のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は…とても”のんびり”とは言っていられない、「三輪山」の登山について、です。
最古の神社という「大神神社(おおみわ・じんじゃ)」
こちらが崇めているのは、なんと「三輪山」と、お山そのものなのでした。
そのために本殿はなく、奥に三ツ鳥居があって、それを通してお山を拝するという原初の信仰形態です。
(※いちおう御祭神は「大物主大神(おおものぬし・のおおかみ)」)
ちなみに三ツ鳥居は勤番所から神主さんを呼び、横から参拝できます。
…でね、その神様そのものな「三輪山」に直接登れるということで、このたび行ってきました。
ぶっちゃけひでるさんは普段座り仕事でスポーツも特にしないため体力はなく、行ったのも真夏の真っ只中であったため…あまり気乗りはしなかったんです。
そのため、事前に色々と調べてみました。
神体山ということで写真・飲食などが禁止されているなど”入山心得十箇条”があり、いまいち期待するような情報は得れませんでした。
そのため、今回のブログでは、実際のところどんなもんか、について書いてみます。
登山できない日付とか、一般的な事柄などについては、他ブログを参照下さい。
※こちらが狭井神社です。
●所要時間について
ちょうど往復二時間でした。(12:33~14:33 ←マジでぴったり二時間)
神社左奥の「狭井神社(さい・じんじゃ)」から入ります。
パンフには二~三時間と書いてありましたが、なるほどそんな感じでしょうか。
登りでは立ったまま休憩、どっかり座って休憩と、ちらほら休みを挟みつつ、頂上「奥津磐座(おきつ・いわくら)」も数分程度の滞在。
降りは一度休憩をしただけでした。
●装備について
番号のふられた「三輪山参拝証」のたすきを首にかけて進みます。
コロコロとした鈴の音が良く、邪魔には感じません。
また、竹の杖を持っていくよう言われますが、なるほど行き・帰り共にある・ないでは大違い。
いくつかありましたので、持ちやすいのをチョイスしてください。
特に降りは足元危険なので、あった方が良いと思います。
服装はやはり動き易いものがオススメ。
食べ物はNGですがいちおう飲み物はOKなので、ペットボトルがあるといいでしょう。
一本だけだとやや少ないかな。
ただ、ガブガブ飲んだとしても、三本は必要ありません。たぶん。
神社には御神水ありますが、頂上までは何もありませんでした。
後述しますが木陰多く、帽子は必要ないと思います。
汗っかきでなくとも、タオルっぽいものはあった方が便利。
また、ひでるさんはギャッツビーのボディペーパー(ひんやりする濡れティッシュみたいなやつ)とウェアデオドラントスプレー(冷却スプレー)を持って行きましたが、これらがなかなか爽快。
特にボディペーパーはよく持続し、ちょっとした風も爽やかに感じました。
オススメ。
ただ、ゴミはきっちり持ち帰るように。
そのほか、余計な荷物は持っていかない方がいいでしょう。
神社に無料のコインロッカーがあったので、御利用下さい。
※三輪山・入口 かなりの急坂なので注意。
●道について
木々が高く木陰も多くあり、八月の炎天下でもそう気温は高くありません。
たまに風も吹いていました。(※冬は寒いと思う)
ただ、道はかなりの急坂で、見上げると進む気がなくなるほど。
まれに進みにくい場所があったものの丸太による階段などで、さして問題ないでしょう。
狭井神社(80m)
↓
↓ いきなり結構な急坂。
↓ ある程度進むと、なだらかになります。
↓
水呑谷
↓ ※そのうち小川が見え、その脇を進みます。
↓
三光の滝・休舎(270m)
↓ ※とりあえずここを目指して進むのがいいかと。
↓ 飲めませんが顔は洗えます。
↓
↓ 付近は急坂多く、根もあるので足ひっかけないよう注意。
↓ ひでるさんは三回くらいひっかかりました。
↓
中津磐座[なかついわくら](364.5m)
↓ ※しめ縄のある岩・木の場所です。
↓ アブがぐるぐる飛んでいて威嚇され、休み辛かったです。
↓
↓ このあたりも急坂です。
↓ たまに分岐がありますが、どちらもそう変化しません。
↓ 浮石も注意。たまにカパカパなってるのがありました。
↓
高宮神社(446.7m)
↓ ※やや平たくなり、建物が見えれば頂上は間近です。
↓
奥津磐座[おきついわくら](467.1m)
※ごつごつとした岩があります。
奥は行き止まりでしたが、ちらと裏側が見えました。
※杖と御神水 杖は必須です。しっくりくるのを選びましょう。
受付の神主さんに、厳しい調子で説明を受けました。
気が引き締まります。
登山目的、ハイキング目的では困ります、あくまでも参拝目的で登るようにして下さい。
また高さではそれほどでもないですが急坂が続くため、生半可な気持ちでは危険だと思います。
しっかり装備をして進むのがいいかと。
[関連記事] 【神社・日本の神さま・など特集】
⇒ 仏像の種類 (お父さんのための仏像講座) [前編] [後編]
⇒ ちょっと特殊な仏像 「鉈彫仏」
⇒ 大天狗像 大雄山最乗寺 (神奈川)
⇒ 天狗のメッカ 高尾山薬王院 (八王子市)
⇒ 河童っぱ~るんぱっぱ、な民話の里「遠野」 (岩手県遠野市)
⇒ かっぱ商店街とかっぱ寺 (東京・曹源寺)
⇒ お寺と神社
⇒ 本地垂迹ってなんだ? (仏教・神道)
⇒ 本地垂迹のややこしい話 (仏教・神道)
⇒ 「臨・兵・闘・者…」でお馴染み、九字の印 (密教)
⇒ 閻魔大王 (天部・仏像)
⇒ 蔵王権現 (本地垂迹・権現) 仏像編 信仰編
⇒ 八幡大菩薩
⇒ 飯縄権現 (本地垂迹・権現)
⇒ 稲荷神社 (前編 ・ 後編)
⇒ 一度は行きたい・奇祭「かなまら祭」 (川崎市・金山神社)
⇒ 曼荼羅ってなんだろう
⇒ 鳳凰像 (平等院)
⇒ こまいぬ[狛犬]
⇒ 河童狛犬 (常堅寺・岩手県遠野市)
⇒ 三猿について (日光東照宮) (庚申信仰)
⇒ 身代わりの手白猿 (滋賀・西教寺)
⇒ 大魔神(海洋堂)
⇒ 六芸神(東京・浅草)
⇒ 超ヒーロー「マブリットキバ」 (岩手県・遠野市)
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本日は…とても”のんびり”とは言っていられない、「三輪山」の登山について、です。
最古の神社という「大神神社(おおみわ・じんじゃ)」
こちらが崇めているのは、なんと「三輪山」と、お山そのものなのでした。
そのために本殿はなく、奥に三ツ鳥居があって、それを通してお山を拝するという原初の信仰形態です。
(※いちおう御祭神は「大物主大神(おおものぬし・のおおかみ)」)
ちなみに三ツ鳥居は勤番所から神主さんを呼び、横から参拝できます。
…でね、その神様そのものな「三輪山」に直接登れるということで、このたび行ってきました。
ぶっちゃけひでるさんは普段座り仕事でスポーツも特にしないため体力はなく、行ったのも真夏の真っ只中であったため…あまり気乗りはしなかったんです。
そのため、事前に色々と調べてみました。
神体山ということで写真・飲食などが禁止されているなど”入山心得十箇条”があり、いまいち期待するような情報は得れませんでした。
そのため、今回のブログでは、実際のところどんなもんか、について書いてみます。
登山できない日付とか、一般的な事柄などについては、他ブログを参照下さい。
※こちらが狭井神社です。
●所要時間について
ちょうど往復二時間でした。(12:33~14:33 ←マジでぴったり二時間)
神社左奥の「狭井神社(さい・じんじゃ)」から入ります。
パンフには二~三時間と書いてありましたが、なるほどそんな感じでしょうか。
登りでは立ったまま休憩、どっかり座って休憩と、ちらほら休みを挟みつつ、頂上「奥津磐座(おきつ・いわくら)」も数分程度の滞在。
降りは一度休憩をしただけでした。
●装備について
番号のふられた「三輪山参拝証」のたすきを首にかけて進みます。
コロコロとした鈴の音が良く、邪魔には感じません。
また、竹の杖を持っていくよう言われますが、なるほど行き・帰り共にある・ないでは大違い。
いくつかありましたので、持ちやすいのをチョイスしてください。
特に降りは足元危険なので、あった方が良いと思います。
服装はやはり動き易いものがオススメ。
食べ物はNGですがいちおう飲み物はOKなので、ペットボトルがあるといいでしょう。
一本だけだとやや少ないかな。
ただ、ガブガブ飲んだとしても、三本は必要ありません。たぶん。
神社には御神水ありますが、頂上までは何もありませんでした。
後述しますが木陰多く、帽子は必要ないと思います。
汗っかきでなくとも、タオルっぽいものはあった方が便利。
また、ひでるさんはギャッツビーのボディペーパー(ひんやりする濡れティッシュみたいなやつ)とウェアデオドラントスプレー(冷却スプレー)を持って行きましたが、これらがなかなか爽快。
特にボディペーパーはよく持続し、ちょっとした風も爽やかに感じました。
オススメ。
ただ、ゴミはきっちり持ち帰るように。
そのほか、余計な荷物は持っていかない方がいいでしょう。
神社に無料のコインロッカーがあったので、御利用下さい。
※三輪山・入口 かなりの急坂なので注意。
●道について
木々が高く木陰も多くあり、八月の炎天下でもそう気温は高くありません。
たまに風も吹いていました。(※冬は寒いと思う)
ただ、道はかなりの急坂で、見上げると進む気がなくなるほど。
まれに進みにくい場所があったものの丸太による階段などで、さして問題ないでしょう。
狭井神社(80m)
↓
↓ いきなり結構な急坂。
↓ ある程度進むと、なだらかになります。
↓
水呑谷
↓ ※そのうち小川が見え、その脇を進みます。
↓
三光の滝・休舎(270m)
↓ ※とりあえずここを目指して進むのがいいかと。
↓ 飲めませんが顔は洗えます。
↓
↓ 付近は急坂多く、根もあるので足ひっかけないよう注意。
↓ ひでるさんは三回くらいひっかかりました。
↓
中津磐座[なかついわくら](364.5m)
↓ ※しめ縄のある岩・木の場所です。
↓ アブがぐるぐる飛んでいて威嚇され、休み辛かったです。
↓
↓ このあたりも急坂です。
↓ たまに分岐がありますが、どちらもそう変化しません。
↓ 浮石も注意。たまにカパカパなってるのがありました。
↓
高宮神社(446.7m)
↓ ※やや平たくなり、建物が見えれば頂上は間近です。
↓
奥津磐座[おきついわくら](467.1m)
※ごつごつとした岩があります。
奥は行き止まりでしたが、ちらと裏側が見えました。
※杖と御神水 杖は必須です。しっくりくるのを選びましょう。
受付の神主さんに、厳しい調子で説明を受けました。
気が引き締まります。
登山目的、ハイキング目的では困ります、あくまでも参拝目的で登るようにして下さい。
また高さではそれほどでもないですが急坂が続くため、生半可な気持ちでは危険だと思います。
しっかり装備をして進むのがいいかと。
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⇒ 本地垂迹ってなんだ? (仏教・神道)
⇒ 本地垂迹のややこしい話 (仏教・神道)
⇒ 「臨・兵・闘・者…」でお馴染み、九字の印 (密教)
⇒ 閻魔大王 (天部・仏像)
⇒ 蔵王権現 (本地垂迹・権現) 仏像編 信仰編
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⇒ 飯縄権現 (本地垂迹・権現)
⇒ 稲荷神社 (前編 ・ 後編)
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⇒ 河童狛犬 (常堅寺・岩手県遠野市)
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⇒ 大魔神(海洋堂)
⇒ 六芸神(東京・浅草)
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