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聖林寺

2020-10-21 | 日記
  10月20日(火)
18日奈良市内の4ケ寺にすっかり感動して、引き続き元気を出して聖林寺に行った。
1ケ寺だけなので道に迷う事無し、一人で出かけた。近鉄桜井駅からバスに乗って5つ目のバス停聖林寺で降りると、運転手さんが「帰りのバス停はあそこです。時刻表を確認して乗り遅れないよう気を付けて下さい。」と声を掛けて下さった.
成程11時33分に乗り遅れると次は2時間待ちとなる。矢田寺での失敗を繰り返さないようにしようと思った。(笑)

清々しい空気を胸いっぱいに吸いながら川を渡ってゆっくり歩く、門前は急な坂道になっているが慎重に頑張った。
このお寺を訪ねてきた回数は多い。初めて訪れた昔の境内は赤い実を付けた千両がたくさん有ったように記憶している。

こちらの石仏お地蔵様は江戸の元禄時代に造られた「子安延命地蔵菩薩坐像」で、丈六仏「じょうろくぶつ」と言われる大きな(1丈6尺=30.3cm × 16 = 約 4m 85cm)お地蔵様である。台座の土台は建物の床よりも下の地面に造られているので、雨の多い季節にはお地蔵様の色が少し変わると聞いた事がある。
それから今日初めて知ったのだが、左脇侍には白い身体で白い蓮華を持つ掌善童子(しょうぜんどうじ)が、右脇侍には赤い身体で右手に独鈷を握り左手を頭上にかざす掌悪童子(しょうあくどうじ)が置かれ、地蔵三尊形式になっているという。

先ずは静かに正面に座ってじっとお顔を見上げながら思いを巡らせた。不思議にもすっぽりと我が身を包んで耳を傾けて下さった様な気になれたのが嬉しかった。

その後石段を上って観音堂へ行き、「十一面観世音菩薩立像」(国宝)の拝観もさせてもらった。
明治の神仏分離で廃仏の時が来るまでは、奈良時代から大御輪寺の本尊であられたという三輪山は今日少し霞んでいたが、山寺の一番高い所に漂う空気は格別清らかに澄んでいた。

予定のバスに乗れて無事帰宅、良き一日に感謝する。

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