さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

アキノウナギツカミ

2014-09-20 21:23:35 | 草花

*2014年9月20日撮影
 
 晴れていると思えば突然雨が降ったりする毎日です。
 散歩の途中で雨にあうと、とても気持ちが落ち込みます。

 もうすっかり秋で、タデの仲間が咲いています。
 穂状の花をつけるイヌタデや、丸く固まった花をつけるミゾソバなど、米粒のようなピンクの花が集合して咲きます。
 今日の写真はアキノウナギツカミ。タデの仲間でミゾソバのようなちょっと小さい花をつけます。
 細い茎の先にピンクの花、ひっそりと咲いていてよく見ないと気がつかないような花ですが、こうしてたくさん咲いているとそれなりに華やかです。





*2014年9月20日撮影

 花のアップです。
 じつはタデの仲間の花は近寄ってよく見ると、とてもとても美しいのです。
 一つひとつの花は、つぼみは濃いピンクで、薄いピンクの5弁の花となって開きます。
 
 ウナギツカミという名は、茎に下向きの短い刺があり、うなぎだってつかめるだろうという意味だそうです。
 アキノ(秋の)がつくということは、春のウナギツカミもあるということです。
 本来のウナギツカミは春に咲く花だそうですが、私は見たことがありません。





*2014年9月20日撮影

 光の加減で花が白っぽく見えることもあります。
 ひょろひょろした感じの草で、水辺を好みます。

ホトトギス

2014-09-13 23:01:58 | 

*2014年9月13日撮影

 久しぶりに鳥さんの写真を撮りました。
 今日出会ったホトトギスです。
 雨が降り始めたりして条件が悪く鮮明な写真にはなりませんでしたが、野鳥を撮れた嬉しさに免じてお許し下さい。
 黄色いアイリングが可愛い鳥です。





*2014年9月13日撮影

 ホトトギスといえば私は「東京特許許可局」と鳴くという聞きなしが好きで、まさにそのようにさえずると思っています。
 しかしホトトギスという名前もさえずりがそう聞こえたからとされているし、「てっぺん欠けたか」も有名です。
 亡くなった私の母は「包丁欠けたか」と鳴くと言っていました。

 今日はピピピピという声しか聞きませんでした。
 今日のホトトギスはどちらも雌だったのでしょうか。

ハナツクバネウツギ

2014-09-12 23:02:02 | 樹木

*2014年9月12日撮影

 背の低い木でこういう花がたくさん咲いているのを、道路や公園などで見たことがあると思います。
 ハナツクバネウツギまたはハナゾノツクバネウツギといいますが、一般的にはアベリアと呼ばれています。
 ツクバネウツギの仲間をもとにつくられた園芸品種で、大正時代に渡来したといわれます。
 公園など人のつくった環境に好んで植えられているおなじみの木です。





*2014年9月12日撮影

 花のアップはこういう感じです。
 白い花は少しピンク色を帯びて、遠くから見たのでは分からない清楚な美しさを持っています。
 花の根元の若葉が赤く色づいて、白い花をきわだたせています。
 残念なことには普通は少し離れて見るので、白い花と赤い葉と緑の葉が混然一体となって、あまりきれいには見えないということがあります。





*2014年9月12日撮影

 ハナツクバネウツギにはハチやチョウなどがたくさん集まります。
 花の香りが高いことも虫を呼ぶ一因かもしれません。
 今日はセセリチョウたちが群がっていました。
 ほかにはシジミチョウ類、アゲハやヒョウモンチョウ類、クマバチやスズメバチ類、もちろんトンボたちも来ていました。
 ハナツクバネウツギのそばでは、時を忘れてながめていられます。
 

 

ミドリヒョウモン

2014-09-11 22:06:32 | 昆虫

*2014年9月10日撮影

 秋になって黄色い大型の蝶が目立つようになりました。 
 豹柄のヒョウモンチョウとか、タテハチョウなどです。
 なかでもよく見かけるのがミドリヒョウモンです。
 この写真の蝶は色がくすんでいるので雌のミドリヒョウモンのようです。
 うしろの翅の裏側、この写真の翅のうしろ半分ですが、緑色に見えるということからミドリヒョウモンなのですが、あまり緑色っぽくはありません。
 図鑑などにはなるほど緑色だと思える写真が掲載されていますが、なかなか納得できるほど緑色のミドリヒョウモンには出会えません。





*2014年9月4日撮影

 さかさまですが、ミドリヒョウモンの表側の写真です。
 前の翅に4本の太い筋が目立って、雄であることを示す性標とされています。
 雄の方が色が明るくて黄色っぽい色をしています。





*2014年8月28日撮影

 これもミドリヒョウモンの雄の、横から見た写真です。
 逆光で表側の模様が透けて見えるので、翅の裏側の模様はよく分かりません。
 ただ、ミドリヒョウモンを見かけたときの雰囲気としては、この写真のような印象をうけるのではないかと思います。
 黄色くて豹柄の蝶はたいへんインパクトがあるのですが、ミドリヒョウモンもまた美しい蝶です。

 

コスモス

2014-09-10 22:52:43 | 草花

*2014年9月10日撮影

 たまには華やかな写真をと思ってコスモスです。
 風に揺れるコスモスはきれいです。
 いわゆる野草ではありませんが、素朴な感じがしてとても好きです。





*2014年9月10日撮影

 メキシコ原産で18世紀にスペインで「コスモス」と名付けられ、世界中に広まりました。
 「コスモス」はラテン語で「宇宙」を意味するそうです。
 コスモスは欧米でもコスモスなのです。
 ちなみに日本名はオオハルシャギクというそうです。





*2014年9月10日撮影

 日本へは明治時代に渡来したとされています。19世紀の終わりごろです。
 園芸植物として日本でも愛されて、いたるところに育てられています。