『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

みちのく三大桜名所巡り(その3)北上展勝地

2024-05-07 21:57:43 | 旅行

弘前、角館と巡って、この日は3番目の桜名所、北上展勝地です。

JR北上駅からタクシーで10分足らず、北上川に沿って延々と桜並木が続いていました。

残念ながら、見頃は過ぎていましたが、しだれ桜は満開!

 

この日は快晴!

青空にしだれ桜が競うように咲いていました。

 

 

ソメイヨシノが満開の時は2㎞も続く見事な桜のトンネルになるそう(園内の写真より)。

同じ東北でもソメイヨシノの満開は時期が異なるのだと実感しました。

 

       

土曜日でしたので、広場ではお猿さんがパフォーマンス中。

猿回しの方とも息もピッタリ、飛んだり跳ねたりの熱演で、子どもも大人も拍手喝采でした。

 

桜並木を巡る馬車も通っていて、何だか懐かしい風景でした。

乗りたいと思って尋ねたところ、次も満席で順番はその次になるとのこと。

1回周ったら、20分はお馬さんを休憩させるのだそうです。

お猿さんもそうですが、動物の世界でも働き方の改革が行われているのですね。

東京へ帰る新幹線が2時30分でしたので、やむなく諦めました。

 

滔々と流れる北上川。

 

昭和の名曲「北上夜曲」の石碑です。

ロマンティックな歌詞も北上川の流れとその川辺を見ると納得しました。

 

 

北上展勝地という名にたがわない、気持ちも広くなるような名所です。

近くには市立博物館や民族資料館、古民家や武家屋敷を移築復元したみちのく民俗村もあり、自然も歴史も楽しめるエリアです。

 

桜漬けになったような3日間。

こんなに桜を見たのはこのトシになるまで、初めてでした。

東北の桜の素晴らしさに酔いました。

桜に感謝!

 

時期が外れてしまったのに、お読みくださってありがとうございました。

 

 

 

 

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みちのく三大桜名所巡り(その2)弘前公園と角館

2024-05-02 16:09:46 | 旅行

桜、桜、満開の弘前公園に感激!

 

 

新幹線とホテルパックのフリーツアーだったのですが、2日目は弘前と角館を巡るバスのデイツアーがついていました。

ホテルを8時30分発、3時間かけて弘前公園の駐車場に着く直前、上の写真の桜並木が目に入った途端、車内で拍手が起こりました。

というのも途中の車内で「これまで弘前の桜には3回来て3回とも振られたんだよ」とか「私も2回はずれた」という会話が耳に入りましたので、満開の桜を見た時、感動の拍手になったのでしょう。

それほど弘前の桜はすばらしいのでしょうね。

弘前初めての私たちにとって何とラッキーなこと!

 

堀端の桜並木を歩き、中央高校口から公園内に入ると「緑の相談所」中庭に日本一太いソメイヨシノがありました。

幹周582㎝、樹高は10m、推定樹齢100年以上の巨木。

威風堂々、風格ある桜でした。

 

 

どこを見ても360度、桜、桜、桜・・・

ソメイヨシノ、しだれ桜、ここには40種もの桜があるそうで、ソメイヨシノに続いて次々に咲くそうなので、今も遅咲きの桜が咲いているかもしれません。

しだれ桜がこんなに並木のように美しく咲き誇っている様を見るのは初めてです。

上の写真の行列は天守を見学する人たちの順番待ちです。

こちらが現在の弘前城天守です。

平成27年、石垣修理工事のためもとの場所から約70m曳屋工事をして、3か月かけて移動された天守です。

当時“城が動く”と度々ニュースで報道されましたね。

元に戻るのは来年度の予定だとか。

10年がかりの工事なのですね。

 

弘前のソメイヨシノは枝先にいくつもの花がついて、手で触れられるような低い位置に咲いています。市には40人ほども桜守がいて、リンゴの剪定技術を応用して管理しているのだとか。

その数、約2600本。ソメイヨシノの樹齢は60年と言われますが、ここでは100年を超える木も多く元気に咲くのは、桜守の人たちの桜へ寄せる愛情、そして管理が行き届いているからでしょうね。

 

      

 

外国人のツアー客も本当に多く、園内は人でいっぱいでしたが、花見客の騒がしさというのはなく、

皆が美しい桜を愛でているようでした。

地元のテレビ局の撮影隊も来ていて、モデルさんの撮影中。

この新郎新婦(新郎は外国人)も私たちはモデルさんと思っていたのですが、石垣の下から「おめでとう!」と声がかかっていたのです。

本物のカップルだったのかも?

 

 

      

マンホールもこぎん刺しの桜模様、、マスコットキャラクターの「たか丸くん」が可愛くて勇ましい。

 

青空であればもっと素晴らしかったのに・・・と贅沢なことを言うとバチがあたります。

すべてが桜色に染まりそうな満開の中で見ることができたのですから。

私がこれまで見た桜で一番!

日本一の桜であることを納得しました。

 

 

小雨の角館へ

 

青森県から秋田県の角館へ、この日は出発が岩手県でしたので東北3県をバスで移動した訳です。

角館に着くまでは山間や里山を走りましたが、その風景は「いっせいに遅い春が来た!」感じでした。

道路わきにはフキノトウが群れをなしていました。

山菜好きの連れ合いは「いいなぁ、採り放題だよ」と窓から覗いていました。

野生の黄色い水仙もあちこちにいっぱい。

そして里山の農家にはどこにもしだれ桜があって、緑の中でいい風景を作り出していました。

東北には本当にしだれ桜が多かったですね。

 

道路わきにはまだ残雪があちこちに見られましたよ。

 

角館に着いたのが4時半頃。

武家屋敷のしだれ桜はもう半分余り散っていました。

 

「青柳家」という上級武士の3000坪の屋敷に閉館15分前に滑りこみました。

入館料500円を払って・・・(笑)

のぞき窓がついた黒塗り塀、薬医門、寄棟茅葺屋根の母屋や蔵など江戸時代の武家屋敷を今に伝えています。

大急ぎで青柳家の中を駆け巡りました。

 

りっぱな甲冑がいくつも展示されていました。

 

 

       

 

      

『解体新書』を翻訳したのは教科書で杉田玄白だとは知っていましたが、その中の人体解剖図を描いた画家が小野田直武という人だとは知りませんでした。

角館の出身で青柳家とは姻戚関係にあったそうです。

多くの資料が展示されていましたが、何せ駆け足のため目を走らせるだけで残念でした。

 

駐車場の横を流れる桧木内川(ひのきないがわ)堤の桜並木はまだ見頃のようで、2㎞も続く桜のトンネルは5時になるとライトアップされました。

この近くに住む人はいいですね。

武家屋敷通りを散歩してタイムスリップできますし、こんな美しい川べりで思索もできます。

昔からの憧れの地、角館にわずか1時間足らずの滞在、あ~ぁ~

バスツアーとはそういうものですよね~

 

北上の居酒屋で新鮮なカワハギの刺身を頂く

 

三大桜名所の3番目は北上展勝地なので、また岩手に戻りこの日は北上泊。

7時過ぎにホテルに着くとすぐ、ネットで調べた地元の人が行く魚が美味しい居酒屋にタクシーで急ぎました。

というのも弘前では人が多く、お昼も満足にとっていなかったからです。

 

「岩手川」という小さな、昭和の風情の居酒屋。

電話で席を直前予約しましたので、ほぼ満席でしたがカウンター2席に座ることができました。

先客の若い男性がカワハギの刺身を食べていて、「大将、美味しい!」と言っていましたので早速注文しました。

でも時間がかかるとのことで、サンマの塩焼きをオーダーしたのですが、「この日は入荷がないのでイワシはどうですか?」と大将に言われ、出てきたのがこれです。

 

丸々とした、25㎝以上はありそうなイワシは新鮮そのもの。

こんな美味しいイワシの塩焼きは初めてです。

下のイカの丸焼きと同じような長さでした。

 

マグロとホッキ貝の2種盛り。(写真は両方を1~2枚食した後です 笑)

これも新鮮、美味~

実家が漁師さんなのだそうです。

 

ようやく来ました、生の肝つきのカワハギの薄造りです。

確か大船渡であがったカワハギとのこと。

新鮮だからこそ肝も生で食べられるのですね。

海のフォアグラという異名があるそうです。

「めったに食べられないよ」と夫、感激!

上品な甘みとコリコリ感、ここを選んだのは私だと夫に主張しました。

 

大きなお椀に入ったあら汁とおにぎり。

あら汁が何とも美味しかった!

おかあさんと息子さんと二人で(最後におとうさんも洗い場担当とわかりましたが)やっていらして、

70代のおかあさんがサービス担当。

おにぎりをオーダーする時、「あれっ、ごはんがあったかな?あったら作るね」という返事にほっこりしました。

 

最後に食べたのはつぶ貝の焼いたもの。

貝の下処理は面倒だという話を聞き、最後の1本を焼いてもらいました。

 

大将は家族のこと、地元のことなどいろいろ話してくれました。

海の幸を存分に堪能した、食事大当りの夜。

バスの中に居た時間、9時間位。

長い1日がようやく終わりました。

 

 

 

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みちのく三大桜名所巡り(その1)盛岡

2024-04-24 22:19:25 | 旅行

こちらの桜が葉桜になる頃、4月18日から20日、2泊3日で念願の東北の桜を見に行ってきました。

1日目は盛岡で1泊しました。

東北新幹線で東京駅から約3時間。

ホテルにチェックインしてすぐ、以前から見たかった岩手銀行赤レンガ館へタクシーで向かいました。

 

こちらは正面から撮った写真ではありませんが、ひときわ存在感を放つその外観に圧倒されます。

 

設計は東京駅の設計者である辰野金吾とその教え子で盛岡出身の葛西萬司です。

明治44年に盛岡銀行の本店として落成し、昭和11年に岩手殖産銀行(のちに岩手銀行に変更)の本店として引き継がれました。

昭和58年岩手銀行新社屋完成後は中の橋支店となり、平成6年には現役の銀行として初めて国の重要文化財に指定されたそうです。

平成24年に銀行としての営業を終了した後は約3年半の保存修理工事を経て、生まれ変わったのが現在の「岩手銀行赤レンガ館」です。

 

重厚な造りの中にモダンな雰囲気が漂います。

すぐ上の写真は旧金庫室。

鉄の扉の上の四角の小さな扉は何だろう?と夫と話していたのですが、2階に行って分かりました。

バーチャルシアターで映像を見た時「金庫に閉じ込められた時の脱出用の非常口」と聞き納得した次第です。

 

旧応接室や旧支店長室などには岩手の金融史やこの建物が辿って来た変遷が展示されていました。

 

このような銀行のマスコット貯金箱、昔よくありましたよね~

 

 

東京駅丸の内駅舎をほうふつとさせる天井。

 

橋の欄干の上の擬宝珠(ぎぼし)のような階段の装飾。

階段そのものは上がるとギシギシと音がして、歴史を感じさせました。

鉄の手すり、木の手すり、窓などすべての意匠が素敵でしたね。

 

帰り道すぐ近くのもりおか歴史文化館入口のしだれ桜があまりにきれいでしたので、寄ってみました。

入口に2本のしだれ桜があり、折しも満開。

大木でシャワーのように降りそそぐような本当に美しい桜でした。

この奥の方が盛岡城跡公園で、ここもさぞ広々としてきれいだろうと思いましたが、石割桜を見る予定でしたので、急ぎました。

するとまた、途中に目を引くしだれ桜が!

その名も「桜山神社」という由緒がありそうな神社でした。

 

ここから5,6分歩くと裁判所の敷地内にある「石割桜」があります。

庭石の割れ目に桜の種が飛んできて芽を出し、成長とともに石の割れ目を押し広げていったものと言われているそうです。

石は花崗岩で周囲が21m、エドヒガン桜で樹齢は350年~400年と推定されています。

幹の周囲は4.6m、樹高11mで枝張りは東西に16m、南北に17mもあるという国の天然記念物です。

もう半分位は散っていましたが、団体客が次々に押しかけていました。

元祖ど根性桜?

それも超、超がつくほどの・・・

これからも頑張って、ずっ~ときれいな桜を咲かせてくださいね!

 

歩いてホテルまで帰ったのですが、ちょっと歩いただけでも、盛岡の街は緑あふれ、落ち着きとのびやかさがあるいい街でした。

 

 

夕食は駅ビルにある「南部ビストロうんめのす」という小さな店でとりました。

美味しいビール(ほとんど呑めないのですが、ビールは好きです)に好物のごぼうの唐揚げ。

私は自家製ローストビーフ丼定食を。

夫はサーロイン牛カツ&ローストビーフ合盛丼を。

彼はお昼も新幹線の車中で牛たん弁当を食べました(笑)。

薄切りのローストビーフがあっさりして、美味しかったです。

カウンターの目の前には東北6県の日本酒が揃えてありました。

 

 

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島根旅行(その4)宍道湖サンセットクルーズ

2023-12-24 23:21:28 | 旅行

ランチの後は前日同様に駅前の観光案内所を訪ねました。

観光バスの「ぐるっと松江レイクライン」と宍道湖の夕日スポットについて尋ねたのですが、レイクラインは運転手さん不足で通常の30分間隔が1時間になっているとのこと。

一畑電車も運転士さんが大変不足していると聞きました。

地方都市の課題がここにも……

夕日を見る予定にしていた県立美術館もこの日は休館日だとか。

松江駅近くから乗られるサンセットクルーズ観光船がいいと勧められましたので、そうすることにしました。

ネットで調べるよりも、face to faceで訊ねる方が確実な情報が得られていいですね。

 

レイクラインのバスは諦めて、昨日と同様に松江城のあたりに行きました。

県庁前で降りると、松の緑に映える県庁の建物が見えます。

職員の方は毎日松江城が見える、広々とした抜群の環境で働けていいですね。

 

前日、堀川めぐりの船頭さんが教えてくれた、和菓子作りの名人がいる松江城近くの松江歴史館へ行きました。

館内にある「きはる」という茶房です。

 

 

入口横で名工の方が生菓子を作っているのがガラス越しに見学できます。

その作業台の前に10数個、製作した和菓子がズラリと並んでいます。

この中から食べたいものを選ぶのですが、どれも季節感があって美しく、迷ってしまいました。

 

店内に入ると、名工の方のお名前が掛けてありました。

 

 

頂いたのはこの2つの練り切り。

上品な色に合わせた干菓子が添えられていました。

 

松江に来たらぜひ美味しい和菓子を食べたいと思っていましたので、ゆったりと口福感を味わうことができました。

 

 

歴史館あたりを散策すると、前日乗った堀川めぐりの船が見えました。

平和な風景です。

前日、私たちは順番で船頭さんの向かいに座りました。

 

川がある街って情緒がありますね~

 

松江駅に戻り、歩いて10分ほどのサンセットクルーズ船の乗り場に行くのに、出発時間に充分余裕があったのですが、タクシーで行く羽目に・・・

というのも駅前を横断する道路が見つからず、地下道を行ったのですが迷ってしまい、予約の時間があるので、駅に戻りタクシーに乗ったのでした。

ドライバーさんに申し訳なく行き先を告げたら「えっ」と笑われました。

あっという間に着き、「近くですみませんでした」と言うと、「いや~こちらこそスミマセンネ」と恐縮されて、気持ちがほっこりしました。

旅にはよくあることですが、対応がいいとその土地が好きになるものですね。

 

船は100人乗りのはくちょう号で、甲板のイスに席を取りました。

直接、宍道湖の夕日スポットに向かいます。

 

甲板にいても少しも寒くありませんでした。

夕刻の湖を滑るように進んだ船が止まりました。

夕日が沈む時間が近づいたようです。

 

鳥が飛び交い、一緒に日没を待ちました。

 

空がオレンジに染まっていきました。

 

あと少しでお日様バイバ~イ!

今日もありがとう!

湖の上のショーが静かに幕を下ろしました。

 

帰りの船上はさすがに冷えてきたのですが、外でマジックアワーの景色を楽しみました。

宍道湖の上で日没を見られたこと、いい思い出ができました。

 

さて、夕食は帰りの電車駅、一畑電鉄しんじ湖温泉駅の近くでとることにしました。

駅から歩いて5分の海鮮料理「こ根っこや」、6時過ぎでも満席のような店でした。

 

3晩とも同じようなお刺身、おでんを食べていますが、この日はのどぐろの煮魚、豚の角煮、

そして初めて食べた上の写真左側の「ドギ」という名前の深海魚の唐揚げが実に美味しかったこと!

地元ではメジャーな魚だそうで、見た目に反して上品な味でプルプルとした食感がありました。

 

帰りの電車の座席は新幹線のよう。

そして座席の上にはこんな絵が・・・

バラエティーに富んだ一畑電車を行きも帰りも楽しませてもらいました。

 

松江と小平は人口がほぼ同じ、196,000人なのですが観光資源が違いますね。

県庁所在地と東京のプチ田舎、較べようもありませんが、その豊かな自然と文化に少し触れることができました。

お天気にも恵まれて、膝痛を嘆きつつもいい旅行ができ感謝です。

 

翌朝早く空港バスで出雲空港に向かい、11時頃羽田着。

羽田空港にはサプライズで娘と孫が迎えに来てくれ、車でらくちんでした。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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島根旅行(その3)出雲大社へ

2023-12-20 11:03:09 | 旅行

翌21日は快晴。

出雲大社には天気のいい日にお参りしたいというプランでしたので、念願のローカル列車「一畑(いちばた)電車」に乗って行きました・

一畑電車は通称「バタデン」と呼ばれ地元に親しまれています。

2010年中井貴一主演の映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男』の舞台となった電車です。

 

これは出雲大社からの帰り、松江に向かう時の電車ですが、とてもモダンなデザインでした。

すべての電車がこの色ではなく、古そうな電車の色や車内もいろいろで楽しいです。

 

      

上の写真は出雲大社駅に行くときに乗った車内です。

座席に木製の仕切りがあって、座席の間には小さな折り畳みのテーブルもついていました。

そのミニテーブルも床もすべてが木で心地よく、数駅しか乗れないのに勿体ない思いがしました。

4つ目の川跡駅で乗り換えるのですが、跨線橋がないので線路を渡らなければなりません。

職員さんがガイドしてくれて、隣のホームに移ることができました。

のどかな風景でローカル線って楽しいです。

 

乗り換えて、また4つめの駅が出雲大社前駅。

半円形の屋根とステンドグラスの窓がモダンな駅でした。

 

      

まだ9時前の参道は人もまばらで、清浄な空気が流れていました。

胸の中まで浄化されるような、そんな感じです。

やはり出雲大社のパワーって凄い!

 

御祭神、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の「ムスビの御神像」

 

清々しい松の参道を抜けると拝殿に着きます。

二拝四拍手一拝の作法で拝礼。

普通の神社と異なるので、緊張してしまいました。

 

訪れた日の翌22日が旧暦の10月10日にあたり、全国の神様が出雲大社の西方1㎞にある稲佐が浜に集まっていらっしゃるそうです。

その後29日まで出雲大社に滞在され、神在祭が行われます。

八百万の神々が男女の縁に限らず、いろいろな縁を結ぶことについて会議をなさるのだとか。

神在月であることは知っていましたが、神様が集結なさる前日に訪れるとは不覚でした。

 

こちらが神様が宿泊なさる「十九社(じゅうくしゃ)」です。

出雲大社の拝殿を真ん中にして、その東側と西側に1棟ずつ建っています。

 

      

「因幡の白うさぎ」にちなんだウサギの石像が境内のあちこちにありました。

全部で70羽近くもあるそうです。

 

 

拝殿のしめ縄も大きかったのですが、拝殿の左手の川を渡ったところにある神楽殿のしめ縄が有名な大しめ縄です。

近づくとその巨大さが分かります。

 

長さ13.6m, 重さは5.2tもあるとか。

天候などの痛み具合によって、4~8年に一度架け替えられるそうですが、つくるのに手作業で1年から1年半かかるって凄いですね。

テレビでしか見ていなかった、大しめ縄の巨大さを実感することができました。

 

駅から続く神門通りには出雲そばや出雲ぜんざいの店が軒を並べていて、出雲そばを食べるのを楽しみにしていたのですが、どの店も11時が開店とのことでガックリ!

 

この日は松江で宍道湖の夕日を見ることも目的でしたので、松江で出雲そばを食べることにしました。

また、バタデンに乗って終点の松江しんじ湖温泉駅を目指しました。

各駅停車でのんびりと、22の駅のうち5駅が有人であとは無人駅です。

晩秋の田園風景が旅情をかきたたせ、宍道湖が見えると松江の豊かさを感じました。

 

ネットで調べてJR松江駅の中にある「たたらや」を訪ねました。

小さな、でも流行っている店であることが伝わってきました。

 

2段の出雲そばと炊き込みご飯のセットをオーダーしました。

そばは東京で食べるものとは別物のようでした。

そばの実を殻ごと挽いたそば粉で作るので、麺は黒くてコシが強く、香りが高いのだそう。

添えられた薬味を入れて、そばつゆを麺に直接かけて頂くのですが、ツルツルと喉に押し込むというよりは噛んで食べるといった感じでした。

本当に美味しくて、気に入りました。

 

夫はうな丼とのセットを頂ましたが、美味しいと満足していました。

 

当たり!のランチにありつき、元気がでてきました。

さぁ、次の行動開始です。

 

 

 

 

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