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沿線散歩

2014-09-13 | 日記

  9月12日(土)
急に秋めいて昨夜は少し寒かった。時たま赤とんぼを見かけては秋の訪れを感じる今日この頃である。
Yomiっこの「沿線さんぽ」で以前に読んでいた「二階堂」編を歩いてみることにした。

先ずは大和郡山市八条町の伝説に登場する「嫁取り橋」を確認したかった。平城京と藤原京を繋いだ古代の街道“下ツ道”、西名阪の南方四つ角に石標があって、←南へ八十五米を読む。行くと普通の田舎の橋であるが、確かに「嫁取り橋」と書かれた木札が貼られていた。川の名前は珊瑚珠川(さんごじゅ川)と言うらしい。
伝説の“あらすじ”は、若い娘が若い男に恋心を抱いたが一緒になれず、大蛇になって橋を通る花嫁さんを奪ったというものである。ふぅぅーんと思いながら、最近までそのような伝説を知らなかった私には一つの発見で、橋を目の前にして心は弾んだ。
右手前方の小さな森の中に在る祠「子守神社」にその大蛇を退治した狐が祀られているというので、そちらにも立ち寄った。
          (画像はクリックすると拡大する)  

下ツ道を更に南へ進むと赤い鳥居が建っていて右折すると菅田神社に通じる参道を歩く事になるのだが、工事中の京奈和道の下をくぐってギャラリーカフェ「赤いそら豆」へ向かった。ランチに人気だという雑穀米カレーのお味を知りたかったのである。琵琶湖で知った十穀米を日々食している私には、実は記事で読んだ雑穀米の言葉に惹かれているのだった。(笑)
火・水・木は休み、今日は土曜日でお店は開いていた。店内は昔と今がうまく調和された気持ちの良い雰囲気が漂っていた。こんな片田舎にコンサートや芸術作品の展示場として家屋を解放していられるオーナーさんの心の豊かさを感じる。

折しも切り絵の作品が展示されていて、昔物語の題材のようだった。そこで「嫁取り橋」伝説について尋ねてみると、下ツ道保存会の方達によって作成された資料や絵入りの冊子等を見せて下さり、八条町の昔をいろいろ教えて下さった。今日の私にとってなんとラッキーな偶然か!
勿論カレーはとても美味しかったし、コーヒーも大変美味しかった。ありがとうございました。
                 ギター演奏会を追加する。(9/21)
                                          

それから先程の赤い鳥居をくぐって菅田神社に行った。
この神社は延喜式神名帳に記載されている由緒ある官社だそうだ。神社の由緒には昔、天理市二階堂の菰池(こもいけ)から美しい女神が現れ八条町の神楽殿で少し休んでから西に行って鎮座されたところ、一夜にしてその辺りが松林になったとある。オーナーさんに教えてもらった辻を曲りその神楽殿を見てから神社に向かった。拝殿に「一夜松」と書かれた立札があって大きな松の樹皮が置かれていた。かなり幹周のある太い松を想像する。ただ樹皮の中に竹箒が収納れていたのには興ざめしたが・・・・・まぁ見なかったことにしようと角度を考えて写真に収めたよ。
           

伝説と言うものは語り継がれる間に少しずつ変わるのを承知しておくとして、この松が、娘・駒野が追っかけたお相手の男・小雅之祐が木によじ登って隠れた松の木だとする説もあるようだけれど・・・・・・・
いろいろ思いを馳せながら歩くとちょっとしたロマンを感じるものだなぁ~、楽しかった。

神社を後にして歩いて行くと一軒のお家の庭に、ハーブのようだが、何と目の覚めるような綺麗なブルーの花が咲いていた。見惚れているとお家の方が出てこられて「さしあげましょう。」と言って株を抜いて下さった。何とラッキーな事!嬉しい。大切にしようと思いながら家の庭に植えた。
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