故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

2021-07-10 03:35:02 | よもやま話

きゅうりのくびれを見て、「いい男いないかしら」(絵のタイトル)と
想像するのは私だけでしょうか。
瀬戸貝(ムール貝)を採りながら、お袋がにやついていた。
女のモノにそっくりだと。
同じく採っていたかみさんは、無視した。


今日のタイトルは、「種」です。
種なしぶどうは、どのようにして次世代の苗を作るのか知らない。
接ぎ木でやるのか遺伝子組み換えでやるのか、受粉でやるのか知らない。

私達は、優れた種を「種物屋」から購入する。
できた作物の種を保管し、翌年その種を蒔く。
2世代までは、固有種の優れたところを引き継ぐらしい。
3代目は植えず、また「種物屋」から購入する。

酒の醸造で使う麹菌も同様らしい。
醸造研究所から買った方が、自家培養したものより安定した品質の酒が作れるとのことだった。
ビールメーカー大手の強いブランドの醸造菌は、代々門外不出で管理される。

この地で、30種の野菜や花に挑戦した。
妻は、種を採り大事に保管し、翌年使う。
故郷に、種だけ持ち帰る。
そして、故郷の種物屋と仲良くなる。

妻に散髪をしてもらいながら、花豆の花(朱、白)に群がるミツバチを眺めていた。
鼻が良いのか、眼が良いのか、ミツバチは間違いなく花から花に飛び交う。
彼らがいるから、受粉できる。
受粉できるよう、花を覆っている草を取らなければならない。

猪はハーブが嫌い。
猪は、甘くない果実は嫌い。
それを試してみたくて、いろんな花やハーブを植える計画である。
犬のふんを置いておくと近寄らないとも聞く。
できれば、オオカミの小便を入手したい。
絶滅危惧種のニホンオオカミを、猪は知らないかもしれない。
ミミズを培養して、掘り起こしてほしい山の下草の辺りに撒きたいとも思う。
高地の草地に生える薬草も植えたい。
ミツバチに一働きしていただいて、薬草入りの蜜も採集したい。

ここで学んだ共存の道を探りたい。
そして、地域活性化のソフトを試し伝承したい。
やぎを飼い、耕作放棄地に放ち草を食んでもらいたい。
そんな夢を追う。

2021年7月10日
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