『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

下田へ1年ぶりの旅行ーその2

2020-10-31 13:59:40 | 旅行
     
      弓ヶ浜の宿での翌朝、朝食前に海辺を散歩しました。

      宿の玄関を下りていくと、アロエの群生やハイビスカス、さすが南伊豆ですね。

      
      松の木の根っこから生えているような、ハイビスカスでした。

      
      
      浜辺の先で釣りをしている人。

      
      母娘で散歩する二人の靴跡が砂浜にどこまでも続いていました。

      早朝の空気が何とおいしかったこと!

      気持ちが伸びやかになって、コロナのこと忘れそうでした。

      
      あっという間の滞在でしたが、部屋も温泉も食事もいいし、他の客と接することもなく、
      スタッフも親切、とても満足のいく宿でした。



      どこか懐かしい下田海中水族館

      下田駅に戻り、タクシーで下田海中水族館へ。

      ここは天然の入り江で水族館のアクアドームペリー号が海上に浮かんでいます。


      奥のマリンスタジアムで朝一番のショーが始まりました。

      イルカとアシカが曲芸を見せてくれました。
  
      
      
      
      こんな楽しいショーをみるのも何年振りでしょうか。

         

      休館中の飼育員さんたちの苦労に思いをはせながら、感動新たになりました。

      
      アシカ君がバイバイの挨拶をしてくれました。

      マリンスタジアムの下にカフェテリアがあったのですが、ガランとしていました。

      「開いてますか?」と訊ねたら、女性スタッフが慌てて椅子から立ち上がり、
      「営業しているんですよ(笑)。どうぞ」と広い店内に案内してくれました。
       聞くと、「閉館中は本当に大変でした」と。

      コーヒーを飲みながら、窓からはペンギンたちを観察できました。

        
      手前は王様ペンギンの赤ちゃん。

      孵化した赤ちゃんは大きくて毛がふさふさなんですね。

      
      
      クラゲの展示室にはゆらゆらと、この世のものではないようなクラゲの姿が・・・

      
      
      



      中央の海上ステージではまた、別のイルカのショーが始まりました。

      保育園の遠足なのか、可愛い園児たちが観覧席に並んでいました。

      コロナ前とちっとも変わらない風景です。

      皆がマスクを着けている以外は・・・


      
      
      
      
      本物の海上で演じられるショーですから、マリンスタジアムよりもダイナミック。

      イルカと調教の女性のあ・うんの呼吸にただただ感嘆しました。

      イルカと人の動きが本当に美しかった。


      この水族館は1967年の開館ということで、もう半世紀以上になるようです。

      昨今の水族館にある超大型水槽はありませんが、イルカと触れ合ったり体感型の水族館として、
      いろいろな企業努力をしている施設だと好感を持ちました。

      施設自体は古いので、どこか昭和を感じる懐かしい水族館でした。


      ペリーロードをそぞろ歩き

      帰りの踊り子号が2時過ぎなので、11時頃には水族館を出て下田の街見物へ。

      ペリーロードはペリー艦隊が下田に上陸し、300人の部下を引き連れ了仙寺まで行進した歴史の道。

      
      石倉やなまこ壁の町並みが残り、柳が揺れて実に趣ある川沿いの小径です。

      
      
      
      たまに観光客とすれ違いますが、とても静かな街並み。

      水曜日はお休みの店が多いからでしょう。

      
      
      こんな面白そうなお店も。
  
      入ってみたいけれど、時間の余裕がありません。

      
      1854年、日米下田条約の交渉と締結の舞台になった了仙寺です。

      歴史の重みを感じさせる風情あるお寺でした。

      昔来たことがありますのに、少しも憶えていませんでした。

      了仙寺にはペリーと黒船に関するミュージアムもありましたが、ここもパスして残念!


      
       了仙寺近くの吉田松陰拘禁の跡に寄ってみようと、マイマイ通りに出たのですが、
       見つけ出せず通り過ぎてしまいました。

       仕方なく諦めて、駅までマイマイ通りを歩いていく途中に宝福寺に出くわしました。

       このお寺は下田条約の時の日本側全権の打合わせ場所だったそうです。

       

       
       
       また、土佐藩山口容堂がこの地に滞在中、勝海舟が訪ねてきて坂本龍馬の脱藩の許しを請い、
       許されたという歴史があるそう。

       ひときわ目を引く龍馬の像が立っていました。

       入口看板の龍馬の顔は「龍馬伝」の福山雅治にそっくりでした(笑)。

       その上、ハリスに仕えた唐人お吉の菩提寺でもあり、お吉記念館もありました。

       迷ったお蔭で発見したお寺。

       こんなことも旅ならではの面白みですね。


       ランチは駅前のレストランで金目鯛の押しずしのセットを。

       サザエのつぼ焼きが1つついていました。

       そして旅の終わりはあんみつで締め。

       
       これまで食べたあんみつとはアンが違いました。

       大納言よりも大粒で、赤えんどう豆なのでしょうか、甘さも独特でした。

       聞くと、この店こだわりのアンで長時間かけて仕上げるのだそう。


       トータルたった25時間の駆け足1泊小旅行でしたが、日頃のモヤモヤ感がスッキリ。

       帰りのサフィール踊り子も快適で、ぎっしりと非日常を詰め込んだいい旅になりました。
       



       
       
      


        
  

      

        

      

      

       
      

      



      
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下田へ1年ぶりの旅行-その1

2020-10-28 21:31:32 | 旅行
      もう2週間前になりますが、下田の先の南伊豆弓が浜温泉へ1泊旅行してきました。
      
      海を1年以上見ていない、と思ったら、無性に潮の香をかいでみたくなりました。

      京都へ一人旅して以来、丁度1年ぶりの小旅行です。


      旅行社で3月に運行開始した「サフィール踊り子」に乗っていく宿泊セットを見つけましたので、
      折からのGo TO トラベルにも乗じて、携帯用の消毒液をバッグにしのばせて出かけたのでした。

      
      
      東京駅と伊豆急下田駅間を結ぶ観光列車サフィール踊り子、すべてグリーン車です。

      
      私たちの席はフツー(?)のグリーン車、家族やグループ用の個室やプレミアムグリーン車、
      カフェテリアの車両もあります。

      
      天窓からは青空が見えて、ウキウキ気分にさせてくれます。

      
      東京駅で買った、長崎の豚角煮の駅弁。

      ゆったり気分で、車中で駅弁を食べるのも何年ぶりのことでしょうか?

      声高におしゃべりするグループもなく、車窓に移り行く伊豆の海を楽しみ、
      快適で安全な2時間半でした


      伊豆急下田駅着1時30分。30余年ぶりの下田です。

      快晴でしたので、宿へ行く前に駅からすぐのロープウェイ乗り場に行き、寝姿山へ。

      山頂駅からは遊歩道が整備されていて、展望台から下田の港が見渡せました。

      

      秋の陽にキラキラ輝く海、こんな景色を見るのも本当に久しぶりです。
     
             
      展望台の錨のモニュメントは台北やニューヨークの方角も示していました。
      

      弓ヶ浜の宿は全室オーシャンビュー

      
      宿の送迎バスで駅から20分の「壺中の天 宿〇文(こちゅうのてん やどまるぶん)」へ。

      りっぱな壺が入口で迎えてくれました。

      

      「壺中の天」とは中国の故事に由来して、俗世間とは異なった別天地、別世界のことだそう。

      海辺のリゾートで非日常を楽しんで!ということでしょうか?

      
       
      宿専用の散策路を2分降りて行くともう海岸です。

      
      6階の部屋からの眺めです。

      誰もいない静かな夕刻の浜辺。

      
      
      暮れなずむ空と海、あ~非日常です。


      
      トイレの窓からも海が見えるんです。

      
      
      ベランダ部分が露天風呂というキャッチフレーズの宿が増えているようです。

      一人用の可愛い陶器製のお風呂で、夫が寝る前に気持ちよさそうに入っていました。

      「星が見えない」とこぼしながら・・・

      大浴場と露天風呂に夕食後行ったのですが、この日は30室満室と聞いていたものの私一人でした。

      露天風呂が貸切のよう、いい温泉でゆったり満喫しました。


      さて、お楽しみの夕食もどれもおいしくて満足でした。

      
      
      地魚の鯵をはじめ、すべて新鮮そのもの。

      
      可愛い伊勢海老と金目鯛のみそ焼き、私たちには丁度いい大きさです。

      
      煮物は海老芋万頭、魚貝盛りの酢の物、美味しかったですね。

      私はこんな和食が好物です。

      器も愉しめました。


      コロナ禍の中、外出したくないという知り合いもいますが、思い切って来てよかったと、
      しみじみ感じる夜でした。
   

      



      

      




      

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山本萠さんの個展

2020-10-21 15:52:07 | 講演会・催し

       小平市小川西町のNMCギャラリーで開催された山本萠さんの個展へ行ってきました。

       いつもこの時期に開かれるのですが、NMCギャラリーが今年末で閉廊になるので、
       淋しいことに萠さんの個展をここでみるのは最後になるのです。

       
       
       入口には萠さんが蒐集した骨董が並べてありました。

       
       作品たちがギャラリーの空間に穏やかな秋色の雰囲気を醸し出しています。


       
       
        
       「ぼくの行っていない小村がある その未知の村の片隅に 泉が小さく溢れている」
       嵯峨信之の詩「心の領地に」より

       額装も作家が集めた布から選び、自ら制作。

       書との組み合わせが抜群で、品格があって素敵です。

       
       
         
        「ほとけは常にいませども うつつならぬぞあわれなる
        人のおとせぬあかつきに ほのかに夢にみえたまふ」
        『梁塵秘抄』より

       
         
        「誰が風をみたでせう? 僕もあなたも見やしない。
        けれど 木の葉を顫(ふる)わせて 風は通りぬけていく。」
        クリスティーナ・ロセッティ『風』より 西條八十 訳

        この詩は本当に懐かしく、確か小学校の音楽の教科書に載っていたのではないかと?

        「だぁ~れ~が 風をみぃ~たでしょう」とよく歌っていたものです。
   
        遥か昔のことですけれど・・・ここで出合えるなんて!

        書も絵も風が通り抜けていくような爽やかさ、萠さんに感謝です。
      


       
        来年の萠さんのカレンダータイトルも「風の中を」です。

        ネコ好き萠さん、ネコが3回登場していました。

       
       

        このネコちゃんの絵も詩も素晴らしいです。

        書家で画家で詩人で随筆家、山本萠さんの才能に改めて酔った昼下がりでした。




 
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日本は「謝罪大国」?

2020-10-12 18:39:27 | 身辺雑記
     
     月に一度開かれる談話サロン「草乃会」の今月のテーマは「謝罪大国」。

     フリージャーナリストの國米家己三(こくまい・かきぞう)さんのお話しを聞き、
     お茶をしながら、参加者で感想やら意見を自由に話し合う肩の凝らない会です。

     6月から再開して、これまでの月ごとのテーマは「コロナウイルス」「コロナウイルスⅡ 日本人の体」
     「日本刀」「大豆・クリ・日本人」でした。

     日本という国、日本人の特性を國米さんならではの切り口で、考えるきっかけを与えてくださいます。


     

     今回の資料の一部です。

     20年前にほのぼのマイタウンに連載くださっていた時の記事コピーです。

        それではこの日の國米さんのお話より・・・
        
        ・「謝意」には ①お礼の気持ち(感謝)と②お詫びの気持ち(謝罪)の2つがある。
         「謝辞」も同様である、


        ・外国人からみて、日本人はどんな時でも「すみません」と言っている。
         詫びるときだけではなく、店に入るときでも、道を尋ねるときでも、人を呼び止めるときでも
         「すみません」。「どうも、どうも」と同様に「ありがとう」の意味もある便利な挨拶語。
         
        ・官庁や企業が不祥事を起こすたびに開く、公式の謝罪会見。
         「申し訳ございませんでした」と黒い背広の責任者数人が深々と最敬礼する。
         日経新聞に連載されている嵐山光三郎氏によると・・・あ・うんの呼吸で同時に最敬礼できるのは
         何回もリハーサルをしているから。それは指揮者がいない雅楽にも似ている。
         子どもに「テレビで謝罪会見ができるようなりっぱな人になりなさい」という母親もいるとか。

        ・日本人にとって謝るのは「潔さ」の美学であり(武士が主君への詫びとして切腹する)、
         謝罪の原点かもしれない。それは日本人の遺伝子であり、一歩ひき和を至上のものとする
         日本文化に根ざしているのでは。

        ・一方では「あやまるが勝ち」という風潮も、これは「面倒くさくならないように」?

        ・生まれながらに病気の5歳の男児が、世話をする母親に「ママ、生まれてきてごめんね」と
         言ったとある本で読んだ時、國米さんは涙がにじんだという。私も聞いてジーンときました。

        ・外国で「Do JAPAN」という言葉があるとか。
         これは「美しいものを創る」と、」「あやまる」という2つの意味があるそうです。



     「謝罪」という言葉で私が「ほのぼのマイタウン」を発行していた頃を思い出しました。

     タウン誌にとって広告を載せてくださるスポンサーは神様でした。

     細心の注意を払って、広告の初校、2校、3校と広告主にも確認をしていただいていたのですが、
     それでもミスが出たことが数回ありました(30年間やっていたので)。

     それを印刷後発見したり、指摘されたりしたときは、もう心臓が止まりそうになりました。

     何はともあれ、菓子折りを持参して謝罪に直行したものです。

     ビジネスマンが虎屋の袋を持って歩いているときは、謝罪に行くとき。
     と、川柳か何かで読んだ覚えがありますが、小平には虎屋はありませんし、
     私は地元のお店で買ったものを重い足取りで、恐る恐るスポンサー様を訪ねました。

     あれこれ言い訳はしないことに決めていましたので、こちらの不注意を心から詫びるのみです。

     「長い間にはこういうこともありますよ」と大きい会社の担当の方が慰めてくださったことは
     今でも忘れられません。

     超零細の個人事業であることを、地元の方は理解してくださっていました。

     失敗をしたことで、その方との距離が縮まることもありますよね。


     「謝罪」の話から、昔のことを懐かしく思い出しました。
         

      


       
        

     

     
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秋色散歩

2020-10-07 21:57:28 | まち歩き

      夏の間はたまに気がむくと、夜9時過ぎに連れ合いとご近所散歩に出かけていました。

      久しぶりに明るい中を散歩してみましたら、すっかり秋の風情でしたね。

      季節は進んでいるのですから当たり前ですが、このコロナ禍の中感慨深いものがありました。


      

      泉蔵院の入口はいつも静かに佇んでいます。

          
          
          参道にはお地蔵さんの前に彼岸花、いいですね。

          私はこの参道の趣が好きです。


         
         滝山の遊歩道にも彼岸花。

         赤と白のコントラストが素敵です。

         昨秋は京都の哲学の道で、この赤白の彼岸花に出合いました。


      
      萩の花も控えめに咲いていました。

        
        遊歩道で見つけた幹根に鳥居。

        思わず頭を垂れたくなります。


      
      金木犀の香りは運動会の想い出を甦らせます。

      今年はあの歓声も聞けそうにありませんね。

      簡略、短縮の運動会だそうですから。



      
      ザクロの木には小さめの実がチラホラとなっていました。








      



      
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