ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

おっぱいタンク

2014-09-25 | ~ 出 産 ~
ブースカの素は、私の乳である。
ブーちゃんは今を生き抜くため、必死に愚図り、お乳を催促する。
そして、乳に吸い付く。
ちゅーちゅー、
吸血鬼に血を吸われているような感覚だ。ブースカの口から乳房が離れた時、
くらぁ~、と軽く貧血が起きる。タンクのおっぱいはカラで、私の喉もカラカラである。
二、三時間もすれば、おっぱいタンクにいっぱい乳は補填される。
このタンク残量を知っているかのようにブースカは愚図り始め、乳を求める。
そして、授乳タイムとなる。昼夜関係なく24時間、それを繰り返すことになる。
ブースカがぐっすり眠って、この授乳タイムに間に合わない時は、
ぎゅぎゅッ、自ら乳を搾って溜めて冷蔵しておく。後から飲ます。
ちなみに、この搾乳業…暴れん坊ブーちゃんを母に預ける時に重宝する。
私がタンクの洗浄のためお風呂に入っているとする。
その時、ブーちゃんが愚図ったら、母は冷蔵庫にストックされている搾乳を哺乳瓶に入れ、湯せんして飲ましてくれる。大体、30~50㏄くらいストックを用意しておくが、
「うぎゃぁ~」
最近は足りないらしい。
お乳というのは不思議なもので、一人の母体の中でおっぱいは双子なのだ。
は?何を言っているの、大丈夫かって?
うぅ~ん、つまり簡単に説明すれば、
ブースカが右乳をまず吸うと、左乳がビンビン唸る、痛いくらい感じるのだ。
また、タンクのキャパを超えてお乳が生成された時なんぞ、両方の乳が出る。
ぽたぁ~、ぽたぁ、ぼたぼた…と。
母体は阿修羅じゃないので、腕は左右一本ずつ、計二本だ。
何当たり前のことを言っちゃっているのかって?
まぁ想像してくれ。
片方のお乳を受け止めたら、もう片方は流れっぱーだ。
「きゃぁ~、お母さん(私の実母)ッ、お乳が、お乳がぁ、流れる」
元々勿体ない症の私は、何として両方受けようとするが、
「私の腕は二本だけなのぉ~」当たり前だ…片乳ずつ丁寧に受け取る他、術は無い。