さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

セイヨウミツバチ

2015-04-15 22:29:15 | 昆虫

*2015年4月15日撮影

 昨日も今日も昼前は晴れたものの、午後からは雨。
 特に今日はときおり稲妻が走る雷雨になりました。

 午前中は雲は多いものの晴れていて、気持ち良く散歩できました。
 今日の写真はセイヨウミツバチです。
 春になって花が咲くと真っ先に見かけるようになります。
 この写真は咲き始めた菜の花のまわりを飛びまわっているセイヨウミツバチです。
 口の先が長い尖ったトゲのようになっているのが見えるでしょうか。
 口吻(こうふん)といって、これで花の蜜を吸うわけです。





*2015年4月15日撮影

 セイヨウミツバチというからにはニホンミツバチもいるわけで、これは両方が同時に写った写真です。
 ニホンミツバチは体が黒いのが特徴で、上の方にいるのがニホンミツバチです。
 セイヨウミツバチは黄色っぽい色をしています。下の方で頭をこちらに向けているのがセイヨウミツバチです。
 ニホンミツバチは在来種、セイヨウミツバチは養蜂を目的に導入された外来種です。
 ニホンミツバチは飼育が難しいことと蜂蜜の量が少ないことから養蜂に利用されることは少なくて、したがってほとんどが野生種です。
 セイヨウミツバチはオオスズメバチの襲撃に対抗することができず野生化することが難しいので、ほぼ飼育されているミツバチです。
 もちろん例外はつねにあるのですが、おおむねこのような区分けでいいのではないかと思います。





*2015年4月15日撮影

 ミツバチは花の種類を問わずにやってくるようです。
 今さかりの梅の花はもちろん、咲き始めの桜の花や木蓮の花などにも群がっています。
 少し前はネコヤナギの雄花にもたくさん来ていました。
 この写真は、ツバキの花にとまっているセイヨウミツバチです。
 このあと大きな花の中心にもぐり込んでいきました。





*2015年4月12日撮影

 最後の写真は数日前に撮影した、オオイヌノフグリにとりついているセイヨウミツバチです。
 地面に張り付いているような花にもミツバチはやってきます。

 この写真ではわかりませんが、ミツバチの後脚には黄色い花粉の団子がついています。
 上の三枚の写真ではどれも確認できると思います。
 ミツバチは花粉を別の花の雌しべに運び受粉させることで、植物の新しい命を育んでいます。
 ミツバチだけでなくて、多くの蜂類や花アブなどの昆虫がそういう役目をになっているわけです。

ツバキ

2015-04-14 22:07:44 | 樹木

*2015年4月13日撮影

 会津の鶴ヶ城公園も桜の開花が発表されました。
 まだほんの、ちらほら咲いているにすぎませんが、来週には満開の花の下を歩けることと期待しています。

 春になってさまざまな木の花が咲き始めましたが、ツバキの花も見頃になっています。
 ツバキは花が大きいこともあって、この時期一番のはなやかな花と言っていいと思います。
 この赤い花はヤブツバキでしょうか。





*2015年4月13日撮影

 このツバキは紅白の斑入りです。
 ツバキもさまざまな園芸品種があってさまざまな花が咲き、種類を特定するのは困難です。
 




*2015年4月13日撮影

 これもヤブツバキらしい、赤い花のツバキです。

 冬の間に咲くカンツバキはよく似た赤い花ですが、花も葉ももっと小さいようです。
 カンツバキはツバキという名がついていますが、サザンカの一種なのだそうで、まぎらわしいことです。
 もともとサザンカ類そのものがツバキ科ツバキ属のツバキの仲間なので、似ているのは当然です。
 秋冬に咲くのがサザンカ、春になって咲くのがツバキと、一般的に言われていますが、例外も多くて両者の区別はなかなか難しい場合もあるようです。
 

アオサギ

2015-04-13 22:13:08 | 

*2015年4月12日撮影

 おなじみのアオサギです。川岸の枯れたヨシの茂みにたたずんでいました。
 
 脚やくちばしが赤みを帯びて、これは婚姻色ではないかと思います。
 婚姻色というのは繁殖期の一時期にあらわれる特徴的な体色で、特に雄に顕著に見られます。
 婚姻色は1週間から2週間という短い期間しか現れないので、婚姻色の雄を見るのはラッキーと言えます。





*2015年4月12日撮影

 顔のアップが撮れました。
 目のまわりの青紫色とくちばしの根元の方の赤みが婚姻色と思われます。
 くちばしはもっと赤くなると言われていますが、これからもっとなのか、個体差なのかはわかりません。





*2015年2月20日撮影

 冬のさなかに撮った飛んでいるアオサギです。
 背景が雪一色だったのでカメラが迷わずピントを合わせてくれたので撮影できました。

 さて飛んでいるアオサギは、首を曲げて(縮めて)います。サギ類の特徴です。
 ツルやトキ、コウノトリなどは首を伸ばして飛ぶので、サギ類と区別できます。

アブラチャン

2015-04-08 22:10:07 | 樹木

*2015年4月8日撮影

 早春の木の花、アブラチャンが咲きました。
 遠くから見たらかなり緑っぽいのでまだつぼみかと思ったのですが、そばに寄ってよく見ると、咲いていました。

 もっと黄色い花のようなイメージを持ったのは、サンシュユなどと記憶が混同していたのかもしれません。





*2015年4月8日撮影

 アブラチャンというのは変な名前だと思いますが、漢字では「油瀝青」と書きます。
 瀝青(れきせい)というのはアスファルト、コールタール、ピッチなどの総称で「チャン」というのだそうです。
 油を意味する言葉がふたつ重なって、つまりアブラチャンは種子や皮に油を多く含むことを表しています。
 チャン、はもともと何語なのでしょうね。





*2015年4月2日撮影

 先週撮った写真です。
 このときはまだつぼみでした。
 つぼみはひっそりしていて、あまり目立ちません。
 花が咲いたらパッと目立つかというと、そうでもありません。やっぱり、ひっそりと咲いている感じです。

フキ

2015-04-05 22:35:53 | 草花

*2015年4月4日撮影

 フキノトウが育って花を咲かせています。
 こうなると食べるには遅いので残念と思うか、開いた花がなかなかに美しいと思うか、悩ましいところです。
 フキの花です。
 フキは花が単独で咲き、花が終わってから葉が育ちます。
 葉の茎が一般的にフキとして食べられているものです。
 しかしフキの花のつぼみであるフキノトウも春の味覚として好まれています。





*2015年4月3日撮影

 フキの花はとても風情があります。
 雌雄別株で雄花が咲くものと雌花が咲くものとがあり、普通一本の茎に一個の大きな花を咲かせます。
 それで、最初の写真が雄花でこの写真が雌花だと思います。
 小さな花が集まって大きな花になっていますが、その小さな花をよく見たときに、さらに小さな花が集まっている姿のものが雄花です。
 ごくごく小さい花は開く前は黄色いので、雄花は全体として黄色く見えます。
 一方、雌花は小さい花に白い糸のような雌しべがふきだしていて、全体的に白く見えます。





*2015年3月31日撮影

 フキの花は開花すると茎が伸び始めてどんどん大きくなります。
 この写真は雄花のように見えます。雄花の場合は花粉を出し終われば、花が黒く枯れてやがて茎も枯れます。
 雌花の場合はやがて実を結び綿毛を飛ばすようになるまで、50cm近くまで育つものもあります。
 綿毛が飛ぶ頃には葉も伸び始めます。

 ところでこのフキの花の茎も、葉の茎と同じように食べられます。
 本来のフキよりも少し柔らかくて、フキが好きな人にはおすすめです。