談話サロンで「日本人の多様性について」

　　　　　　　　　

　　　　　　　　　こちらは和菓子のお雛様。

　　　　　　　　　練りきりの生菓子ですが、真ん中はぼんぼりの絵がついたものが横になってしまいました。

　　　　　　　　　あとで気づいて撮り直したのですが、こちらの方がよく撮れていたので悪しからず・・・。

　　　　　　　　　東都生協でいつも注文する、伊勢の万寿やの和菓子です。

　　　　　　　　　赤福グループの会社だそうで、ここの和菓子（特にあん）は美味しくて安くて大ファンです。



　　　　　　　　日本人は一皮むけば多様性ある国民　　　　

　　　　　　　　　今日はお雛様ではなく、3月1日に開かれた談話サロン（草乃会）でのフリージャーナリスト國米さんのお話。

　　　　　　　　　　日本人は画一的とみられることが一般的。

　　　　　　　　　　例えば　企業の謝罪会見…社長以下が「申し訳ございません」と判で押したように頭を下げる。

　　　　　　　　　　各テレビ局は一斉にどこも同じニュースを流す、など。

　　　　　　　　　　日本は草食文化の国だから、「和」を何よりも大切にしてきた。

　　　　　　　　　　その中で異見を唱えることが難しい社会だけれど、それは公の場や職場に限り、

　　　　　　　　　　「私的」部分では実に自由で、和して同ぜずといった多層構造を持っている。

　　　　　　　　　　凝り性の人々が多く、電車のつり革を海外にまで足を延ばし研究する人。正月のしめ縄に魅せられ全国を回るひと。

　　　　　　　　　　目のつけどころが細かく、この凝り性がノーベル賞へ通じるのではないか。

　　　　　　　　　　これは緻性（ちせい、知性とも掛けて）と呼んでいいもので、今後も世界へ貢献していくだろう。

　　　　　　　　　　この多層化がたて糸だとすると、多様化はよこ糸。

　　　　　　　　　　南北に長く、海に囲まれた多様な自然の中で多様な食材。

　　　　　　　　　　南極の越冬隊は400種類もの食材を持って行ったとか。他の国はこんなに多くないそう。

　　　　　　　　　　職人の道具、文房具の種類が驚くほど多い。

　　　　　　　　　　姓の数が30万以上ある。

　　　　　　　　　　珍名で「一（ニノマエ）」「十（ツナシ）」「見里里（ヤマナシ）」「小鳥遊（タカナシ）」というのも。

　　　　　　　　　　文明が多様化するのは宿命だが、日本ほどあらゆる面で多様な国はない。



　　　　　　　　といったお話のあとで、お茶やお菓子をつまみながら会のメンバーで自由におしゃべりします。

　　　　　　　　「日本人の特性は風土とのかかわりが大きい」自然災害が多い風土で、人々は地域社会と和し助け合わないと生きていけなかったのでしょう。

　　　　　　　　顧みてグローバル社会の中で育った、今の十代の人たちが世界を舞台にした活躍に目を見張ります。

　　　　　　　　スポーツやバレエなどの分野で、彼らは臆せず英語も堂々としゃべります。

　　　　　　　　従来の日本人像を変えてくれそうな若い人たちへの期待大ですが、日本人の良さも忘れてほしくないと、願うおばさんです。




　　　　　　　　【まちかど情報】
　　　　　　　　◆たまろくと市民感謝デー
　　　　　　　　　3月12日(日)9：30～17：00　多摩六都科学館
　　　　　　　　　ご当地グルメフェスティバル・ご当地レンジャーショーやビンゴ大会・展示室の４つの「ラボ」をオープンなど。

　　　　　　　　　西東京市内在住、在勤、在学者は入館料無料（確認できるものを受付で提示）
　　　　　　　　　（問合せ）０４２-４６９-６１００　多摩六都科学館

　　　　　　　　◆古本市
　　　　　　　　　3月25日(土)10:00～17:00・26日(日)10：00～15:00　小平市中央公民館ギャラリー
　　　　　　　　　1冊30円・50円から　掘り出しものもいっぱい！

　　　　　　　　　寄付本募集（単行本・新書・文庫・児童書・辞書・全集・雑誌等）
　　　　　　　　　　　　　　　※週刊誌類・古い百科事典・CD・カセットテープは除く
　　　　　　　　　3月22日～24日10：00～16:00　に小平市中央公民館ギャラリーに持参ください。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　主催：小平図書館友の会
　　　　　　　　　（問合せ）０９０-１７０７-０８６０　伊藤