OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

無窮花

2012年07月26日 | 文化・芸術

むくげは、韓国の国花。

そんな花を俤にして、「琴玉香」韓国帰国バージョンの香席を過ごす。

琴と松風のかそけき香りは禅世界か。
日本の繊細で洗練された芸道の世界は、よくできているものだ。

試香をそれぞれし、本香は任意の五包の香りを聴く。

娯楽天国高畑とまったく同じ答えの五包の香りは正解一つ。

全問正解は音羽さんなど3名。
だが、「あてっこ」ではない香の世界。いかに豊かな世界を過ごすかだ。
とは分かっているが…。

香を聴いて高田の一本松を思い浮かばれた方がいた。
被災地陸前高田のあの一本松だ。

6月の釜山のお香は松がテーマで、韓国側のいち早い救援のお礼と被災地への思いが香席をしきる黒須さんの思いだったのだが、そこにふと今回の香席に、それを知らない方から「一本松」がでて、黒須さんの胸を打つ瞬間があった。

むくげ咲く つながることの 美しき


展示も帰国バージョンあり。5点くらい私のも展示している。

釜山イベントのビデオ上映あり。

そして写真の烏天狗登場シーンを中心とした「天人羽衣」のワンシーン再現。

飛び入りは、仕事の合間をぬって駆けつけてくれた木津茂理。おまけに澤田師匠まで。
そういういつもの二人がうれしい。
木津さんはきれいになったが、着替える暇もないなかの洋装もイケてた。

しあわせな時間だった。
しめくくりはリトルヘブンへ。
高畑のチ―ママぶりがいい。

コメント
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