夜泣きが始まったのは、そろそろ生後二週間を切ろうとしていた頃だった。
PM7時の沐浴が済んで、
その直後、
うぎゃぁ~、うぎゃ、うぎゃ、うぎゃッ
ご近所中、響き渡るような泣き声で叫ぶ。
これが始まるともう誰にも止められない。
自分の泣き声に、
さらに興奮して、
うぇ、うぇ、うぎゃぁ~ーッ
「そんなに泣くと…苦しいでしょ」
と諭しても、すかしても、駄目だった。
育児経験者、我が地母神様も「お休みぃ」
たったと二階寝室で寝てしまった。
11時の授乳タイム、
「お乳ですよぉ」
飲み終わって直後、
うぎゃぁ~。
叫ぶ。
「オムツかな?」
取り替えても、愚図る。
お乳足りないのかな?
もう一度、おっぱいを吸わすが、
べぇッ、
私の好意に、あっかんべ、する。
おっぱいじゃない、となると、
抱っこ?
ゆらゆら抱っこしても、
うぎゃぁ。
添い寝?
うぎゃぁ。
いろいろ試しても、
やっぱり、
うぎゃぁ。
もう、疲れた。
眠りたい。しかし、娘はまだ愚図りたい。
うぎゃ~ッ。
誰に似たのか?
根性のある娘で三時間は泣ける。
「やれやれ、寝た…」と、
時計を見ると、次の日になっていた。
私も寝よ…と、こくっと寝…、
「うぇッ、うぇ、うぇ」
突如、嘔吐(えず)いた。
「さ、紗花ッ!」
ガバッ、と飛び起き、
紗花を見る。すると、
「お前かッ!」
夜泣きの相手で、廊下を行ったり来たり。
いろいろ試している間に、こっそり入った侵入猫が…、
「ウゲッ」
部屋で、毛玉を吐いた。
老猫がよろり移動して、
「ッ!!?(きゃぁ~ッ)」
「ウエッ」
寄りによって愛娘の隣で吐いたぁッ。
吐瀉物を拭いている間に、よろよろ…と廊下に出て、
締めの一発、
「うえッ」
吐いた。
「Oh~、My God」
しかし、二階の神は気付かない。
「あれ、紗ちゃん…」
気が付いたら、オムツが濡れていた。
替えないと、気持ち悪いよねぇ、
べろんとオムツを取ると同時に、
ばぁーッ
開放的な娘は、うんちとちっこ両方後方発射。
「すっきりだぜぃ♪」
豪快な娘をきれいにして、
飛び散ったモノをきれいにして、
私もシャワー浴びてきれいなって、
「やれやれ…長い夜だわ」
部屋に戻るとすやすや眠る娘と、
私の枕をベッドに眠る猫がいた。
「二人ともすっきりした顔して…」
これから、この天使たちは、
私にどんな試練を課すのか。
「ちょっとどいてよ」
猫のベッドの枕を間借りして、私もようやく床に就いた。
朝が来て、
「タルトに、紗ちゃんに、大変だったのぉ」
真夜中の惨事を神に嘆く。
と、
「え、そうなん?」
全ッ然ッ、気が付かなかったらしい。
本当に気付いて欲しい時こそ、
神は、気付かない、と悟った。
育児、頑張りますッ!
PM7時の沐浴が済んで、
その直後、
うぎゃぁ~、うぎゃ、うぎゃ、うぎゃッ
ご近所中、響き渡るような泣き声で叫ぶ。
これが始まるともう誰にも止められない。
自分の泣き声に、
さらに興奮して、
うぇ、うぇ、うぎゃぁ~ーッ
「そんなに泣くと…苦しいでしょ」
と諭しても、すかしても、駄目だった。
育児経験者、我が地母神様も「お休みぃ」
たったと二階寝室で寝てしまった。
11時の授乳タイム、
「お乳ですよぉ」
飲み終わって直後、
うぎゃぁ~。
叫ぶ。
「オムツかな?」
取り替えても、愚図る。
お乳足りないのかな?
もう一度、おっぱいを吸わすが、
べぇッ、
私の好意に、あっかんべ、する。
おっぱいじゃない、となると、
抱っこ?
ゆらゆら抱っこしても、
うぎゃぁ。
添い寝?
うぎゃぁ。
いろいろ試しても、
やっぱり、
うぎゃぁ。
もう、疲れた。
眠りたい。しかし、娘はまだ愚図りたい。
うぎゃ~ッ。
誰に似たのか?
根性のある娘で三時間は泣ける。
「やれやれ、寝た…」と、
時計を見ると、次の日になっていた。
私も寝よ…と、こくっと寝…、
「うぇッ、うぇ、うぇ」
突如、嘔吐(えず)いた。
「さ、紗花ッ!」
ガバッ、と飛び起き、
紗花を見る。すると、
「お前かッ!」
夜泣きの相手で、廊下を行ったり来たり。
いろいろ試している間に、こっそり入った侵入猫が…、
「ウゲッ」
部屋で、毛玉を吐いた。
老猫がよろり移動して、
「ッ!!?(きゃぁ~ッ)」
「ウエッ」
寄りによって愛娘の隣で吐いたぁッ。
吐瀉物を拭いている間に、よろよろ…と廊下に出て、
締めの一発、
「うえッ」
吐いた。
「Oh~、My God」
しかし、二階の神は気付かない。
「あれ、紗ちゃん…」
気が付いたら、オムツが濡れていた。
替えないと、気持ち悪いよねぇ、
べろんとオムツを取ると同時に、
ばぁーッ
開放的な娘は、うんちとちっこ両方後方発射。
「すっきりだぜぃ♪」
豪快な娘をきれいにして、
飛び散ったモノをきれいにして、
私もシャワー浴びてきれいなって、
「やれやれ…長い夜だわ」
部屋に戻るとすやすや眠る娘と、
私の枕をベッドに眠る猫がいた。
「二人ともすっきりした顔して…」
これから、この天使たちは、
私にどんな試練を課すのか。
「ちょっとどいてよ」
猫のベッドの枕を間借りして、私もようやく床に就いた。
朝が来て、
「タルトに、紗ちゃんに、大変だったのぉ」
真夜中の惨事を神に嘆く。
と、
「え、そうなん?」
全ッ然ッ、気が付かなかったらしい。
本当に気付いて欲しい時こそ、
神は、気付かない、と悟った。
育児、頑張りますッ!