OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

遠一器30年加藤光峰50年

2010年01月03日 | 書道・筆文字
年賀状は出さないことも多い。出しても少々。頂いてから出す。またはそのまま。いつまでかな、夢中で年賀状を書いたのは……。あの頃に戻らなくちゃ。
諸先生、先輩方々から先に賀状を頂くのも心苦しい。でも、うれしいものである。

遠一器という書家は知る人ぞ知る書家だ。岡部蒼風の秘蔵っ子的存在といっていいだろう。今や岡部蒼風自体を知る書家も少なくなってきた。プロなら岡部を知るべきだ。
さてその遠さんの壁書作品(横15メートル)が4月より半年間、シカゴ・グランドパークとJR盛岡駅に展示されるという知らせが賀状に記されていた。うれしい。もう30年以上をかけて、新たな表現を模索し続けている方だ。

こちらは50年以上だが、甲骨文や金文という古代文字を用い、独自の表現世界を歩み続ける加藤光峰先生。1月22日から26日まで、上野の森美術館で「亀甲展」。これも観ておきたい。

何かと話題の多い独立書人団の今年は、「圓融の書 山崎大抱展」が気を引く。
没後20年ほどか。気宇雄大。人間的魅力もあって、その人物像とあらためて接したい。会員の広瀬十世子さんから案内状いただきました。ありがとう。こちらは六本木の新国立美術館で1月6日から18日まで。

教え子の小学生からの年賀状もかわいいもんです。
そういう中、中国遊学中の夏、短期留学に来た静岡県立大の女子大生と知り合い、彼女は結婚後も毎年欠かさず、年賀状をくれる。結婚後、ダンナの長い文章の年賀状を頂くが、ウケナイ冗談のオンパレードで、近年は毎年、うけない、とか、つまらん、くだらん、として「読まず」と返信している。今年は彼女から「たまには読んで」と手書きコメントあり。だが、読まん!
コメント
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