故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

選択

2021-07-13 02:08:09 | よもやま話

絵のタイトルは、「あなた色に染まる」です。
勇気を持って、染まりましょう。
たまには、まだらになることもあるでしょう。
あなたらしい、オリジナル色です。


捨てる詫び 繋ぎ捌いて 足りる幸

妻が故郷に帰って3日が過ぎた。
電話で起こされて眠れなくなり、ウイスキーを寝酒に選択した。
そろそろスキットル(Skittle)を空けなきゃと思っていた。
うん?本来のウイスキーの香りを期待して口に含んだ。
金属の臭いがする。ガラスのコップの埃の臭いかもしれないな。
飲んでしまえば、それも忘れて、喉も胃も焼ける。
早く、空けなきゃ。残すなら瓶が良い。

延命治療をするかどうか、医者から聞かれる。
もう、充分生きたから、苦しませたくないから、しないように言おう。
このまま逝っちゃうの、一目会いたいから前回はお願いした。
姉妹で話すことにした。姉さんの意見を尊重しよう。
姉さんも、的確な判断ができる妹の意見を参考にしよう。

今日のタイトルは、「選択」です。
結局、延命治療の「選択」をすることもなく、危篤となった。
辛い選択をしなくてよかったと、子ども達は母さんに感謝する。
そこにいく。

歳を重ねるごとに、コーヒーや食べ物の好みを積極的に言おうと思う。
ミルクも砂糖も入れて、いやブラックでお願いします。
食べたいものがあればリクエストをする。
認知症対策です。

転職もし、そのため転居もした。
居心地の良さを排除してきた。
冷水か熱湯か、入ってから分かる。
自分の居場所を見つける迄時間はかかるが、後悔はしない。

時々、この選択でなかったらと考えるようにしている。
想像力を掻き立てるためである。
第4夫人迄許される。
一回りしたら、第一夫人に戻らなければならない。
2週間の草刈ローテーションとは違うな。

ヤングケアラーは、選択の余地もない。
自分がやらなければ。
親だからと、介護のために仕事を辞める。
結婚するから、子供を産むから仕事を辞める。
選択ができる世の中であってほしい。
遅ればせながら、私も「捌ける」人になりたい。

2021年7月13日
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2021-07-10 03:35:02 | よもやま話

きゅうりのくびれを見て、「いい男いないかしら」(絵のタイトル)と
想像するのは私だけでしょうか。
瀬戸貝(ムール貝)を採りながら、お袋がにやついていた。
女のモノにそっくりだと。
同じく採っていたかみさんは、無視した。


今日のタイトルは、「種」です。
種なしぶどうは、どのようにして次世代の苗を作るのか知らない。
接ぎ木でやるのか遺伝子組み換えでやるのか、受粉でやるのか知らない。

私達は、優れた種を「種物屋」から購入する。
できた作物の種を保管し、翌年その種を蒔く。
2世代までは、固有種の優れたところを引き継ぐらしい。
3代目は植えず、また「種物屋」から購入する。

酒の醸造で使う麹菌も同様らしい。
醸造研究所から買った方が、自家培養したものより安定した品質の酒が作れるとのことだった。
ビールメーカー大手の強いブランドの醸造菌は、代々門外不出で管理される。

この地で、30種の野菜や花に挑戦した。
妻は、種を採り大事に保管し、翌年使う。
故郷に、種だけ持ち帰る。
そして、故郷の種物屋と仲良くなる。

妻に散髪をしてもらいながら、花豆の花(朱、白)に群がるミツバチを眺めていた。
鼻が良いのか、眼が良いのか、ミツバチは間違いなく花から花に飛び交う。
彼らがいるから、受粉できる。
受粉できるよう、花を覆っている草を取らなければならない。

猪はハーブが嫌い。
猪は、甘くない果実は嫌い。
それを試してみたくて、いろんな花やハーブを植える計画である。
犬のふんを置いておくと近寄らないとも聞く。
できれば、オオカミの小便を入手したい。
絶滅危惧種のニホンオオカミを、猪は知らないかもしれない。
ミミズを培養して、掘り起こしてほしい山の下草の辺りに撒きたいとも思う。
高地の草地に生える薬草も植えたい。
ミツバチに一働きしていただいて、薬草入りの蜜も採集したい。

ここで学んだ共存の道を探りたい。
そして、地域活性化のソフトを試し伝承したい。
やぎを飼い、耕作放棄地に放ち草を食んでもらいたい。
そんな夢を追う。

2021年7月10日
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梅雨の晴れ間

2021-07-09 01:36:28 | よもやま話

ジャガイモの花は、白(トーヤ)、薄紫(キタアカリ)、紫(メ―クイン)と色々です。
絵のタイトルは、「紫はメークイン」です。
この辺りは、キタアカリが適している。
料理にしても、つぶれやすく、ほくほくと美味しい。
我が家でも、半分以上はキタアカリ(芽の部分がほんのりピンク)です。


梅雨晴れ間 妻はワクチン ジャガを打つ 

今日しかないと、ジャガイモを掘り始めた。
今日のタイトルは、「梅雨の晴れ間」です。

じゃが芋のつるは、すでに枯れており草に隠れていた。
草を抜く握力が落ちていき、最後には尻もちをついて草削りを入れて草を根こそぎ抜く。
梅雨の晴れ間に掘るから、土も重い。
3時間かけて、二人で14行(15m/行)掘った。
4種類のジャガイモ(キタアカリ、トーヤ、メークイン、アンデス)を約80Kg収穫した。
これまでに40Kg以上収穫しているので、今年も去年に続き豊作である。

赤ぽく(赤土が多い)は水はけが悪く、梅雨時に収穫できず腐らすことも多い。
我が家の畑は、黒ぽく(火山灰土で黒色)で水はけもよく、梅雨の晴れ間に一挙に収穫できる。
ジャガイモは手をかけてやると応えてくれる。
有機物(我が家では、カフェで出た残滓に糠を混ぜたコンポスト)と石灰をたっぷり入れる。
20星テントウムシ(葉を食べる害虫)を駆除する。
成長に併せて畝を高くする。(芋を日光に当てないため、当たると緑色になり毒を持つ)
草を丹念に抜く。
畑をやって6年が過ぎた。3年間は、収穫もままならず勉強の年になりました。
やっとまともに収穫できるようになったのは、4年目からです。
この時期、東北のスーパーで売られるジャガイモは、長崎県などの九州産でとても高値です。
小さくてもよいと、この辺りの農家は、自家消費分を早めに掘ります。

朝食後、一時間ばかり風に当てコンテナに入れ、納屋に収納した。
これだけでは、終われない。
長い草とジャガイモのつるを一輪車で運び、かぼちゃの周りやスイカなど蔓もの用草マルチに使う。
やっと、カンリキ(耕運機)を使える状態となり、延々と鋤く。
鋤き終わったのは、夕方になってしまった。
今鋤かないと、畑は長雨で草に覆われることになる。
仕事を持っているものは、このチャンス(梅雨の晴れ間)を活かせない。
赤ぽくの畑も入れない。長靴が埋もれて足を運べない。

似顔絵どころではなくなり、一杯飲んでバタンキューでした。
農家ができる身体になってきたと感じる。
都会から来て、5年もかかりました。
背中やふくらはぎに筋肉痛は残るものの、腰を痛めることはなくなった。
ドライバーをブンブン振れる。

多少の雨なら草刈はできる。

2021年7月8日

<<あとがき>>
この時期、草との戦いと言われる。
私は、草刈が好きである。
草刈り機は、自分でメンテナンスをしている。
高価だが、石に当たっても刃こぼれしない刃を使っている。
草を抜くから、握力も強くなる。
刈り取った草を鋤きこめば、土がふかふかになると知った。
草を生やしたままの有機栽培の話も聞く。それもよし。
勉強しながら、自分流にやればよい。
(筆者)
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質問ありの講演

2021-07-08 04:50:57 | プロジェクトエンジニアー

盆栽を見る女性です。絵のタイトルは、「距離感」です。
何とかメーターでピンまでの距離を測る。
そんなに遠かったのかと、力が入り打った球はあらぬ方向へ。
聞かなきゃよかった。
そうじゃない。
自分の距離感を信じて打てばよかったのです。



今日のタイトルは、「質問ありの講演」です。

夫婦とは 秘密共有 さらに謎

かつて勤めたエンジニアリング会社で、上司の方がいました。
一見ぱっとしない亜流の方のように見えました。
会議や知識を得るためのインタビューをした時、その方のメモはたった2行だけでした。
記憶力が良いとかではないと感じました。
多分、理解することに集中していたのではないかと想像します。
理解とメモに要する時間は相反する無駄と思っていたんじゃないでしょうか。

ママがいる店に行けば、その方は平気で女の方のお尻を触っていました。
新入社員(中途入社)の私が暇そうにしていると、
ベテラン部下が執筆した仕様書(あるいは報告書)のチェックをさせました。
驚きました。
勇んで、思い通りに赤字を入れて添削しました。
ベテラン社員は当然のごとく、私の指摘を無視されました。
頼んだその方も、それでよしとされました。
その方は、私の能力を見ただけなのです。
その後もそんなことが続きました。
その方は、ベテラン社員と私でチームを組み大事なプロジェクトを遂行しました。

なぜ、こんなこと「質問ありの講演」を書こうとしたのか。
あれこれ準備しても、原稿がなくなったとか、
私が用意したスティックメモリーを会場に用意されたプロジェクターが受け付けないなどで、
講演を聴きに来られた皆さんが手持無沙汰の様子である。

私の講演は、少し説明しては質問を受け、横道にずれ通しでした。
本質を知っているので、キーポイントを外すことなく講演を進めました。
皆さんが面白そうに聞いている。
そんな夢をみて起きだしました。

限られた時間を、万人が平等に持っています。
16歳で東大に合格したカリス(韓国人、後に日本の永住権を取得)さんは、
「ギャップ(到達点と現在の自分の能力)を埋める作業が、受験勉強であり成功する手法の一つである」
と言う。(ユーチューブで視聴)
そうなんだと納得し、この稿を書くことにした。

いよいよ今日から小学生の似顔絵に挑戦する。
引率の手伝いをした大人も含め、46人の似顔絵を描くことになる。
さあ、始めましょう。

2021年7月8日
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思いきりクラブが振れる

2021-07-07 06:05:46 | よもやま話

故郷広島の猿猴川に浮かぶ「ボート小屋」です。
やっと抜け出せると、勇んで東京へ出ました。
思いきりよく飛び出したものの、何しろ考え違いとやっちゃったの繰り返しでした。
失敗しようが、なんてことなかった。
だから、生き延びることができたように思う。


道具より 練習時間で 金使う

今日のタイトルは、「思いきりクラブが振れる」です。
昨日のゴルフは、スコア上散々の結果でした。
今は耐えるときです。
練習場で、300ヤードを飛ばす人を見た。
スイングスピードが速くなるような打ち方をしていた。
10球打って、5球は300ヤード近く行く安定感もあった。

さて、自分のこと。
見た翌日、同じようなフォームで打つことにした。
クラブを思い切り振ることができた。
昨日一緒に回った友人も似たような打ち方をしていた。
飛距離は、出ていた。安定感もあった。

かつて、上野の恩寵公園で係別のソフトボール対抗戦があった。
もう、40年も前のこと。
ヒットはしょうがないと、外野を4人にされるシフトを敷かれた。
内角玉で三振を取られた次の打席には、三塁側の応援団にフェンスの後ろに下がってもらった。
内角攻めを思い切りスイングして、応援団の中にぶち込んだ。
一転外角攻めに来たところを、待ってましたと振り抜いた。
球は、ライトフェンスを越えた。

昨日はそんなことを思い出しながら、ぶんぶん振り回すことを繰り返した。
当てに行って失敗。
タイミングが合わず左右へOB。
球の頭をたたいてチョロ。
最後まで貫いた。
納得の球筋が、何球かあった。
それで満足だった。
次はうまく行く。
反省会で、友人とゴルフ談議に話は弾んだ。

今日は、健康診断の検診日です。
背中の筋肉も、足の筋肉も張っている。
朝餉は食べられないから作らない。
それでも台所に立ち、淡竹を煮、きうりのワサビ漬けをこさえた。

2021年7月7日
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