OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

あるサロンにて

2024年08月28日 | 日記

丸テーブルの右側の女性に向けて話している。私はその方の左側で、たまにこちらも気にして話をしてくれている。

 

奥様が亡くなって5年経つというが、ある時、奥様が好きだった薔薇の花を、知り合った日本画家に描いてもらったという。

出来上がってきた画を観たら、その画が奥様を感じさせてくれる画だったという。そこには蝶が小さく描かれてもいて、奥様が寄り添っているようでもあった、とか。そこから、その方の人生もまた変わったという。

ニュアンスは少し違うかもしれないが、その方は話しながら少し涙ぐんでいるようであった。

 

奥様の写真もみせていただいた。清楚な、きれいな方である。

その方と奥様は今もつながっているのだと思えた。

その話を聴いている時、いい時間が流れた。

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