『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

優佳良織のお雛さま

2022-03-01 22:11:16 | 想い出の一品

早や弥生3月になりましたね。

花屋さんにはひな祭り用の桃の花が並んでいます。
店先には色とりどりの春の花々が並び、急に春めいてきた感じがします。


     

こちらはわが家のお雛さまです。

もう25年位前に旭川で買った優佳良(ユーカラ)織りのお雛さま。
優佳良織の温かさとお顔もボディも丸っこい愛らしさに一目ぼれして、手に入れたものです。

旭川市の染色作家、木内綾さんによって生み出され、最初はユーカラ織という名称でしたが、版画家の棟方志功の命名によって優佳良織と改められたのだそうです。

北海道の綿羊の毛で織られ、羊毛の染色、つむぎ、機織りまで高い技術の手作業で行われています。
国内外で数々の賞を受賞し、北海道の文化として認められ優佳良織工芸館が開館しました。


しかし創業者の木内さん、その後を継いだ息子さんも亡くなったことで、優佳良織工芸館が存続の危機に陥りました。
優佳良織を愛する旭川市民が優佳良織の存続を願う市民の会を結成し、現在は元織り子の方々が旭川市内に優佳良織工房を
設立して、伝統工芸を継承しているそうです。

流氷や摩周湖、ハマナス、ライラック、北海道の自然をモチーフにしたデザインのバッグや小物が制作されています。

ひな祭りを前に、愛らしいお雛さまのふるさとに思いを馳せています。





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高橋二六さんの書

2020-06-03 22:33:10 | 想い出の一品

          辛かった春を乗り越え、季節は早や水無月。

          もう、通りには紫陽花の瑞々しい色が目を楽しませてくれています。



          さて今日は私のデスクトップパソコンの上に掛けている小さな額について紹介しましょう。

          いつもは何気なく見ていますのに、数年前に亡くなられた書の作者を最近懐かしく想い出します。


                


          ほのぼのマイタウン20周年のお祝いに戴いた書の額です。

          作者の高橋二六さんは広告や取材を通して、大変お世話になった方です。

          タウン誌を理解くださって、温かい応援をいただきました。


          会社員のかたわら書道とテニスがご趣味でした。

          中でも独特の書体の書は、いつもはにかんだような笑みの高橋さんとは似つかない、大胆で個性あふれるものでした。

          「いまから ここから」 気弱な気持ちになると励ましてくれる言葉です。


                  
               

          「じぶんの花を」

          これは普通の色紙の1/4サイズの小さなものですが、軽やかな書も言葉も好きで壁に貼っています。


          書や絵はいいですね。

          故人となられても、作品がその方を偲ぶよすがとなりますから。



               


          平成15年6月、ほのぼのマイタウン百号表紙絵展の際も高橋さんが入口に書いてくださいました。


               


          小平市中央公民館のギャラリーに1号から100号までの表紙にした小学生の絵を展示しました。


          成長した作者たちやそのご両親なども見にきてくれ、嬉しかったのを憶えています。



          巣ごもり生活は私にとって来し方に思いを致す期間になりました。







          



          
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ミニチュアの人力車

2020-03-31 21:24:35 | 想い出の一品

      

      この人力車、本物そっくりにみえませんか?

      真鍮や針金、レザーなどで精巧に作られた作品です。

      確か趣味で、大小さまざまな金属の作品を作られている方の展覧会を取材した折戴いたものです。

      「えっ、こんなりっぱな作品を戴いていいの?」と恐縮しつつ、戴いたことを憶えています。

      もう20数年も前のことです。


      ガラス戸の棚に大切に飾っていましたのに、遊びに来た孫が幼い頃、この人力車が珍しくて「取ってくれ」とせがんでいました。

      泣く子には勝てず、よくこの作品で遊んでいたものです。

      こんな風に・・・

      

      やはり飾っていた小坊主(?)の小さな人形と一緒に、車輪を動かしながら飽きもせず遊んでいました。

      
      そのことを思い出しながら、私も遊んでみました。

      何せ、現在巣ごもり中でヒマですから。


      

      4年前行ったペルーの小さな町のおみやげ、ペアの牛にひかせてみました。

      旅行中、私の誕生日がきたので、ツアーの添乗員さんからプレゼントされたものです。

      タグにその地方では「新婚さんにプレゼントする牛の人形」と書いてありました。

      私たちのような旧婚さんが戴いてよかったのでしょうか?


      右側はスペインに行った時、タイルのパッチワークのような闘牛(?)が面白くて買ってきたものです。


      

      本日のオールスターキャストです。

      陶器のパンダや5人の小坊主はどこで手に入れたのか、全く思い出せず・・・



      

      牛さんたちだけ仲良く並べてみました。

      左側は1枚の革から作られたペアの牛です。

      かわいそうだから仲間に入れてあげました。



      遊びにおつき合いくださって、ありがとうございました!





      
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想い出の一品「ガラスの哺乳瓶」

2018-01-22 00:35:52 | 想い出の一品


           

           この瓶は何だかわかりますか?

           といってもタイトルに書いてしまったのでバレバレですね。


           そう、これは明治時代に最初に使われたガラス製哺乳瓶で、当時はこのような平底だったそうです。

           ほのぼのマイタウン136号特集「私のコレクションーそれは究極のこだわり、男のロマン」で取材した、

           小児科医の鈴木昌和先生から9年前に戴いた貴重な品です。


           鈴木先生が骨董市で見つけたガラスの哺乳瓶に魅せられ、以来400種類、千個以上の哺乳瓶を蒐集。

           これは9年前の数字ですから、現在はもっともっと増えているでしょう。


           

           

           長さ16㎝、表面は亀甲模様、蓋に開けられた穴に長いゴム管を通して吸わせていたのだそうです。

           洗浄するのも当時のお母さんは大変だったでしょうね。

           
           膨大なコレクションの専用ルームがあり、哺乳瓶以外にも薬瓶や牛乳瓶、ありとあらゆる瓶が昔の暮らしを物語っていました。

           今は医院がお忙しくて無理でしょうけど、近い将来ぜひ鈴木コレクションとして公開してほしいものです。

           昨年、哺乳瓶のことを本にしたいとも書かれていましたので、期待しています。

           ほのぼのマイタウンの記事はこちらからどうぞ
           
           
           http://honobono-mytown.com/csv/T136/136.pdf


           ほのぼのマイタウン50号(1994年)でも当時なさっていた、趣味の面打ちでも取材させていただきました。

           小面、翁、般若など能面の作品がはっとするほど美しかったことを憶えています。

           もう一度お話を伺いたい、素敵な先生です。





           【まちかど情報】
           ◆第13回「少子高齢化社会対応市民フォーラム」
            活用しよう身近な情報~暮らしやすい まちづくりを目指して~

            2月4日(日)13:30~16:30 
            小平市中央公民館講座室2
            参加費無料 (定員60名)
            <第1部>情報提供
            ・池上直輝さん(多摩信用金庫 価値創造事業本部 地域連携支援部 調査役)
             「多摩地域の魅力発信」
            ・出口拓隆さん(こだいら観光まちづくり協会 事務局長)
             「小平を知ろう!小平を知ればもっと楽しい」
            ・田原三保子さん(NPO法人小平市民活動ネットワーク理事)
             「市民活動を応援!~小平が楽しくいきいきした地域になることを願って~」
            <第2部> グループワーク
            主催 NPO法人ふれあいアカデミー
            (申込/問合せ)池田 090-1058-7263 E-mail:fm.kodaira@gmail.com

           ◆「義足と織り機」~越智文香のさき織り個人展~(おだまき工房の10周年記念展同時開催)
            2月8日(木)~10日(土)10:00~17:00
            おだまき工房(小平市学園東町1-23-23)
            (問合せ)042-341-7107
            ☛片足が義足になって、10年前に始めた越智さんのさき織り作品展
  
            

           

           
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