ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

初めてのことだらけ

2014-09-19 | ~ 出 産 ~
「すごい、頑張りましたね。お母さん」
娘は順調に体重を増やし、退院時2460gだった娘は、2680g。
一日55gずつ増えていった。
これで再入院は無くなった。
まずは一安心。
しかし、娘の体重を増やせばいい、というモノではない。
もう一つの課題は…、
「じゃ今度、母乳をあげてみましょう」
十分に飲ませる事が出来るか、である。
授乳クッションを装着、クッションに娘を乗せて、
「お腹とお腹をぴったんこ、あぁんと大きなお口を開けて…紗ちゃん」
娘の鼻に胸を近づけて、大きなお口を開けさせ、パクッと乳輪丸ごと銜えさせる。
ちゅば、ちゅばと音が出たら、やり直し。
(ちゅー、ちゅー)
乳房の中の小さいストローからお乳を吸い上げるような音と、感覚を感じたら、OK。
しかし、
「あ…」
お口から乳房をすぐに外す。
娘にとって初めての運動が吸うこと、私もお乳を出して吸ってもらうことは初めてで、まだまだ下手クソである。
「上手くいかないんです…」
最初から上手な人はいない、そう分かっていても、娘に十分に飲んで貰えないと、
自分を責めてしまう。
ダメなお母さんでごめんね、ごめんね…、
申し訳ない気持ちなる。
「十分に(お乳)出てるから、自信持って下さい」
助産師さんに手伝ってもらって、
「ほら、こく、こく、こく…、飲んでいるでしょ、大丈夫ですよ」
育児に母乳と初めてのことだらけで自信が持てなかった。けど、
初めての母乳外来で、少し、ほんの少しだけ、お乳に自信が付いた。