OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

美はどこから

2010年03月08日 | 文化・芸術
昔は学校でぞうきんがけがあった。
廊下をひとりでぞうきんがけをする。
隙間を空けてぞうきんをかけると、
きれいな線がみえた。

これは、と思い、
わざと隙間を空けて雑巾がけをする。
わー、なんと美しいんだ。

少年は、そのバーコードのようなストライプ紋様に感動した。
その美の発見が、伊東氏の美術家としての歩みのはじまりだという。

隙間を空けながら雑巾がけをする少年が、先生に叱られたのも言うまでもない。
コメント
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