*2014年9月12日撮影
背の低い木でこういう花がたくさん咲いているのを、道路や公園などで見たことがあると思います。
ハナツクバネウツギまたはハナゾノツクバネウツギといいますが、一般的にはアベリアと呼ばれています。
ツクバネウツギの仲間をもとにつくられた園芸品種で、大正時代に渡来したといわれます。
公園など人のつくった環境に好んで植えられているおなじみの木です。
*2014年9月12日撮影
花のアップはこういう感じです。
白い花は少しピンク色を帯びて、遠くから見たのでは分からない清楚な美しさを持っています。
花の根元の若葉が赤く色づいて、白い花をきわだたせています。
残念なことには普通は少し離れて見るので、白い花と赤い葉と緑の葉が混然一体となって、あまりきれいには見えないということがあります。
*2014年9月12日撮影
ハナツクバネウツギにはハチやチョウなどがたくさん集まります。
花の香りが高いことも虫を呼ぶ一因かもしれません。
今日はセセリチョウたちが群がっていました。
ほかにはシジミチョウ類、アゲハやヒョウモンチョウ類、クマバチやスズメバチ類、もちろんトンボたちも来ていました。
ハナツクバネウツギのそばでは、時を忘れてながめていられます。