OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

青年よ下ネタ明るく披露せよ

2018年02月23日 | 日記
朝日は埼玉版の記事なので、全国の皆さんにも、少し。兜太先生の訃報記事の2日目、22日版である。

熊谷の八木橋百貨店で「金子兜太と金子家の俳人たち」をプロデュースした兜太先生と同じ熊谷高校出身で69歳の方の話なのだが、兜太先生の名前に初めて接したのは、熊谷高の入学式の日に配られた学校新聞だったという。そこで、記事のままに続けてみると、

すでに俳人として活躍していた金子さんの「青年よ、包茎は手術すべし」で結ばれた文章が強烈な印象で残ったという。

という記事。50年以上前の話である。兜太先生40歳代でそうであった。私の話は25年くらい前であると思うが、やはり熊谷のお寺で、兜太先生、冬男先生の句碑建立の除幕式のことである。

句碑を刻した名人の石匠は、職人気質で兜太先生と同年配だったか、その茶目っ気もある石匠が控室で一緒になった兜太先生に「先生、まだあっちの方は元気かい? あっしはまだまだ元気だ」などと話しかけてきたことを、その除幕式のあいさつのなかで、兜太先生はそのまま披露し、「こっちはもうだいぶ前からだめだ」としながら、その石匠の職人としての技だけではなく、あっちの方も称えた。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 手すさび | トップ | いはひ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事