食店によるドイツメニューを中心としたフード、
            そして楽団生演奏を楽しめる地域活性化イベント
           (主催・問い合せ)こだいらオクトーバーフェスト実行委員会 050-3597-3395
      

           ◆秋のコンサート(ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」ほか)西東京交響楽団
            10月1日(日)14:00(13:30開場)
            保谷こもれびホール
            料金:500円
           (問合せ)古厩 042-478-8807

           ◆″吹奏楽のまち こだいら″発 吹奏楽フェスティバル
            東京吹奏楽団コンサート Let's Enjoy Brass!!
            10月8日(日)16:00~17:00 
            ルネこだいら大ホール
            料金:全席自由500円(当日券のみ)
           (問合せ)(公財)小平市文化振興財団 042-345-5111





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「こだいらNPOボランティア・セミナー2017」の成果報告会

2017-09-26 23:12:14 | 講演会・催し


         9月24日、小平市の白梅学園大学で開かれた「こだいらNPOボランティア・セミナー2017」成果報告会に参加してきました。

         今春、東京TAMAタウン誌会で大学と地域活動の関わりについての冊子を作り、その際武蔵野美大の齋藤啓子教授を取材し、

         このセミナーのことを伺って以来関心を持っていました。



         こだいらNPOボランティア・セミナーは「大学生と市民活動の出会いの場」として、市内にある嘉悦大学、白梅学園大学、

         文化学園大学、武蔵野美術大学、或いは市内在住、在学の大学生を対象に、夏休みに小平を中心に活動するNPO団体が

         学生を受け入れ、地域活動に参加する場を提供するもの。

         6月に受け入れ団体のプレゼンテーションが開かれ、学生は個人で参加したい団体に申し込み、活動することができます。

         各大学とこだいらボランティアセンター、NPO法人小平市民活動ネットワークの協働・共催によるもので、今年で14回目の開催だとか。

         この日はセミナーに参加した学生たち、受け入れた団体のメンバー、各大学の先生方など60名位が集まりました。、


                
                 最初に学生が活動体験と感想を発表。

                
                 「ほっとスペースさつき」でボランティア活動した文化学園大学生の感想
                 他の受け入れ団体は「小平自由遊びの会」「こだいらソーラー」「小平・環境の会」
                 「社会福祉法人つむぎ おだまき」「森の包括支援センター」



         7人の学生による発表後は4つのグループに分かれて、体験の分かち合い。

         地域の中でのNPOと大学の関わりを話し合い、お互いが抱える課題をキーワードにまとめるグループワークをやりました。


                
                 10代(1年生)から80代(?)までの世代がテーブルを囲み、意見交換。  

                
                 学生さんが慣れた手つきで意見を分類していきます。頼りになります。


                               
                 4つのグループの多くの意見を模造紙にまとめて、壁に掲示しました。

                
                 私が属したBグループの学生さん3人の発表です。


         
          多様な多世代間交流の場を創出しているNPOボランティア・セミナー。

          長く続いているNPO団体はメンバーの高齢化により、若い力を必要としている。

          若者の柔軟な発想、専門的知識はNPOにとって新鮮であり、そのパワーが活動の活性化につながる。

          一方学生にとって(ほとんどがNPOでの活動初体験)、「見えないものが見えてきた」気づきや発見があった。

          学びの場では得られない福祉の現実、自然や子ども、高齢者との関わりの中で地域コミュニティとつながる体験を得た。

          
          しかし、今の学生は授業に実習、アルバイトと忙しいのが現実。

          「授業の一環としてボランティアを取り入れてくれれば、参加者も増えるのでは?高校時代からボランティア活動をやってほしい」

          1年生からこんな意見もでました。

          また、参加者を継続していくため、学生が周りに自身の体験をどのように伝えていくか。

          NPOと大学をつなぐコーディネーターが今後必要とされるのではないかという意見も。

   
              
              推進委員会委員長、斎藤先生の総括



          午後1時から5時までの時間を感じさせないほど、堅苦しくなく有意義かつ楽しい報告会でした。

          14回も続いているのは、NPOの方々、各大学の先生方の熱意やご苦労があるからでしょうね。

          参加させていただきありがとうございました。



          
        

          


         
               



        
                 


         




                
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「武蔵野の森を歩く」福嶋先生の講演会

2017-09-22 00:13:47 | 講演会・催し


    9月17日、東久留米市民プラザホールで開かれた福嶋司先生の講演会を聴きに行きました。

    福嶋先生は東京農工大学名誉教授で、専門は植生管理学。

    ブナ林を長年研究され、「人と自然が良好な関係を保ち続けるために」

    国や都、多摩の各市で自然保護に関する幅広い活動を行っていらっしゃいます。


    2年半前、当時放送大学の客員教授でもいらした頃取材させていただきました。

    終始ニコニコと植物の話をなさり、とても楽しい取材だったことが印象に残っています。

    

          

          
                          

                  

          東京の森林面積は794k㎡、これは都全体の36.3%にあたり、その割合は千葉県、埼玉県よりも高い。

          多様性に富み、それぞれに個性豊かな森が生き続けている。

          東京23区内にも大規模な緑が残っており、浜離宮には中国から将軍吉宗に献上された日本初のトウカエデ(唐楓)の大木が300年の歴史を刻んでいる。
          
          また、吉宗はベトナムから象の雌雄2頭を輸入し(雌は長崎到着後死亡)、雄象は長崎から江戸まで歩くこと何と約2カ月半。

          到着後は浜離宮で飼育されていたというユニークな話が伝えられている。

          明治神宮の森は計画的に東京の自然にあった常緑広葉樹林が造成されたもので、国民に広く「献木」が呼びかけられた。

          現在の自然教育園からも園内の高木1万本以上が明治神宮用地に運ばれた。


          武蔵野の「雑木林」は江戸中期頃より育成されてきた人工林。

          防風や防塵、生活資材や肥料とする目的で造成された。

          屋敷林も冬季の赤風対策として造成されたもので、シラカシ、ケヤキ、スギなどを植栽し、生活必需品の資材とした。

          しかし、武蔵野の緑地面積は減少しているのが現状。

          バブル期の開発や相続税納税のための売却、郊外の大規模開発(学校や団地建設など)や雑木林自体が管理放棄され、林が弱体化している。

          残存する林をどう維持、管理していくか(萌芽再生、伐採・再生、遷移に任せるか)。


          東久留米市には南沢緑地保全地域など8つの地域の雑木林が保全されている。

          その中でも鬱蒼とした屋敷林が集まる柳窪集落は一時期、次々に住宅が建ち乱開発されそうになった。

          しかし地元有志たちの熱意で市街化区域から市街化調整区域へと用途変更され、この地域の自然が守られた。



    以上は福嶋先生のお話のほんの一部ですが、この日は講演後、南沢緑地観察が予定されていたものの、折からの台風18号の接近のため中止。

    その代わり、国立にある一橋大学の森の歴史や植生、大学関係者や卒業生、在校生が一丸となって森の管理を行っていることを話してくださいました。

    今年3月に出版のカラー版『東京の森を歩く』はこの日のお話も含め、東京の豊かな自然をその歴史とともに楽しめるガイドブックです。

    福嶋先生が自ら歩き、写真を撮られた、愛情あふれる本。

    知らないことばかりで、東京には何と魅力ある森が多いのだろうと思いました。

    東京の森を散策するのにいい季節になりました。

    この本を片手にぜひ出かけたいです。

                 
                  講談社現代新書 定価:本体980円(税別)



    講演会を企画運営した「NPO法人東久留米の水と景観を守る会」は、柳窪集落保全活動など自然と景観を守る地道な活動を長く続けています。

    9月30日には「柳窪見学会2017秋」が実施されます(残念ながら9/20申込締め切りでしたが)。
   
    毎年春と秋に開催しています。



         福嶋先生のほのぼのマイタウンインタビュー記事はこちらからどうぞ。

         http://honobono-mytown.com/csv/T171/V171.pdf


          
    この夏、わが家の隣地の小さな雑木林が消失したことはブログでお知らせしましたが、

    先生の「一度無くなった雑木林は再生しない」という言葉が今さらながら胸に響きました。










          

          
          

          

          

          
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素晴らしい男声コーラス「ジョリーラジャーズ」のコンサート

2017-09-18 18:04:43 | 講演会・催し


     9月16日、東京オペラシティへ「ジョリーラジャーズ」のコンサートへ行きました。

     毎年9月に開催されるこのコンサートも今年で21回目だそう。

     これまでは毎回締め切りの時期でなかなか出かけられず、7,8年ぶりに聴く歌声でした。

     
     
                   


     15年位前に、このグループの主要メンバーであるNHKアナウンサーの柿沼郭さんを取材したのがきっかけで、

     コンサートの案内をいただいています。

     柿沼さんは早稲田大学グリークラブの出身。

     メンバーもほとんどがグリークラブ出身、還暦前後の仕事を持つ男性たち(若い人もいますが)でアマチュアなんです。

     が、歌大好きメンバーのその実力たるや、アカペラの男声が心酔わせ、熱いファンがいっぱいいるコーラスグループです。

     柿沼さんは司会して、歌って、踊ってと大忙し。

     プロの軽妙洒脱な司会も人気の一因なのでしょう。


     親しまれているクラシック、歌謡曲、ジャズ、演歌にいたるまで、男声アカペラ用に編曲した歌の数々。

     「恋ダンス」を皆さんで踊ったり、その多才さと楽しませるために汗だくの姿が感動を呼びます。

     「いつまでも元気で歌って!」と応援したくなります。


    
     12月2日(土)には小金井の宮地楽器ホールでジョリーラジャーズのコンサートがありますよ。

     13時30分開演 チケット2,500円(全席指定) 

     (問合せ)東京多摩いのちの電話後援活動の会 042-328-3368(月~金 10時-17時)









     
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アメイジング!「アルチンボルド展」

2017-09-17 01:41:07 | 講演会・催し


          


     9月15日、上野の国立西洋美術館で開催中の「アルチンボルド展」へ行ってきました。

     いやぁ、聞きしに勝る奇妙奇天烈な絵の数々、見れば見るほど面白い!圧倒された展覧会でした。

     上のチラシの絵は連作『四季』の《春》、80種もの花々が細密に描きこまれ、人の上半身を表現しています。

     《夏》と《秋》はその時期に収穫される果物や野菜で、《冬》は枯れた幹や枝をモチーフに描かれています。

     平日でも館内は高校生の団体もあり、老若男女を問わず賑わっていました。

     一つ一つの絵の前で観覧者の塊が動かず、「絵解き」で時間がかかるのです。


     

     ジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593)はミラノ生まれの画家。

     16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷画家として活躍しました。

     マクシミリアン2世、ルドルフ2世という神聖ローマ皇帝たちに寵愛されたそうです。

     世界各地から珍しい物を集め、芸術愛好家であった皇帝たちにとってアルチンボルドの奇想は歓迎すべきものだったのでしょう。

     その絵の中にはマクシミリアンの「M」や紋章などが隠れていて、アルチンボルドの皇帝へのリスペクトが窺えます。



          


     「上下絵」といわれる《庭師/野菜》は野菜で組み合わされた庭師の顔が、ひっくり返すと鉢に盛られた野菜になるユーモア溢れる作品。

     法律家や司書、ソムリエなど当時の職業を描いたものは、司書は本をモチーフに、ソムリエは樽やボトルを組み合わせ人物を表現。

     法律家の顔は鶏肉と魚で組み合わせ、実在した法学者にそっくりで明らかに馬鹿にしている絵だとか。

     司書の頭は本を開いた形、思わず笑ってしまいました。

     本当にアルチンボルドさんは天才、奇才、また知略の人だと思いました。


     日本で初めての本格的なアルチンボルド展だそうです(9月24日まで)。

     国立西洋美術館さすがです。



         
                           

     

     
      

     


     

     
      

  
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