OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

ホノルル美術館

2012年07月17日 | 文化・芸術
ワイキキビーチで泳ぎ、買い物をするばかりがハワイではない。

ハワイにいってまで美術館はないだろ! と思うなかれ。
ハワイにいったらホノルル美術館! もありかもしれぬ。

世界の美術が、コンパクトにまとまっていて、たとえ印象派の作品の前でも、誰にも邪魔されることはない。
浮世絵は一角、別に設けられているが、日本美術コーナーには、尾形乾山や河井寛次郎や濱田庄司などの陶芸が少しづつあったが、今回のスペシャルは小田まゆみさんの個展である。

小田さんとは面識がないが、そうとう前、私がタイトルを書き、小田さんが表紙絵を書いた雑誌があった。当時、アメリカ在住だと聞いたが、今はハワイ島に住んでいるらしい。
昨年、出口さんがハワイに観気ツアーに行った時、お会いしてた関係で、今回の情報が入って観に行った次第。

大和絵風の大らかな画風のなかに、人間の在り方、生き方が示されているようで、メッセージ性を読み取ることもできる。鳥獣戯画風の絵に、蛙は黒い雨を浴びている。放射能…。それでも柳に蛙の故事にちなんだような絵があって、絵巻き的展開のそのあとは〝I have power〟と作品中に描かれていた。

一月までの展示だそうである。

ワイキキビーチからタクシーで行っても12,3分、10数ドル。かえりは中心街まで歩いたが、素のハワイも垣間見て、これもいい。


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