この旅行のマイ・ミッションは昨秋、都城の隣市の施設に入居している親友に会いにいくことでした。
彼女は昨夏運転中に事故にあい、助手席のご主人ともども重傷を負い、入院。
退院後は自立した生活ができそうもないので、親類筋が運営する有料老人ホームに夫婦で暮らしているのです。
昨年9月に入院中の友を見舞うために帰省したのですが、丁度退院してホームに入居した直後で会えませんでした。
都城から1時間ちょっと、義妹の車を借りて夫の運転で行く途中も5年ぶりの再会に気持ちも弾みました。
途中で「今どこ?」と彼女から2回電話がきて、ホーム前の道路に出て迎えてくれました。
5年前よりずいぶん瘦せてはいましたが、明るく世話焼きなのは以前のまま。
ホーム内で一番若いそうで、自由に散歩したり、外出できるのだとか。
事故後、あれこれ心配していたのですが、野の花を摘んで、ベッドサイドやトイレに飾っている彼女らしさ、元気な姿に安堵しました。
「わざわざ東京から来てもらって、ホントに涙がでます。家内は幸せ者です」とご主人が何度もお礼を言われて、涙をぬぐっていらっしゃる様子に、私も泣きそうになりました(トシを取ると涙腺がゆるむものです)。
ご主人は事故の後遺症で夏から90日間入院なさっていたのです。
彼女が予約してくれた寿司店でランチを頂きながら、4人で話が弾みました。
昔のように彼女と夜遅くまでおしゃべりとはもうなりませんが、会えて本当に良かったと心の底から思いました。
グルメ リポート
親友とのランチの写真は撮り忘れましたが、長年の友二人も都城の「寿司虎亭」という店に案内してくれました。
三人でおしゃべりしながら、食べながらとせわしいひとときでしたが、いろいろな料理を楽しむことができました。
やはり、寿司や魚の煮ものなどが美味しいですね~
二人のうちの一人、Yさんは1年前にご主人を亡くしていて、ランチ後彼女宅に寄り、ご仏壇に線香をあげました。
一人暮らしでも、食事は3食手づくりし、庭の手入れは欠かさず、きちんと生活している姿に感心させられます。
この後、近くの高校時代の恩師宅を訪問。
これも帰郷の時の恒例になっています。
今回は特に奥さんが昨夏、横断中に車にはねられ再起不能と最初は聞いていました。
が、お嬢さん三人と先生の家族の力で今は奇跡的に歩けるようになられたのです。
ここでも奥さんが涙を流されるので、Yさんともどもウルウル。
今回は毎日が涙とともにある訪問になりました。
苦難を乗り越えた方々の涙は尊いものですね。
弟の家からほど近い「福本洋食店」の宮崎牛のビーフシチュー。
セットで頼むと、上の写真のスープやサラダ、前菜が最初にでてきます。
昨年食べて気に入ったものですから、弟にリクエストしていました。
牛肉がトロットロで濃厚、美味しいのです。
オーナーは東京とニューヨークのフランス料理店で修業なさった方だそう。
夫が頼んだのは宮崎特産の「へべす」のスライスが乗ったステーキセット。
薄くスライスしてあるので、牛肉と一緒に食べられます。
毎日がおなか一杯のランチ、ディナーで、帰京するとコワイ!と案じながら・・・それでも~
都城に3泊、最後の1泊は宮崎のホテルに泊まり、近くの居酒屋でラストディナーをとりました。
普通のビールに見えますが、これはへべす入りのビールで爽やかでした。
去年、初めてホテルのウェルカムドリンクでへべすジュースを飲んで以来、夫ともども惚れ込んでしまった果実です。
道の駅でようやくへべす生搾り果汁を見つけ、今レモン代わりに使っています。
人気の居酒屋らしく、次々にお客がやってきます。
提携の港直送のナントカとかメニューに書いてあったので、ちょっと贅沢でしたが、伊勢海老もオーダーして久しぶりに食しました。
ぷりぷりの身に感激!
でも伊勢海老の可食部分って少ないな~と改めて感じました。
アタマの部分を味噌汁でも食べたかったな~
こちらは炙り牛肉の握り。
他にも牡蠣の肉巻きフライというメニューも頂きましたが、美味しかったですよ。
店名が長くて忘れてしまいましたが、さすが観光地、どこも外れがなさそうで、全部美味しくラストナイトを満足できました。
駆け足の4泊5日でしたが、旧交を温め、グルメを楽しめたいい旅行になりました。