『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

留学生と築地場外市場めぐり

2019-03-26 21:46:45 | まち歩き


          大学院を卒業して、今月末にウズベキスタンへ帰国する、ディヨラさんが帰る前に築地に行きたいという。

          二重内陸国であるウズベキスタンでは海の魚が食べられない。だから刺身とか寿司をいっぱい食べて帰りたいと。

          先月ボッチャで国際交流のイベントが終わり、オリ・パラ市民プロジェクトのメンバーとディヨラさんとでランチした時のことでした。

          その中のIさんがガイド役で、築地ツアーが実現しました。


                 


          朝の8時半頃に着いたのに、もう場外市場入口は賑わっていました。

          7、8割は外国人であるのにびっくり!


                       


          まだ人並みはまばらですが、お昼が近づくにつれ通りにはどんどん人でいっぱいに。

          やはり活気があって、全国から集まった魚類、貝類、野菜も新鮮で、もうタケノコも出ていました。


                 

                 


          玉子焼きの店も何件も並んでいて、一切れで売る店には行列ができていました。

                 

                 

          つい先日テレビで見た、高級ジャンボいなりの店もありましたよ。


          築地魚河岸の店で買った、パック入りの中トロ、中落ち、サーモン、ふぐの唐揚げ入りふぐめしおにぎりなどを買って、

          3階の屋上広場のテーブルに広げてぱくつきました。これがこの日の朝食です。

          新鮮なマグロ、美味しい!

          「う~ん、シアワセ!」ディヨラさんの発した言葉に、こちらがもっと幸せになりました。


                  

          屋上のフェンスから、豊洲に移転した市場跡の工事中の様子が見えました。


          
          この後、ディヨラさんの友人でロシアの留学生、リタさんも加わり、ぶらぶら歩き。

          たい焼きならぬマグロ焼きがあったり、包丁専門店や豆専門店にカレー店、珍味店、丼の店など魅力的な店ばかりです。

          じっくり見て、食べ歩きすると1日かかりそう。


          Iさんが突き当りにある波除神社もおもしろいよ、というので行ってみました。


                          

          「災難を除き、波を乗り切る」波除稲荷として、築地の人々の守り神であるらしい。

          本殿入口の左右には立派な獅子頭の一対があり、本殿横にはさまざまな塚が並んでいました。


                  
                   昆布塚
                  
                   玉子塚
                  
                   海老塚
                  
                   すし塚

          他にも「鮟鱇(あんこう)塚」や「活魚塚」などがありました。

          Iさんが留学生二人に「なぜ日本人はこのような塚をつくるのか」熱弁をふるっていました。

          二人とも日本語と日本文学の専攻なので、わかったよう?でしたが。

          築地の天ぷら料理の組合は海老塚を、などそれぞれの生業の組合が感謝と供養のために造ったのですね。

          本当に日本人らしいですね。


                   

          さっき食べたばかりで、マグロ焼きも食べたのに、今度はがっつりと寿司を食べたいと留学生。若いですね。

          Iさんが下見してくれた「築地すし大本館」に出向いたのに、なんということ、もう長い行列でした。

          すぐに諦めて、他の寿司店へ(名前は忘れました)。

          それぞれ握り寿司を注文して、また食べておしゃべり。

          イクラの話になって、ディヨラさんが「ウズベキスタンではパンにバターを塗り、その上にイクラを乗せて食べる」という。

          「え~っ、ホント?」「私はあんこを乗せては食べるけれどね」

          食べ物の話は所変われば、で面白いですね。





                    


                    

                    
                    


                    
                    ディヨラさん(右)とリタさん


           かちどき橋から眺める隅田川の風景は「はるのうららの隅田川~」の歌の通りでした。

           東京は美しい街です。


           外国人を案内するどころか、一緒にガイドしてもらった、楽しい築地巡りでした。





          



          
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恒例の「チャリティ古本市」へ

2019-03-24 22:50:37 | 講演会・催し

        
       今年も3月23日、24日の両日、小平図書館友の会が主催する「チャリティ古本市」が開催されました。

       今回で21回になるこの催しは、市民が読み終わった本を寄付して、それを再び活用させるために廉価で販売するもの。

       純益金は小平市の図書館へ備品の寄贈と東日本大震災等の被災図書館へ寄付されています。

    
       
            

       今年も会場の中央公民館ギャラリーは本を探す人々で大賑わい。

       初日のオープン前は行列ができるほど人気の催しで、例年1200~1300人の入場者があるとか。

       そして今回も寄付で集まった本が約2万5千冊、スゴイですね。

       単行本、新書、文庫、児童書に雑誌、全集に辞書まで並んでいます。


            

            


       集まった本を文庫本の場合、作家別に仕分けするのが大変でしょうね。

       並びきれずに、司馬遼太郎などは陳列台下に段ボール箱に入っていました。



       文庫本1冊30円、単行本1冊50円ですから、未知の作家の本でも気楽に選んで買えますので、

       私にとって、これまで読んだことがなかった作家との出会いが毎年あります。

       昔発行された本でも、有名作家ではなくとも新たな発見が得られるのがいいですね。


       今回は高校時代にはよく引いていた漢和辞典に目がいき、つい買ってしまいました。

       何でもネットで調べられますが、国語辞典と英和辞典はいつも手元に置いています。

       辞書をめくる音、紙の質感が好きなのです。


       段ボール1箱の古本を寄付したので、無料引換券もいただいていたし。

       で、夫と私で20冊余りの本を仕入れてきました。
 
              




       それにしても重い本を運んだり、整理したり、友の会の方々には頭が下がります。

       会では会員募集中だそうです。

       講演会や文学散歩、朗読の会、図書館への提案などさまざまな活動をしています。

       問合せ先 090-1707-0860 伊藤さん

       

       
               


        
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府中へウズベキスタンの話を聞きに

2019-03-19 22:14:23 | 講演会・催し


           府中市の生涯学習ボランティア「悠学の会」へ招かれアブドラヒモヴァ・ディヨラさんが
           
           「ウズベキスタンから日本へ留学して」というテーマで話しました。

           きっかけは昨年12月、私が所属する東京TAMAタウン誌会が開いたシンポジウムで、

           ディヨラさんがスピーカーとして登壇した時、彼女の日本語力が抜群なのとウズベキスタンのことを知りたいと、

           参加していた悠学の会の方が「ぜひ、我々の会でも話して」と依頼されたからです。



                    


           ディヨラさんは小平在住でもうすぐ法政大学大学院(日本文学専攻)を卒業し、今月末には母国へ帰る予定。

           勉強とアルバイトの忙しい生活の中で、小平国際交流協会など地元のイベントに積極的に参加し、地域の人々と交流してきました。


           この日はウズベキスタンの歴史や地理、文化、観光地などについて話し、サマルカンドやブハラの画像で見る世界遺産の美しさに見とれました。

           また、ディヨラさんが日本で経験したことなど、終始笑顔で楽しそうに語ってくれました。


                    


           ミステリアスな未知の国、ウズベキスタンへ行ってみたい、と参加者が思うような話でした。



                            

           この日のディヨラさんは、アドラスというウズベキスタンの伝統的な絣布で作ったベストとスカートに、伝統の帽子といういでたち。

           派手な色合いが多い生地の中で、これは日本の絣に似て、とてもシックで似合っていました。

           終了後は会の役員の方々と館内のレストランでランチを頂きました。


           それにしても会場の府中市生涯学習センターが広くて素晴らしいこと。


                     

                     


           入口を入ると広い円形のアトリウムがあり、ここではコンサートが開かれるとか。

           正面には4階までスケルトンのエレベーターが設置されています。

           数多い研修室に加えて、温水プールに体育室、宿泊施設まで完備されているのです。

           ともかく、ゆったりとした造りで通路はギャラリーとしても使われています。

           近くには府中の森芸術劇場に美術館もあるというぜいたくさ。

           
           「いいですね、府中がうらやましい」というと、

           「ここはね、競艇場が儲かっていた頃建てられたんですよ」と会の方が。

           なるほど、でもハード面が充実してこその市民活動ですから、やっぱりいいですよね~。



           

           

           

           


   

           
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弥生も後半のまちかど情報

2019-03-13 22:31:02 | 講演会・催し


             
             武蔵野神社の早咲き桜も満開を過ぎそう。


            
             「忘れない3.11展」小平市中央公民館全館を使って、展示や講演、救命・消火訓練体験、コンサート、ビデオ上映会などが開催されました。

             その中でも私が心打たれたのは、福島県大熊町の人たちが立ち上げた自閉症支援「つぼみ」の「絵おと芝居」。

             東日本大震災で発達障がい児を持つ家族の避難所生活、いわき市の障がい者福祉施設「岬学園かもめパン工房」の震災当日のことなどが、

             スクリーンの紙芝居に合わせ、フルートとギターの演奏、大熊町の人たちの声の出演で演じられました。

           
             原発事故の影響で未だ再会できない、かもめパン工房は歌手の岬はな江さんが運営しています。

             この岬さんのすばらしい歌唱力に圧倒されました。

             3.11からもう8年ではない、8年が経過しても福島の苦しみは続いていることの現実を改めて知らされました。




             

             まちかど情報



             パソコンでこんなこと できるん展
             
             3月13日(水)~17日(日)10:00~17:00(最終日は15:00まで)
             小平市中央公民館ギャラリー
             NPO法人小平シニアネットクラブ会員のパソコンを活用した多彩な作品を展示。
             お絵描き、ポスター、カレンダー、箸袋、デジカメ写真、手作り絵本など。
             ワークショップ、パソコンの不具合や操作の相談なども日替わりで開催。
             http://www.ksnc.jp/ ✉info@ksnc.jp

  

             地域デビューパーティ(市民と地域活動の出会いの場)

             3月16日(土)13:00~16:00(開場12:30)
             小平市福祉会館5階市民ホール&4階小ホール(受付は5階)
             参加無料(模擬店等、一部有料あり)
             約50団体の参加による展示、体験コーナー、ハンドメイド雑貨販売、小平名産品の販売など。
             抽選で小平の名産品をプレゼント。
             問い合わせ 小平市民活動センターあすぴあ 042-348-2104


             東久留米市民プラザ塾講演会「農民・村民から見た幕末維新期の東久留米市域」

             3月17日(日)14:00~16:00
             東久留米市民プラザホール
             参加無料 先着90人
             講師:郡司恒夫さん(東久留米市郷土研究会会員)
             問い合わせ 東久留米市市民プラザ 042-470-7813


             お宝ハンター・とんぼフリマ同時開催
・ 
             3月17日(日)10:00~13:00(お宝ハンターは10時から整理券配布、11時から入場開始)
             秋水園(東村山市秋津町4-17-1)
             秋水園に持ち込まれた不用品の処分市「お宝ハンター」とフリマを同時開催
             主催:とんぼサポーター2
             問い合わせ ごみ減量推進課 042-393-5111(代)


             東京2020に向けたトークセッションin小平

             3月22日(金)15:00~17:00
             ルネこだいら中ホール
             参加無料 定員200人
             トークセッション『東京2020大会を120%楽しむために、今からできること』
             吉田昌子さん(女子バレーボール金メダリスト)西見健吉さん(レスリング8位入賞)上田初美さん(女流棋士 小平市観光まちづくり大使)
             問い合わせ 小平市文化スポーツ課 042-346-9612


             
             チャリティ古本市

             3月23日(土)・24日(日)10:00~17:00(24日は15時まで)
             小平市中央公民館1階ギャラリー
             1冊30円~50円で販売(特価本を除く)。純益は小平市立図書館と東日本大震災被災図書館に寄付する。
             買い物袋を持参ください。
             ●不要になった本の寄付受付 3月20日(水)~22(金)10:00~16:00 中央公民館1階ギャラリーにて
              3冊以上の寄付に無料引換券進呈。
             問い合わせ 伊藤 090-1707-0860


             
             猫の譲渡会

             3月23日(土)14:00~16:00
             小平駅南口 西友よこ駅前ショッピングセンター正面(商用スペース)
             入場無料 駐車場なし 近隣にコインパーキングあり。
             血統書なんてない、みんな「普通」のネコ。でも一緒に暮らせば「あなただけの特別なネコ」になります。
             主催:「ネコも一緒に暮らすまち小平」の会
             問い合わせ 吉田 090-8749-1458



             


             
   
    
             
             
     
             
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公立昭和病院の「ブラックジャックセミナー」開催

2019-03-06 21:43:28 | 講演会・催し


         今年も公立昭和病院で3月3日に医療体験セミナー「ブラックジャックセミナー」が開催されました。

         このセミナーは小学4、5年生を対象に、未来の医師を育てることを目標に、一人でも多くのこどもたちが将来の日本の医療を支えるきっかけとなるよう、

         最新の医療にふれる機会を提供するものです。

         今回は小金井市、東久留米市、清瀬市、西東京市の4、5年生33名が参加。



         山口外科部長の開会挨拶、説明に始まり、この日のスタッフ紹介。

         ベテランの先生、若い先生方がずらりと並び、担当する部門などを述べました。


               


         それから子どもたちは術衣に着替え、キャップを付け、可愛い外科医の出来上がり。

               
               着替えは先生方が手伝ってくれました。


         そして全員揃って記念撮影、まだ緊張の面持ちですね。


               



         初めての体験に緊張、でもゲーム感覚で面白い


         5つのグループに分かれ、順番に5つのアクティビティにトライします。


              
              北館ホールでは「手術縫合」と「超音波メス」と「内視鏡トレーニング」体験をします。


         
              

              


         手術縫合体験ではスポンジの皮膚模型を使って、持針器を持ち縫い合わせていく細かい作業。

         子ども一人に一人の先生がつきっきりで指導します。

         集中し、緊張した中で、最初はぎこちなかった手先も徐々に動くようになります。

         「そう、上手、上手!」先生の声掛けで、「できた!」という安堵の表情がステキです。



              

         これは1秒間に55,500回も振動する、がんなどを切除する最新医療機器、超音波メスを使う体験。

         左手にピンセット、右手に超音波メスを持ち、鶏モモ肉を10グラムに切り取れるかな?という競争。

         電子音が響く中、各自が10グラムを目指して慎重にメスを動かします。

         切り取った肉片を先生が量って、「あぁ、6グラム、ちょっと少なかったね」

         10グラムのピタリ賞が出たときは拍手が湧きおこっていましたよ。

              
              大人用の長い術衣を着た後ろ姿からも真剣さが伝わります。




         内視鏡トレーニングはモニターを見ながら、鉗子を動かし大小のビーズを右の穴から左の穴へ移す体験。

         30秒間で何個移せるかをゲーム感覚で競います。

         「手の感覚がつかめず、難しかったけど面白かった」という5年男子は「将来は外科医になりたい。おばあちゃんが看護師だったし、医療ドラマも好きだから」と頼もしい。


             

             
             時間が余ると付き添いのお父さんも子どもに負けじと挑戦。




         外来の診察室で「超音波(エコー)検査」も体験しました。

             
         
         
         人のお腹に見立てたような黒い寒天を固めたケースの中に何かが入っています。

         その上から子どもたちがプローブ(体に直接あてる器具)を動かしながら、モニターに映る画像を見て入っているものを探っていきます。

         モノクロの画像がなかなかつかめません。

         ひとつはイチゴだと分かりましたが、もう一つは野菜かキノコであるらしい。

         「キャベツ?じゃがいも?ハクサイ?」

         何かカサのような形が見えると、すかさず「マツタケ?」と男の子が。

         「そんな高いもの入っているはずないでしょ」と先生。

         その愉快なやりとりに笑ってしまいました。

         正解は「しいたけ」でした。




             


         地下にあるCTとMRIの設備も見学しました。

         CTとMRIの違いなどを担当スタッフの方が説明。

         MRI検査の時、実際に聞こえる金属音や機器の磁性の強さにビックリしたようです。


             

              


         このセミナーの総指揮をとる山口外科部長のネクタイは毎回ミッキーマウス柄。

         子どたちへの愛情が感じられる、この日のための「勝負ネクタイ」です。

         「最初に参加した子どもたちは考えると、もう大学受験の年齢ですね。う~ん、医学部を受験した子がいたかな?

         医師の道へ進んでくれたらうれしいですね」と表情も緩みます。




         頑張ったごほうびはブラックジャックの認定証

             
              


         すべての参加者が5つの体験を終え、「普段絶対やれないことがやれて、面白かった。ためになった」と同様に応えてくれました。

         付き添いのお母さんの一人は「この機会に医療に興味をもってほしい。贅沢な体験でしたね」と。



         一人ひとりに認定証が手渡しされました。

         ブラックジャックが表紙の立派な認定証。

         内側には最初に撮った記念写真と英文の認定証がありました。

               












         


              



      


         

               



         

    
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