木城町役場から車で約45分走ったところに、中之又という集落があります。
そこの神社改装の神事に参加させていただきました。
あいにくの雨模様にもかかわらず、多くの方々が集われ、立派になった神社を祝う神事と神楽の奉納が執り行われました。
多くに方が集われ・・・と書きましたが、高齢者以外は地区外から駆けつけられた中之又を愛する方々です。
地区の家族であられたり、以前あった中之又小学校に山村留学をしてくれていた子どもたちとその家族が、その当時覚えた神楽を奉納するために集まってくれたのです。
笛を吹いてくれているのは、中之又小学校があった時に赴任されていた先生です。
なんと有り難いことでしょう!
神事の後には会食があり、地区の方もそうでない方々も膝を突き合わせ、一緒に中之又の人になりました。
“この方々が、すべて中之又に住んでくれていたら・・・”
賑わいの中、私は心からは楽しめずたたずんでいました。
そんな時・・・
「ずっさん!あんたは木城じゃからわかっちょると思うけど、ここに来るまでの道をどんげかしちゃらんね!石河内の方からはちっとずついいなってきよるけん、中之又にちけえ方は車一台がやっと通れるところばっかりやど!あんたも県議ならどんげかせんね!」
年次ごとの整備計画を説明させてもらいましたが・・・
「そんげなこと言いよったら、いつになったら中之又まで立派になるもしれん!わしらが生きちょる間にはしてくれんと意味がねえが!見捨てられたらこまるど!」
“山や海の暮らしを守ることが政治の役割”と、機会あるごとに集落の声をを取り上げ、インフラ整備をはじめ医療・福祉の充実を訴えてきてはいますが、一朝一夕には改善ができず苦しんでいます。
あらためて厳しい現実を突きつけられ、“ハイ、分かりました!すぐやります!”と言えないことがもどかしくて、悔しくて・・・
諦めません!
住み慣れた地域で、人生を全うしてもらえる行政サービスを確立することが私の使命です。
絶対に見捨てません!