箕面里山のブログ part2

 里山歩きと山野草のことなど_猪名川町大日山よりみる北西の山やま

宇治川を跨ぐ無橋脚の巨大トラス橋・殿川橋梁

2023年10月24日 | 木津川周辺を歩く
宇治川に観月橋と並行して殿川(よどがわ)橋梁が架かっています。
1928年(昭和3年)10月に完成、近鉄京都線として今日まで営業しています。
文化遺産オンライン「近鉄殿川橋梁」によれば
"旧奈良電鉄によって宇治川に架けられた下路式曲弦プラット分格トラス橋。
陸軍演習に支障がないよう無橋脚橋梁として建設され,我が国の単純トラス橋
で最大の径間長165mを誇る。関場茂樹の設計で,神戸川崎造船所製作。
宇治川の鉄道景観を代表する建造物"



京阪観月橋駅

左上(上流側)京滋バイパスと観月橋、歩道と自転車道もあります。

親柱の名板"観月橋"、豊臣秀吉が催した月見の宴が"観月"の由来とか。

豊後橋址の説明板、巨椋池のことなど

手前は宇治川水管橋、陰に隠れた観月橋、そして高架の京滋バイパス

下流左岸より、無橋脚の巨大トラス橋は圧巻です。
径間=165m(164.5m) トラス中央部高さ=24.4m 幅員=11m
各重量: 橋桁 1810t+軌条枕木 190t=2000t 車輌6両2列車同時=720t
(車輛重量は建設当時、現在は2割増加とか、( )内は斜上弦材に記載)

車道を離れ土手を進んで…

電車が通過

ピン・ローラー支承、ピン径想像すると100mmくらい?…小さく見えます。
南側(左岸)はピン・ローラー支承、北側(右岸)はピン支承(水平固定)
1983年(昭和58年)ローラー支承部の改良がおこなわれています。
詳細は土木学会の論文Web検索「殿川橋梁の設計について」を参照ください。

頻繁に電車が通過

白い鉄骨が軌道面? 橋梁の断面が分からないので…

上弦材

下流左岸より

かすむ殿川橋梁と桃山城

対岸の三栖閘門

巨椋池干拓地の広々とした農地

宇治川大橋

京阪国道

ずっと見えていた伏見水環境保全センター、2本の煙突と西山の稜線
以前に行った三栖閘門を見たくてここまで来ましたが、引き返せなく
なって京都競馬場のある淀駅まで歩いてしまいました。😩 



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