『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

猫のミニが天国へ

2024-07-14 15:55:47 | ネコ

 

17年近く共に過ごした、わが家のネコが524日に亡くなりました。

 17年前の9月の夜、息子が帰る時、当時の愛車ミニクーパーの下に親からはぐれたのか、仔猫がいたと息子が連れてきました。

まだ生後2か月位、余りに小さくて、可哀そうだから動物好きの夫も1日だけ置いてあげようということになりました。

玄関の隅で震えて鳴いていたのを今もはっきりと憶えています。

最初にしらす干しをやったら懸命に食べていましたっけ・・・

1日が1週間になり、1か月になり・・・とは世間によくあることですね。

ミニクーパーの下に居て女の子なので「ミニ」と名付けました。

 

       

 

眼がまん丸で白と黒の毛並みが美しく、近くに住む孫たちにもよく可愛がられて 家族の一員でした。

「ミーちゃん」と呼ぶと「ニャー」と返事をしてくれ、たまに家から脱走することもありましたが、15分もすると玄関前に「開けて!」とばかりに正座して待っていました。

家族が外から帰ってくると、いつも玄関まで迎えにきてくれたものです。

「きっと自分を人間だと思ってるよ」と皆で話していました。

 

 

 

 

外には出さなかったので、病気もせず、人間との付き合いだけで暮らしてきました。

ところが、コロナの時期に彼女にとって事件が起こりました。

新参ネコがやってきたのです。

それにはこういうストーリーがありました。

 

ある夜それまでエサを貰いに来ていた地域ネコが仔猫4匹を連れてうちの裏にやってきたのです。

夜の闇の中でしたので、わが目を疑いました。

しばらく見ない間に赤ちゃんを産んでいたのです。

その母親が可愛いネコで「この子たちにエサください」と目で訴えているようでした。

 

仔猫たちをどうにかしなきゃと、考えあぐねているうちに月日ばかりが経ち、ある方に相談したら保護猫活動をしている団体を紹介されました。

地域ネコを増やさないよう、譲渡に回す前にまずは避妊、去勢手術をするために、捕獲器を母親と仔猫の分を5個借りて、エサを中に入れ、いつも来る場所に置きました。

すると4個の中に入っていた母親と仔猫3匹をその団体が利用している、動物病院へ立川まで連れて行き、手術後また引き取りに出向きました。

その翌日は残りの1匹を連れて行きと・・・1週間がネコweekでした。

 

母親は外に戻し、一番活発だった仔猫の1匹は逃走しました(今も2匹とも毎日エサをもらいにきていますが)。

残りの3匹はもう生まれて半年位経っていましたので、仔猫というよりもう大人並みの体格になっていましたが、2匹は幸いなことにネコ好きの知人二人が引き取ってくれました。

そして残り1匹が最初の捕獲器に入らず、手術後も家のケージにも入らず潜んでいた今うちにいるネコです。

最初は大いに迷いましたが、娘から「ミーちゃんが死んだら淋しいでしょ」と言われ、決心した訳です。

 

 

先住猫と新入り猫の接し方をいろいろ調べてみたのですが、先住猫のミニの方が新入りを受け付けず、2匹は最後まで相容れませんでした。

年の差13歳、自分を人間だと思ってきたミニと半年間はおかあさんときょうだいとで育った新入りのコロ。

コロがボディタッチを試みても、ミニの元気な頃は「シャーッ」と怒っていました。

取っ組み合いをすることはありませんでしたが。

 

ストレスもあったのでしょう。

昨年の冬頃からミニはだんだん痩せていき、コロにタッチされても怒らず、少しは2匹の間が埋まったように感じたのですが。

亡くなる前夜も私の手からエサを一所懸命に食べ、私は安心していました。

でも、その翌日私たちを煩わせることなく、静かにミニは息を引き取りました。

17年間も私たちに寄り添ってくれ、その夜は娘に息子、孫とでお通夜をしてそれぞれ感謝のメッセージを記しました。

 

        

 

私が疲れた時、ソファに横になると必ずその上にしがみつくように甘えてきました。

そんな時いつも「一緒に長生きしようね」と胸の中で話しかけたものです。

その温もりをもう一度感じたい、もう一度だけでいいからミニに会いたいです。

 

 

 

 

 

 

 

          

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「ふたり 矢部太郎展」行ってきました

2024-07-03 23:57:55 | 講演会・催し

 

   

 

ベストセラー『大家さんと僕』で一躍、漫画家としてもブレイクした矢部太郎さん。

今、立川の「PLAY!MUSEUM」で矢部太郎さん初となる大規模展覧会が開かれています。

 

ここが会場入口です。

 

      

矢部太郎さんには2回お会いしたことがあります。

最初は2011年、新宿の「ルミネtheよしもと」の小さな応接コーナーでインタビューした時。

先に取材した、絵本作家であるお父さんのやべみつのりさんの紹介で会えました。

その時は漫画家という肩書はなかったのですが、およそ芸人らしくない物静かで謙虚な話しぶりに好感を持ったものです。

「好きな女性のタイプは?」と訊ねた時の「友だちのいない人、群れない人がいいです」という応えが今も印象に残っています。

2回目は『大家さんと僕』出版後、東村山のイベントで矢部さん親子トークショーが開かれた時。

この時は小学生の頃、夏休みの紙芝居教室でお父さんにお世話になった孫2人と娘も行きました。

当時高校生で身長が180㎝近くになった孫息子に、やべ先生は「大きくなったね~」とビックリ!

 

こういう訳で私ども家族は矢部家のお二人のファンなのです。

 

 

展示は太郎さんが小さい頃描いた絵や工作作品、太郎さんがお話を作り、お父さんが作画した手作り絵本などもあり、豊かな環境で才能が育まれたことが分かります。

 

やべみつのりさん監修の宇宙船。

ペットボトルなどでこの展覧会のために子どもたちが作ったのだそうです。

 

 

『ぼくのお父さん』のエリアです。

 

 

やべみつのりさんの絵本や紙芝居の作品も展示されていました。

 

私は『大家さんと僕』と同じくらい『ぼくのお父さん』も好きです。

東村山での親子の何気ない日常の風景が本当に愛おしくなります。

いつも家にいるお父さんが太郎さんを自転車でつくし採り連れて行き、その日のおやつはつくしの佃煮。

美味しくて、太郎さんの好物だそうです。

太郎さんの友だちともお父さんは一緒に不用品でおもちゃを作ったり、縄文土器を焼いたり、真剣に遊びます。

「お父さんが一番楽しんでいた」と太郎さんはいいます。

やべみつのりさんは口癖のように「僕は子どもが描く絵のように描きたいんですよ」と以前からおっしゃっていました。

太郎さんの稀有な個性はこのお父さんのもとで育てられたからだと確信しています。

 

映像や立体物、大家さんとの出会いから別れまで順を追った作品に『大家さんと僕』の世界が再現されていました。

懐かしい大家さんにまた、会えました。

上品で聡明で可愛いおばあさまでしたね。

新宿伊勢丹の地下に明太子だけを買いに、タクシーででかける方でした。

太郎さんとの間にはお互いのギャップを楽しむような、リスペクトと優しさがありました。

大家さんはこれ以上省きようのない丸い線で描かれているのに、表情も豊かに感じます。

細~い太郎さんとま~るい大家さん、どちらも可愛くて可愛くて、クスッと笑ったり、その温かさにジーンとしたものです。

 

太郎さんがこの展覧会のために描いた、アクリルの絵が100枚展示されていました。

 

     

『大家さんと僕』で受賞した手塚治虫文化賞短編賞のトロフィーもありました。

 

 

 

これまでの出版本やグッズのコーナーもありました。

『ぼけ日和』は認知症専門医の原案を太郎さんが漫画にしたものですが、これを近い将来(?)の参考にさせてもらいたく、買って帰りました。

深刻な事柄もユーモアで包み込み、それでいて現状を伝えてくれ、家族で読みたい漫画です。

 

7月7日まで開催中です!

 

 

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「こだいら雨情うたまつり」盛況のうちに終了

2024-06-05 11:25:00 | 講演会・催し

パソコントラブルのため投稿が遅くなりました。

17回目となる「こだいら雨情うたまつり」が無事終了しました。

 

      

 

 

今年も1時間以上前から開場を待つ方々の列ができ、毎回スタッフがうれしいと同時に高齢の方には申し訳なく思う時間です。

毎年来てくださる方々も多いので、開場すると、そこここに再会の輪ができていました。

これも地元ならではの光景です。

 

前半は公募で選ばれた方々の出演。

小学生による雨情の歌の「どうぶつメドレー」はダンスも交えての楽しいステージ。

胸に染み入るようなゴシックハープの弾き語り。

雨情の名曲をジャズにアレンジしたピアノとサックス演奏の方々。

そして素晴らしいハーモニーのハーモニカアンサンブル。

同じ「七つの子」を演奏するのも楽器が異なると、違った歌のように聞こえます。

(前半は写真が撮れず、ごめんなさい)

 

レベルの高い出演者のみなさんでした。

 

後半は出演依頼し、快く引き受けてくださったジョリーラジャーズさんの男声ア・カペラコーラス。

横浜や茨城からも馳せ参じてくださったメンバーがいらっしゃいました。

元NHKアナウンサーの柿沼さん(マイクを持った方)がMCとして一声発しただけで、場内から「ウワッ」という声が・・・

元NHKアナウンサーと聞いて「ああ、なるほど!」といった表情のみなさん。

やはりプロは声の質、滑舌が違うものですね。

ユーモア溢れるMCで楽しませてくださいました。

 

『Stand Alone』から始まり、雨情の『七つの子』『証城寺の狸囃子』、『ハナミズキ』、最後は『明日に架ける橋』と続きました。

すべて男声ア・カペラに編曲した、声だけのハーモニーで大ホール全体が酔いしれました。

メンバーのみなさんはプログラム最後の全員合唱にも参加してくださって、皆大喜びでした。

 

毎年おなじみの「小平青少年吹奏楽団」は高校生から社会人まで幅広い年齢層の団員です。

いつも開場時に場内整理など若い力を発揮して、私たちをサポートしてくれます。

 

幼稚園児から出演するスズキ・メソードのヴァイオリン演奏はその愛らしい姿が皆を笑顔にします。

このシーンを見たさに毎年来てくださる方々もいるほどです。

 

オールラストは観客のみなさんも一緒に「シャボン玉」「七つの子」そして「故郷」を合唱して、今年も無事に終了しました。

 

関わってくださったすべての皆さまに感謝!

 

 

 

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北海道の名寄からアスパラが届きました!

2024-05-23 12:50:20 | 食べる

今年も待望の名寄のアスパラが届きました。

もう30年近く、毎年この時期に送ってくださる方からです。

 

       

 

 

大きいものは茎の太さが2センチ近くあります。

なよろのアスパラは柔らかく、甘みがあって格別です。

新鮮なので、そのまま焼いても美味しいです。

炒めても、茹でても、天ぷらにしても何でもOK!

この時期だけの贅沢な食卓を楽しんでいます。

 

こちらも仲間から頂いたものですが、何だか分かりますか?

 

       

 

夫や子どもは「消毒液?」「化粧水?」などと言っていましたが・・・

 

       

正解は透明の醤油でした!

私も初めて見ました。

熊本のフンドーダイという老舗醤油メーカーが5年前の創業150年を記念してつくったものだとか。

当時、話題になってメディアでも紹介されたようです。

 

本醸造の濃口醬油をベースに、透明化の工程を経て透明にしていくそう。

よくわかりませんが、企業秘密なのでしょう。

色がないことで、洋風にも使えるのがいいですね。

カルパッチョとかサラダ、スープなど。

塩味に加えて旨味がプラスされるそうです。

まだ使っていないので、レポートができずごめんなさい!

 

加えて、衣服にこぼしても普通の醤油のようにシミがつかない?

子どもさんにいいですよね。

 

頂いた方に熊本で買ったのか訊ねたら、「ロピアで買ったよ」とのことでした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         

 

 

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「こだいら雨情うたまつり」5/26開催

2024-05-20 11:09:48 | 講演会・催し

 

       

 

今年も初夏の風物詩、「こだいら雨情うたまつり」を5月26日にルネこだいら大ホールで開催します。

「シャボン玉」や「七つの子」などの童謡で知られる野口雨情のお墓が小平霊園にあることで、単純な歌詞に詩情あふれる雨情の童謡を次世代へ繋いで行こうと、雨情の誕生日(5月29日)近くの日曜日に毎年開催しています。

 

今年は公募で選ばれた合唱、ゴシックハープ、ジャズ、ハーモニカの団体と男声ア・カペラコーラス「ジョリーラジャーズ」、おなじみの小平青少年吹奏楽団とスズキ・メソードの子どもたちが出演します。

ジョリーラジャーズさんは田無在住の元NHKアナウンサー、柿沼郭さんがメンバーでもう20年以上前に取材したことがあるので、今回出演をお願いしました。

毎秋、初台のオペラシティでコンサートがあるのですが、柿沼さんのMCが楽しく曲目も演歌からビートルズまでと幅広く、実力、人気とも抜群のア・カペラコーラスです。

 

ルネの大ホールに響く出演者のパフォーマンスが楽しみでなりません。

雨情の歌だけでなく、出演グループの得意分野の演奏も行われます。

出演者も小さなヴァイオリンを抱えた幼児からシニアまで、多世代が楽しむ音楽会です。

 

ご都合つきましたら、ぜひ一度お出かけください。

きっと癒しのひとときとなるでしょう。

当日券も入口横で売っていますよ。

 

■5月26日(日) 14時開演(13時30分開場) 16時30分終演予定

■ルネこだいら大ホール

■入場料 500円

(問)042-345-5111 ルネこだいら

 

 

 

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