散策
その日の出来事を気ままに・・・




奈良県宇陀市の室生ダム完成(1974年)以降の「濡れ地蔵」は、室生ダムの運用により、
ダム湖が満水の時には、すっぽりとお姿を隠されるそうです。
貯水位を高くする秋から春にかけては水没し、
梅雨や台風に備え貯水位を低くする春から秋にかけてはその秀麗な姿を現す磨崖仏ですね。

ふれあい広場から歩き”濡れ地蔵”の案内板を右手に入ると細い小道があり、常夜灯のところで地蔵様を拝む所でしょうね、
 
この常夜灯も満水時にはダム湖に沈んでいるのだと思われます。

常夜灯から石段を数段降り、草の上を歩くと小川が流れていてその対岸にお地蔵様がいらっしゃいました。
 

 

春に芽吹いた草が茂っていましたが、この草木もまた秋にはダム湖に沈んでしまうんですね


ダム湖満水時にはそのお姿を湖水に隠され、探しても見当たらない 「幻のお地蔵様」 なのです。

濡れ地蔵の名は、ダムに沈んだからではなく、
背後の山から流れる川がお地蔵さんを濡らすからだとか・・・。

水没時の地蔵磨崖仏も1度見たいもんです。

”おまけ”車を駐車していたふれあい広場近くを近鉄電車が走っていました。


この辺りの稲は早や稲穂を付けていましたよ 早いですね

       2016/08/05 撮影








コメント ( 4 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
有り難い物を拝見出来て感謝申し上げます。 (自閑)
2016-08-11 20:57:11
湖底に沈む菩薩を拝めるなんて、滅多に無いこと。写真撮影感謝申し上げます。
又、地蔵さまには、酸漿が奉られているなんて!これにも驚きです。半年間は水没しているのに。
お盆では、酸漿の果実を死者の霊を導く提灯に見立て、枝付きで盆棚に飾ると言う事ですので、死者の魂を救う地蔵菩薩とお盆には、タイムリー過ぎる写真ですね。
拙句
地蔵にはほおづき飾り後生願い
 
 
 
自閑様 (チー子)
2016-08-12 16:35:01
ただ単に濡れ地蔵さんが見たくて、深い知識もなく行きましたが、現地で仕事をされてる方にお聞きすると、9月になればお地蔵様は水没 ダム湖の中
好いタイミングでの出会い 因縁を感じますね
 
 
 
こんにちは・・初めましてm(_ _)m (ヤヒロ)
2016-08-13 08:06:58
溺れ地蔵はちちんぷいぷいのロケで観ました・・同じ奈良県なのに知らなかったです!
貴女のフォトに魅せられてます・・
自分もヤフーブログに四季それぞれ・・フォト日記を載せてます、またお立ち寄り下さいね・コメントも頂いたら嬉しいですσ(゚ー^*)
 
 
 
ヤヒロ様 (チー子)
2016-08-13 19:29:03
初めてのコメント有難う御座います。

奈良は好きで時々お邪魔しています
奈良はまだまだ自然のまま残ってる所が沢山あり、
ワクワクする時があります
 
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