故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

生きるのに休みなし

2022-12-17 06:59:49 | よもやま話

よくやってくれたと、おばさんとおじさんから正月飾りをいただいた。
どちらも、庭木の剪定が縁です。
しめ縄作りの名人は、「青い藁をもらったから、良いしめ縄ができた」と喜んだ。
生きてる部落全戸に贈るらしい。
今や、この辺では田んぼを作る人もいないらしい。
移住してきたばかりの私から藁をもらうなんて、意外だったみたいです。
来年も生きられることが嬉しい。


ほとばしる 今や死語でも 埋もれとない

今日のタイトルは、「生きるのに休みなし」です。
休みがないくらい忙しいともとれる。
そうではありません。
生きるのを休みたいと思う時があります。
あんたが生きてるだけで親孝行と、親は思うでしょう。

ピーピーとなった。
なんの音。
ガス、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機、そしてパン焙炉用電子レンジの音でしょうか。
つけっぱなし、開けっぱなしと仕上がりを報せる警報音がします。
なんかやらかした。
するべきことをしなかった。

朝餉を作り食べる。
体がだるい。
今日は、モデルナワクチンを打つ日。
また、寝込むのか。
妻が三日遅れで打つ。
二人で一人の生活では、一週間身動きできない。

生きるのを休むことが出来ないならと、
小さな箒(20cm長)を持って、かがみながらあちこち掃き掃除。
施設に入っていた奥さんが、日がな施設の門を見て暮らす。
誰か倒れんだろうか。
何も変わったことは起こらぬ。

掃除をしながら腰伸ばし。
洗い物を収納しながらスクワット。
やれやれ、元気が出てきてしもうた。
生きるのを休むことさえ、ままならぬ。

2022年12月17日
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インスタ映え

2022-12-16 03:53:47 | よもやま話

並ぶ列 駅のトイレで 息子殿 

カフェに、食べログ作家が訪ねてきました。
食べる前にあれこれ写して、少し食べてアップされていました。
私達との会話を楽しんで、高得点を付けてくれました。
多くの食ブロガーは、再訪してくれませんでした。

今日のタイトルは、「インスタ映え」です。
ブログの管理者が、「今しか駄目」の、投稿に時間をかけられない仕掛けを作りました。
飾らない日常が受けているようです。

今しか思いつかない。
明日になったら消えてしまう。
そんな心持を綴っています。
インスタ映えとは程遠い、手に垢だらけのブログです。

腹が減るように、必ず目覚めがやってきます。
朝餉を作り、洗濯を繰り返す。
荒れる手や脚に馬油を塗りこんでいます。
やれば、なんでも楽しい。
布団でぬくぬくと過去と未来を考える。
堂々巡りに嫌気がさし、起きる。
そんな毎日です。

現実は、「インスタ映え」とはいきません。
昨日と同じような毎日です。
過去が永遠と思える迄、生き続けましょう。

2022年12月16日
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実家の庭

2022-12-15 00:37:57 | よもやま話

恩返し これがそうかと 荒れ手みる

今日のタイトルは、「実家の庭」です。
妻に背中を押されて実家に向かう。
庭が荒れている。
申し訳ない気持ちと使命感の狭間で揺れる。
横浜から帰ってやることは、3つあった。
井水用ポンプまでの電気配線を埋設。
実家の庭の剪定。
畑の雑木伐り。

電気配線は、埋設管に沿って入れようと決めていた。
埋設管を掘り配管漏れと、ポンプの漏れを修理した。
外で野菜などを洗う洗い場(平面、流し)を設置した。
一週間を要した。

実家の庭の剪定に毎日行っている。
コニファー(樹齢35年:年輪で判断)らしき針葉樹が3本あり、地上7mの高さである。
島の屋敷は、石垣(7m)の上にある。
足場と通路を確保するため、さつきなど低木樹の剪定をした。
コニファーを三本とも2m以下に切りそろえた。
切った枝を軽トラに積んで、自宅近くの畑に運んだ。
すでに、軽トラ3台は運んだ。

出家(実家は本家)のおじさん(86歳)に剪定の腕を見込まれた。
枇杷の木(高さ8m、投影10m)の剪定を依頼された。
気持ちよく受けた。
正月までの仕事となった。

毎日、40分かけて20Kmを走り、島の反対側の実家に向かう。
妻に松の剪定を任せる。
自分の好みの仕上げが楽しいみたいである。

身体のあらゆる筋肉が痛い。
田舎暮らしは厳しい。
しかし、気は晴れる。

2022年12月14日
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免許を返納したら

2022-12-10 07:27:01 | よもやま話

いつ返す 車なくても 暮らせるさ

ワールドカップを見ました。
PK戦でブラジルは、クロアチアに敗れました。
今日のタイトルは、「免許を返納したら」です。

いずれ、免許返納を検討することになるでしょう。
経済評論家は、50歳を過ぎたら都市部に住み替えた方がよいと勧めています。
田舎に住むとしても地方都市が良い。
公共交通機関が充実している場所だからです。

島にも公共交通機関はあります。
バス、タクシーと船です。
例えば、現在住んでいる場所から実家に行くとしましょう。
島をぐるっと回って20Kmの距離です。
制限時速40Kmの島の道を車で走って40分かかります。

今までバスを使ったことが有りません。
シミュレーションをすることにしました。
徒歩20分。(自宅ー切串桟橋)
市が契約している私設タクシー(オレンジ号:300円)に乗る。(切串ー小用間)
江田島バスに乗り換えゆめタウン(運賃310円)まで行く。(小用ーゆめタウン)
高田桟橋ゆきの江田島バスに乗る。(運賃300円)(ゆめタウンー高田桟橋)
要する時間は、97分です。往きの料金は910円です。
4時間ばかり滞在して、帰りのバスに乗ります。
乗り継ぎが良くても、待ち時間が多く110分です。料金は800円です。
朝8時50分に出て、16時半に帰る。合計料金1710円です。

昔は、隣村に行くのに船で行きました。
島の道は海岸線を走り、トンネル(55年前開通)がない時は山越えをしました。
切串桟橋から高田桟橋に行く船便はありません。
どちらの船も宇品港経由となります。
(水戸から前橋に行くのに、東京経由が早いのと同じです)
徒歩20分。(自宅ー切串桟橋)
切串桟橋から上村汽船のフェリー(運賃470円)に乗る。(切串桟橋ー宇品港)
高田桟橋行の瀬戸内シーラインの高速艇(運賃980円)に乗る。(宇品港ー高田桟橋)
朝7時20分に出て、110分かかります。料金は片道1450円です。
5時間滞在して、船を乗り継いで、自宅に帰るのに要する時間はやはり110分です。
合計2900円かかります。
(片道1450円の運賃では、東京からJRを使い小田原、小山、大月まで行けます)
車で40分が、往復2900円かかり、一日仕事です。
歳をとると、交通弱者になります。
島の中でも、車がないと遠い場所ができると言うことです。

老人には必須で苦労する買い物や病院はどうかと言うと、
農協のマーケットと病院があります。
共に徒歩で10分です。
色々なものを買いたい時は、広島に行くことになるでしょう。
フェリーで25分です。料金は片道470円です。
インターネットが使えれば、通販でもよいでしょう。
近い将来、ドローンでコンビニから届くようになるでしょう。

都会に住んだ方が良いと言われる経済評論家に言いたい。
島で中古住宅を買うとしても、東京の1/10の価格です。
一生涯、ローンで苦しまなくても済みます。
住宅(空き家)を購入したら、畑(耕作放棄地)と山(保安林)が付いてきました。
野菜は、耕作放棄地を畑に開墾し、自家栽培をしています。
釣りにも行くので、スーパーで魚を買わなくなりました。
広島のセンター八丁堀迄公共交通機関を利用して片道1時間です。
都会のサラリーマンの平均通勤時間は片道1時間半です。
都会ゆえの問題もあります。
近所が100m離れた田舎にも問題は多い。
置かれた状況を分析し暮らしが成り立つようシミュレーションを怠らない。

免許を返納しても暮らせるよう準備をしなければなりません。
孤独にならぬよう、
家族と密に連絡を取り合い、地域とコミュニケーションを計ります。
島では、なんでも自分でやらなければなりません。
農業だけでなく、大工仕事も配管工事もしなければなりません。
それが、自分を助け、地域の年寄りを応援することになります。

今は、車(軽トラと乗用車)を毎日使います。
年間走行距離は、20000Kmを越えます。
あと何回、横浜に車で行けるか分かりません。
広島から横浜まで直交(8時間)だったのが、一泊二日になり、二泊三日になるでしょう。
車がだめなら、新幹線も飛行機もある。
免許を返納しても、暮らせるよう、日々身体を鍛え自分の足で歩けるようになりましょう。

2022年12月10日
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時間が薬

2022-12-08 03:22:11 | よもやま話

一本杉 母から巣立ち 土に帰す

懸案の井水配管チェックを始めて、すでに一週間が経過した。
埋設配管を掘っていると、真砂土から黒土に変わる。
配管が東京の地下鉄のごとく何層にも配管されている。
購入した中古住宅の歴史を見る想いです。

今日のタイトルは、「時間が薬」です。
現役時代は、仕事の成果だけを追い求めていた。
仕事のストレスを、「飲む打つ買う」で解消していた。
短時間で満足を得ようとしました。
大いに稼ぎ、大いに使う。
仕事以外で得たものは、ツケばかりでした。

仕事を辞めて、一年になります。
ツケを払っている感じです。
何もしてこなかった故郷への恩返し。
お世話になった人(友人、家族、世間)への恩返し。
悪行の償いをしています。

時間があっても、意思がなければ何もできないのと同じです。
何よりも救われるのは、自分への恩返しです。
「時間が薬」と老人が言う。
若い時のように身体は動かないが、時間をかければ同じように達成できる。
そういうことだろうか。
私にとって、「時間が薬」とは、「気づかせてくれる時間」をいただけた。
薬は、自分の中に沁みこみ、長い時間をかけて効能を発揮した。
薬が何か、解答を探している。

2022年12月8日
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