『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

村野家住宅「顧想園」の写真集

2019-12-27 00:03:43 | おすすめ本


       

       東久留米市柳窪にある、国登録有形文化財の「顧想園」の写真集をいただきました。

       11月末に出版されたばかりの、美しい写真集です。


       武蔵野の景観を残す柳窪の一帯は、私にとって近隣で一番好きな場所です。

       その中でも江戸時代に建てられた茅葺の主屋が、そのまま現存する村野家住宅は存在感を放っています。

       この5月にはこの表紙の奥に見える離れで催された、口笛世界一の青柳呂武さんのコンサートに行ってきました。

       口笛の音色が新緑の庭に染み入るようで、本当にステキなコンサートでした。



       

       12月15日のBS朝日「百年名家」の番組で住宅の内外が紹介されました。

       現在の園主、村野美代子さんの案内で蔵の中に村野家ギャラリーがあることも初めて知りました。

       5代目当主の故村野啓一郎さんがこの景観を残すために、いかに尽力されたかも分かりました。



       

       総欅づくりの重厚な藥医門には圧倒されます。

       手入れが行き届いた庭には、クマガイソウも大切に育てられています。


       

       意匠を凝らした障子が美しい。

       欄間は田無神社本殿の彫刻を手がけた江戸期の名工、嶋村俊表の作品だそうです。


       

       雪の日はこのような景色になるのですね。

       欅の大木、竹林、茶畑、四季を通してその景観が楽しめ、心安らぐ場所です。


       東松友一さんという武蔵野の風景を撮り続けている写真家が17年間、村野家の四季を撮影した写真集です。

       監修は子どもの写真でも有名な田沼武能さんです。



       個人住宅のため普段は非公開ですが、春秋の公開日には遠方からも見学者が訪れます。


       

       ※表紙以外の4枚の写真はスキャンの都合で、左右を少しトリミングしています。




       

       

       
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多文化共生時代の国際交流(Ⅱ)在日外国人が語る日本での体験

2019-12-15 13:33:16 | 講演会・催し

     今年も多摩交流センターと私が所属する東京TAMAタウン誌会の共催で12月8日シンポジウムを開催しました。

     「多文化共生時代の国際交流」をテーマに昨年は多摩地域の外国人留学生を主に話してもらいました。

     今回はその第2弾として、来日して5年から20年余りの外国の方に、日本での仕事、子育て、教育について
     語っていただきました。


     
     会場は多摩交流センター、コーディネーターの西本晃二先生(元東京大学文学部長)が挨拶。

     登壇者の発表の後に、インタビューをやっていただきました。



     <第1部> 4名の外国人が日本での体験と今、未来を語る

     

     最初は中国出身の畢煜(ビ・リー)さん。

     来日22年、現在は福生で大きな日本語学校の理事長を務めるビ・リーさんですが、来日当初は新宿の日本語学校で
     日本語を学びながら、皿洗いのアルバイトをしていたこと。

     その後東大に入ったことが、自分の人生を決定づけ、日本語学校の運営と専門学校の設立につながった。

     日本と諸外国の架け橋となる人材を育てたいと、就職やアルバイトまで面倒をみる専門学校をつくっている。


 
     

     2番目はウズベキスタンのディラフルズさん。

     2014年に来日、タシュケント大学では日本語を専攻。

     ウズベキスタン語で読んだ「竹取物語」に惹かれ、日本の中世文学に興味を持った。

     法政大学大学院修了後、来年は博士課程に進む予定。

     日本で知り合った同郷のウズベキスタン男性と結婚し、2歳男児の子育てにも励んでいる。

     日本の病院が専門に分かれているので、どう対応していいのか難しい。

     日本人では若い人より、年配の人の方が接しやすいと思う。


     
     
     

     3番目はルーマニア人の山田エリーザさん。

     ご主人が日本人で、武蔵野市に移住。

     武蔵野市がルーマニアのブラショフ市と姉妹都市で交流があるので、、ルーマニア語の通訳・翻訳を手がけている。

     定期的にルーマニア料理の教室も開いている。

     ブラショフ市には「日本武蔵野センター」があるので、武蔵野市にもルーマニアに触れられる場所を作るのが夢。



     

     4番目は中国上海出身の孫洛依さん。

     1994年来日。上海では高校の英語教師をやっていたので、日本の英語教育に関心がある。

     男の子を日本で育てた経験から、勉強だけでなく、仲間や社会と協力することを教える
     日本の初等教育は優れていると思う。

     


     <第2部> 交流会と発表

     AからEまでの5グループに分かれ、4人の登壇者を囲んで今日のスピーチに関して意見交換。

     ディラフルズさんのご主人にも参加してもらいました。

     
     お子さんも一緒に参加した、ディラフルズさんのご主人、ルスタムさん。


     


     
     

     多摩地域から集まった参加のみなさんが和やかに交流する中から、仕事、教育、子育てについて活発な意見がでました。


     1時間の話し合いの後に各グループの発表です。


     

     

     日本は便利過ぎて、ハングリー精神がない。

     安心、安全な国なのに人々に余裕がないのはなぜ?

     日本はオジサンに都合のいい国ではないのか。

     学校も家庭も多様性を認めることが大切。 

     など、各グループならではの、いろいろな意見が代表者から発表され、熱心に聞き入りました。


     終了後は参加者全員で記念撮影。

     その後もさまざまな交歓風景が繰り広げられました。


     外国の方々がしっかりと日本の社会に根を下ろし、たくましく生活していること。

     そのバイタリティに感心するとともに、彼らの力がこれからの多摩地域に必要不可欠のものに
     なっていくことが予想されました。

     参加のみなさんから今年も「楽しかった」と感謝され、こちらも感謝の念でいっぱい。

     交流センターの所長さんはじめスタッフの方々のサポートに心から感謝します。





     

     


     
     


     
  
     
 
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晩秋の恒例、季粋でランチして平林寺へ

2019-12-03 21:21:08 | まち歩き


      この秋も新座の「季粋」(といってもひばりヶ丘駅北口から歩いて7分)でランチして平林寺の紅葉を見に行きました。

      季粋のご主人には「ほのぼのマイタウン」の広告主として、長年お世話になりました。

      相変わらずの人気ぶりで、お座敷もカウンター席もいっぱい。

      1時過ぎでしたので、丁度先客と入れ違いで運よく待たずに済みました。


      
      15種類あるランチご膳の中から、「大穴子天丼膳」を注文しました。
   
      穴子の大きさを見てください。

      ふっくらとした身とたれが美味しい!

      
      夫は「日替わり刺身ご膳」、両方ともこれに小さなプリンやパンナコッタなどの手作りデザートがつきます。

      
      メイン以外の茶碗蒸しも煮物も全く手を抜かない、ご主人の腕と味です。

      毎年、12月25日からはおせち作りのためお店は休みとなります。

      今年もおせちを注文して、31日に取りに行きます。


      ランチご膳は1,100円から1,600円まで。

      ぜひ一度行ってみてください。

      駐車場も3台分あります。

      懐石料理の季粋  042-438-1955  http://www.kisui/org/





      さて、季粋から車で10分ほどの平林寺へ。


      あぁ、今年も駐車場はほとんど満杯、大型バスも3台停まっていました。

      奥の駐車場へ入れたところ、後ろは竹林でした。

      
      青空とのコントラストがきれいでした。


      
      

      
      
      平林寺は南北朝時代に創建された古刹で、由緒ある禅寺です。

      どっしりとした茅葺の山門に紅葉した樹々が寄り添うように・・・晩秋の風情を醸し出していました。

     
      今年で連続3年目の平林寺、一昨年、あまりの紅葉の見事さに感動したせいか、昨年はガッカリでした。

      さて今回は?

      ウ~ン、やはり台風が来たり、気温の変動のせいかあまり鮮やかではありませんでした。

      でもそれは一昨年と較べるせいで、これが通常だ~と自分に言い聞かせつつ散策しました。


      
      放生池のコイ達は今年も元気いっぱいでした。


      
      当たり前の言葉ですが、人間関係の潤滑油のような大切な言葉ですね。



      

      

      
      
      久しぶりの快晴、行きかう人は多いけれど喧騒はなく、静かでゆったりとした時間が流れていました。

      紅葉を愛でるとはこういうことと、ここに来ると教えらるような気がします。


      
      
      

      武蔵野の原風景、落ち葉まで平林寺ならではの美しさです。



      

      最後はいつもの場所でパチリ。

      口福、眼福の半日。今年も元気で平林寺に来られたことに感謝!です。

     

      


      
      




      

      



      

      

      
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