『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

藝大美術館の「あるがままのアート」展へ

2020-08-29 13:43:19 | 講演会・催し

       8月23日のEテレ「日曜美術館」の「あるがままのアート」特別展を見て心動かされ、早速ネット予約して東京藝大美術館へ行ってきました。

       今年初めての上野公園です。

       

       こちらは入口の国立西洋美術館で開催中の「ロンドンナショナルギャラリー展」。

       ひまわりの絵とパラソルが夏空にマッチしてステキ!とパチリ。

     
       今回はゴッホではなく、こちらの展覧会です。

       


       いやぁ、こんな人の少ない上野公園なんて初めてです。

       

       いつもいつも、平日も人で溢れている場所がこんなに広く、空が高い。

       美術館も動物園も予約制だから、そして外国人観光客の姿がないからでしょうね。


       

       藝大の奏楽堂の建物。

       昔、一度コンサートに来たことがあります。

       ここから少し歩いたところが藝大美術館です。


       発熱チェックを受け、手指の消毒をし、1時の予約だったので少し待合室で待ちました。

       

       会場に入ると、こんな作品が迎えてくれました。

       この展覧会は「既存の美術や流行、教育、障害の有無などに左右されず、ただひたすら自由に独自の世界を創造し続ける
       アーティストたちの特別展」とあり、サブタイトルは「人知れず表現し続ける者たち」。

       
       
       天子のハンドベルシリーズ 肩を組合って

       
       天子のハンドベルピザ  
       コストコのピザの箱を額に見立てています。


       
       山際正己さんの作品 「正己地蔵」によって埋め尽くされた空間。

       

       
       川上建次さんの作品には圧倒させられました。
       下の絵のタイトルは「いじめられっ子キーピー」。


        

       
       その精密さに気が遠くなるような「折り葉」の動物たち。渡邊義紘さんの作品。
       小さな枯葉を折り紙のように折ったもの。手技の妙に驚かされます。


       
       布製の丸い形のオブジェにたくさんのボタンをつけたもの。井村ももかさんの作品。
       その行列に、私はとっさに「風の谷のナウシカ」の「オーム」を連想してしまいました。

       

        
       こちらもすごい作品、澤田真一さんが滋賀県栗東市の山中の窯場で制作しているそうです。
       見たこともない奇怪な動物たちですが、どこかユーモラスで味わい深いです。


       
       福井誠さんの作品。数多の眼を持つ異星人のように見えました。


       

       日曜美術館で見た凄い作品の数々を実体験できました。

       個性的を通り越した「これまで見たこともない作品」たちに人間の創造力の力強さに感動した次第。

       「アール・ブリュット」の意味を独学のアーティストたちの作品とだけしか、これまで解釈していませんでした。

       この展覧会を見て、仏語の意味の「生の芸術」ということがおぼろげながら理解できた感がします。

       芸術は、アーティストに障害があるかどうかといった属性ではなく、その作品そのものに投影される
       アーティストの生命によって生まれるもの。

       魂の発露のような、あるがままの表現に心がゆさぶられるのかもしれません。


       本当に思い立ってきて、良かったと思いました。

       


       

       


       
       

       
       

     

       

       

       
       
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青梅 河鹿園のアートフォーラムへ

2020-08-22 15:00:07 | 講演会・催し

        JR青梅線御嶽駅近くの「河鹿園」でアートフォーラムが開かれていることを知り、早速出かけてみました。


        

        河鹿園は築100年にもなる元料理旅館。

        園主に跡継ぎがいないことで、3年前に料理旅館を廃業し、私設美術館として再生しました。

        今年6月には国登録有形文化財として登録されたそうです。

        

        20年位前に仕事仲間とここに泊まったことがあるのです。

        玉堂美術館に行った時、多摩川を挟んで対岸にある河鹿園の古い建物が趣あり私の憧れでした。

        看板も昔のまま、この揮毫は川合玉堂の手によるものです。


        帳場が受付になっていて、ここでチェックアウトしたわと懐かしくなりました。

        このアートフォーラムは「アートプログラム青梅」の原田丕(はじめ)さんが企画し、この夏で3回目。

        原田さんはじめ5人のアーティストが参加し、各客室や浴場に大小の作品が展示されていました。


        

        

        

        

        上の2つは浴場に展示されていた作品。

        あっとビックリ!

        現代アートは分からないけれど、面白い!

        

        大広間全体を使った作品は圧巻でした。

        案内図に「築百年の木造建築と現代アートのミスマッチをお楽しみください」とありましたが、古さと新しさが不思議に融合していました。

        小さな立体作品がさりげなく置かれていて、発見する楽しさもありました。


        それと同時に主に屋久杉を使った客室の内装、板ガラスや障子の桟などが歴史を語っていて素晴らしい。

        意匠の細やかさ、古き良き和室の佇まい。

        客室の窓はすべて開け放たれ、注ぎ込む真夏の光と渓流の風とが本当に心地いい。


        

        

        

         

        
        窓からはいつもの夏のように、カヌーやラフティングを楽しむ人々が・・・

        こちらまで心が開放的になります。

        

        


        対岸には緑の中に重厚な玉堂美術館が眺められ、いい風景です。

         


        

        渡り廊下の壁には、この宿に泊まった昭和の有名人の色紙や絵などが展示してありました。

        その中でこんな色紙を見つけました。


        


        現在のNHKテレビ小説「エール」のモデル、作曲家の古関裕而のサイン。

        「御岳杣歌(そまうた)」というご当地ソングの作曲をし、作詞したのは川合玉堂。

        何と贅沢なコンビの歌なのでしょう。

        歌い手も当代の人気者だった赤坂小梅と岡本敦郎。

        昭和29年に河鹿園の大広間で新曲のお披露目会が盛大に開かれたとか。


        文化財の建物で御岳の空気を吸いながら、かつての宿の様子を想像しながら鑑賞できる無二の美術館です。

        園主の宇佐美さんは「維持するのが大変、この先いつまで持つやら」とおっしゃっていましたが。

        ぜひぜひ、皆の力でこの建物をこの先も残してほしい。


        秋には玉堂美術館の大銀杏の見事な黄葉が眺められるでしょう。

        秋が楽しみです。


        ☆アートフォーラムは8月30日まで開催中
         連絡先 河鹿園 TEL 0428-78-8218






        



        

        

        
      
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ブルーベリージャムを作りました

2020-08-16 22:46:21 | 食べる

          
        「言うまいと思えど今日の暑さかな」

        You might think , but today's hot fish.

       確か高校時代、英語の先生が英語の言葉遊びを黒板に書いていたことを思い出す昨今。

        「暑い!」と言わないようにしようと思うのですが、この酷暑に1日に何回も叫んでしまいます。



        そんな中、思いついて今日はブルーベリージャムを作りました。

        2か月前、小さな実が付いたブルーベリーの苗木を2本いただき、色づくのを楽しみにしていました。

        先月から深い紫色に熟した実を数個ずつ採って、つまみ食いしていましたが、少しすっぱい。

        その後の収穫(というほどではないけれど)を冷蔵庫に保存して、たまたまコストコで買ったものの残りとともにジャムにすることに。


        

        アメリカ産の大粒のブルーベリーの中に、小平産(我が家産)の小粒が混じっています。

        

        弱火で煮て水分が出てきたところで、グラニュー糖を投入し、混ぜ続けるとジャムらしくなってきます。


        イチジクのジャム瓶を熱湯消毒して、ジャムが熱いうちに入れて出来上がり。

        

        いつもは2瓶くらいつくるのですが、少量でも日米ミックスのブルーベリージャムです。


        

        ヨーグルトゼリーなどにも添えたいので、なるべく粒の形を残しました。


        この週末、家族の食卓や友人宅へ持参するのに、揚物をたくさん作ったせいか、ジャム作りはらくちんでした。

        

        


        

     
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猫の みに13歳、年中ステイホーム中

2020-08-10 11:51:07 | ネコ

       
       我が家の雌猫みにが13歳になりました。

       

       ワタシ、この家に来て13年。

       世の中、ステイホームって騒いでいるけど、ワタシ13年間ステイホームしてるのよ。

       いつも窓の網戸越しに人間を観察して、退屈したら昼寝して、食べてまた寝てる。

       

       

       いつも、あくびが出る。

       タイクツだニャー。


       だからたま~に、玄関のドアが開いたスキに逃走してみるけど、どこに行けばいいやら分かんない。

       15分くらいで玄関の前に帰ってきちゃうから「根性なし」って言われる。

       だけど、外の世界はコワイョ~。

       やっぱりステイホームが楽でいいわ。





       
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払沢の滝で一時の涼を

2020-08-08 11:59:17 | まち歩き


           梅雨明けと同時にうだるような暑さになりましたね。

           暦の上では昨日が立秋で、「残暑見舞い」になるのでしょうが、長梅雨のあと、これから「暑中見舞い」といった感じです。

           緑と涼を求めて、檜原村の払沢の滝へ本当に久しぶりに行ってきました。


           秋川は子どもたちが小さい頃、マス釣りやキャンプやバーベキューに訪れていました。

           「十里木」や「荷田子」の案内看板を見ると、懐かしいです。


           その先の檜原村役場を過ぎると払沢の滝入口。

           着いてびっくり、何と駐車場待ちの車が並んでいました。

           昔はひっそりとしたところでしたのに都外に遊び行けないような昨今、品川ナンバーの車なども見かけました。


           


           

           滝まで歩いて約15分、その間の道も整備され、汗をかきかき森林浴を楽しめました。

           
           

           こんな美しい蝶も飛んでいました。


           

           だんだんと水の流れが近くなりました。

           水の下の岩の模様まできれいに見えるのは、それだけ水が澄んでいるからでしょう。

           地域住民の水源になっているそうですから。


           

           家族連れが多くて、ちびっ子たちが水遊びに興じていました。

           プールや海水浴場も閉鎖の所が多い今夏は川が人気だそうですね。


           

           

           

           払沢の滝は4段からなる滝で、落差およそ60メートル。

           見えているのはこの最下段の滝で26メートルあるそうです。

           滝つぼには主の大蛇が棲んでいたという伝説が残されているとか。

           神秘的で一服の清涼剤のよう。

           人が少なければ、岩に腰掛けずっと見ていたかったものです。








           

           

    
          



           
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